アムチの脈診


「アムチ、脈診して~」。

子ども達は何かちょっとでも不調があると
アムチに脈診を求めます。

20170724_184626.jpg
丁寧に脈診するアムチ。

でも不調の時ばかりでもなくて
ちょっと甘えたくて脈診を申し出る時もあります。
脈診は心と体の状態を測ると同時に
子ども達とアムチの
コミュニケーションの1つでもあります。


脈診は本当に不思議です。
まだ病気ともいえない段階の事も
的確に言い当てます。

日本人の感覚からすると「不思議」に思えますが
アムチからすれば
「脈に全てが現れるのだから、当たり前」
なのだそう。


以前、とある国の患者さんが
チベット医学に興味を持ち、
健康診断がてらアムチの脈診を受けにいらっしゃいました。

アムチのクリニックをお尋ねくださる2カ月ほど前に
人間ドックのような健康診断の検査を受診されていて
そこでは何の問題もないとの結果だったそうです。

しかし脈診をしてみると…
アムチの診断は「超初期のガン」。
ある特定の部位について、
ごくごく初期のガンの兆候があるとの事でした。

しかしアムチ曰く
「あまりにも初期のため、先進国のどんな医療でも
 現在の状態からガンを発見できない。
 ただほぼ確実にこの後、症状が進んで、
 いずれガンだと分かる日が来る。
 だから今、患者をいたずらに不安にする必要はないから
 ガンだとは伝えないように(通訳しないように)。
 ただ体質的に不安があるから、
 絶対に定期検査を怠らないようにと念を押しておくように。」
と言われました。

1年後、その方は西洋医学の検査によって
「初期のガン」であると診断されました。
場所はまさに、アムチが指摘した部位でした。


また別の例では
出産後1年の女性を脈診した際
「約1年前に出産」としかアムチに言っていないのに
それが多産であったこと
子どもの人数
現在の子ども達のそれぞれの身体的な特徴
までを言い当て驚かされました。
それらがどれも現実と正確に合致していました。

なぜ、多産だと分かったのか、
なせ、出産から時間が経過し
生命体として1年も別の生き物として生きてきたのに
母親の脈診で、それぞれの子ども達の
「現在の」顕著な身体的特徴が分かるのか
不思議で仕方がありませんでした。

あまりにも不思議だったのでアムチに尋ねてみると
「そんなの脈診すれば分かるに決まってるだろ?」と
ちょっと呆れたように言われ
さらに驚かされました。


アムチの診察に立ち合うと
上記のような診断は日常の事です。

でもやはりチベット医学にも
得意な事と不得意な事があります。

チベット医学は予防に重きを置いています。
病気が病気として発症する前に察知し
個々の体質に見合った生活習慣の改善や
天然薬の服用によって
それらが大きな病気になることを防ぐことは得意です。

しかし、急性の疾患や細菌、ウイルス性の病気
発症してから長く放置された病気などは
圧倒的に西洋医学の処方が効果的です。

東洋医学も西洋医学もそれぞれに
長所が違います。
それらをうまく使い分けて、
より人生の質が高まるようにと願っています。


こちらは、アムチの横で
脈診の真似をするタシ。
「はい、力を抜いて呼吸を整えて~」
184649.jpg
ちょっと笑いながらラクパが診察を受けていました。
スポンサーサイト

| チベタン・チルドレンズ・プロジェクト - スタッフブログホーム |

コメント

僕は数年前から酷い不眠症で、ネパールに行く機会があったらアムチノ治療を受けたいと思ってましたが慢性期は得意ではないんですね。残念です。脈診は日本でも鍼灸師がやってますね。脈診を専門に教えているところもありますね。
僕も昔利用していた鍼灸師が脈診やってました。
脈で病気が分かるって不思議な感じがしました。
漢方薬みたいに原理は分かってなくても1000年以上の臨床の結果として分かるんでしょうね。
僕を脈診した鍼灸師は盲目でしたが、身体の中も透けて見えるかのようでした。

脈診とは違いますが、病院で働いていて、次に死ぬ人が分かる看護師がいました。本人によると匂いが変わるそうでした。よく当たっていました。
人間の潜在能力って凄いですね。

でんすけ様

コメントを頂き、ありがとうございます。

> 僕は数年前から酷い不眠症で、ネパールに行く機会があったらアムチノ治療を受けたいと思ってましたが慢性期は得意ではないんですね。残念です。脈診は日本でも鍼灸師がやってますね。脈診を専門に教えているところもありますね。

不眠は本当に辛いですよね…。不眠になると心身ともに疲れがとれず生活の質が悪くなりますし、免疫力も下がり病気にもなりやすくなりますので、是非良い睡眠がとれるようになって頂きたいと思います。チベット医学は慢性期は得意ではない…とは一概には言えないのですが、根本的な体質改善を行うのでどうしても時間がかかってしまいます。さらに経験的に言うとチベット薬の効果は、体力があり若い方ほど早く出るので、年齢を重ねた方は目に見える結果が出るまでに時間がかかり、変化も少しづつになります。ですのでご年齢によっては結果が出る前に治療を止めてしまう方もおられます。根本的な病気の原因の改善を行いますので、どうしても時間がかかってしまいます。

一方、西洋医学の薬はすぐに睡眠がとれる状況にはなるかと思いますが、対処療法的な処方が多いように思います。ただやはり眠れない状態は辛いので、対処療法であってもまずは眠ることを優先し、その後に根本的な原因に取り組む…などそれぞれの医療の長所を組み合わせて病因に対処することが理想的だと考えています。

> 脈診とは違いますが、病院で働いていて、次に死ぬ人が分かる看護師がいました。本人によると匂いが変わるそうでした。よく当たっていました。
> 人間の潜在能力って凄いですね。

こういう方、実際にいらっしゃるようですね。
多くの人間が感じる範囲以上に微細な生命体の特徴の「何か」を感知できる能力をお持ちなんだと思います。
本当に人間の潜在能力ってすごいですね。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する