庭で


タシが庭で遊んでます。

犬遊び

クンデ・ハウス犬の「ニマ」と一緒に。
「ニマ」とは、チベット語で「太陽」という意味です。

以前の家では、ニマは鎖につないでいました。
今は、自由に動き回っています。

庭が広くなって、ニマも大喜びです。

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定額給付金


3月以降、各自治体を通して支給された「定額給付金」。

先月、ある方から
「定額給付金が出たので、これをTCPにお送りしたいのですが。」という
お申し出を頂きました。

正直なところ、とても驚きました。

多くの場合、このような臨時の収入があったら
ちょっと美味しいものを食べたり
以前から買おうと思っていたものを、思い切って買ったり
小旅行に行ったり
そういう消費行動になるのではないかと思うのです。

定額給付金を受け取られたこの方が
その使い道の選択肢のひとつとして
TCPを思い浮かべていただいた…
もうそれだけで、本当に本当にありがたくて(涙)。

そして、もっと驚いたことに
そういう思考をされたのは
お一人だけではなかったのです。
「ひゃー、日本人ってスゴイ!」
勝手に一人で感激しました。

定額給付金を、海外で活動する福祉団体に寄付することは
麻生総理の意図された使い道ではないでしょうけれど…
麻生さん、すみません。
でも、日本で消費することの
何倍もの喜びに変わるので、許してください。

定額給付金をご寄付頂いたという現実的な行為以上に
この方々が、ご自分達の生活のなかで
いつもTCPを、お気にかけてくださっているのだということが
本当にこの上なく嬉しくて…
感謝でいっぱいです。

ありがとうございます。




盛り上がってます!チベット語の授業


現地校に通う子ども達は、学校にいるあいだ
英語のみで過し、チベット語を話さないので
アムチが毎日、帰宅後に1時間
チベット語の補習をしてくれています。
(参照:チベット語の補習

最近は、忙しいアムチに代わって
アパーが先生をしてくれています。
アパーはとても熱心です。

なので、帰宅後1時間の授業が
夕食後2時間に変更されました(笑)。

今日は朗読の小テスト。


年少ながら、カンドはすらすら朗読しています。
チベット語の授業カンド

お次は、ドルジェ。
ドルジェは勉強が苦手です。
「えー、えー、えーーーーっつとおおおお。」
ドルジェは勉強が苦手

続いて、これまた勉強苦手のペマ。
僕もついに覚えたペマ

でも何と、ペマはちゃんと最後まで朗読できました!
「やったっ!!ついに僕、覚えたよ!」
誇らしげな笑顔を見せました。

お勉強好きな女の子たちは、順番争い。
毎度のけんか
「あーん、アタシが先だもん!」

勉強すること自体が苦手でも
単語をなかなか覚えられなくても
それでも、一生懸命取り組むのは
やっぱり文字が読み書きできた時に
とても嬉しいからだと思います。

みんな今日も、楽しくアパーの授業を受けています。


学校の制服


クンデ・ハウスの玄関にて。
ネームプレート1

朝の登校前の様子です。


あれ?女の子が半分いるはずなのに
スカートの子、少なくない?と思われた方。

そうなんです、
ナムギャル・スクールなどのチベット系の学校の制服は
男の子:ズボン、女の子:スカート
ネパールの公立小学校の一般的な制服は
男女ともに、ズボンなんです。

なので、スカートの子が2人しかいません。
女の子も髪を短くしているから
(ネパールはこの時期、すごく蒸し暑いので、みんな短髪です。)
男の子か、女の子か、写真だけだと見分けがつきにくいですね。


今日も元気に、「いってきま~す!」。

夜のひととき


夜のひととき。

リビングにて。



アマーは女の子達と、やさしく語らい
アパーは、壁掛けタンカの補修をしています。

壁掛けタンカを修理する父


穏やかな時間が流れます。



今日は、「世界難民の日(World Refugee Day)」です。

2000年12月4日に、国連総会の決議によって定められたこの日には
難民の支援に対する理解を深めるために
世界の様々な国で催しが行われます。

TCPに所属するチベット人の子どもとスタッフは
全員が難民です。


命をまもるために
人としての尊厳をまもるために
祖国を棄てることを
選択せざるを得なかった人生に
ほんのちょっとだけ、思いを馳せて頂けたなら
きっと確実に
未来が変わると信じています。


歯磨き


先日初めて見つかった、ダワの虫歯。 (参照:虫歯の治療

本人も痛い思いをしなくちゃいけないし
TCPのお財布も、痛い思いをしなくちゃいけないので
歯磨き指導に力を入れています。

アパーの指導のもと、みんなで歯磨き。
朝の歯磨き


みんな結構、真剣です。
ダワから虫歯の怖さを聞いたからなのかな?


笑えない笑い話


ある日の出来事。

スタッフが小麦粉の重さを量りたいとのこと。
きっちりと分量を量って、
計画的に食材を管理するのはとてもいいこと!と張り切って
私物の電子計量機(スイス製のお高いやつ)を貸しました。

夕方、キッチンの計量機を見ると、とても綺麗になっているものの
スイッチをONにしても反応なし。
なぜ??


加藤 「どうしてスイッチ入らないのかな?何かした?」

スタッフ 「汚れたから水で洗っただけなのに、おかしいですね…。」

加藤 「・・・・。」


怒るに怒れず。

加藤 「電気や電池を使うものは、今後は水洗いしないでね。」

そう言うのがやっとでした。



あー、きっとこれって日本では、笑えるでしょうね…。
あんなに大事に日本から持ってきて、使っていた貴重な計量機
ショックで私は笑えません…。

広い庭


引越しして、とても庭が広くなったクンデ・ハウス。
子ども達も嬉しそうで、何よりです。
毎日、広い庭で遊んでいます。

アパーと、バドミントンをする子ども達。
アパとバトミントン


この時期、ネパールは雨季でとても暑いこともあって
たくさんの時間を、庭で過します。


みんなでスイカを食べています。
スイカ


庭が広いって、いいですね。


肉好き


5月25日から始まった、サカダワ月。
この期間、全ての行いは倍増されると信じられています。
なので、人々はいつにも増して正しい生活を送ります。

また多くのチベット人は、
サカ・ダワ(今年は6月7日)の少なくとも一週間前から
肉食を絶ち、菜食生活に入ります。

TCPでも、6月1日より
全ての食事を菜食にしています。
アパーの作る食事は、とても美味しいので
お野菜だけでも、全く気になりません。


しかし、菜食宣言したはずのアムチは
肉断ちを、わずか1日しか守れず
その後は体裁が悪いのか、みんなとご飯を食べずに
家で、自分で料理をして食べています。

カム出身者は、一般に肉好きだと言われています。
アムチも、カムの出身です。
あんなに真面目なアムチでも
肉の魅力には、勝てないのですね(笑)。

働き者のアパー


クンデ・ハウスの子ども達は
住み込みで働いてくれているスタッフの
寮父さんを、「アパー(お父さん)。」
寮母さんを、「アマー(お母さん)。」と呼んでいます。

アパーは、とっても家事が上手で、働き者です。



新品の制服を、さっそく学校で破いてきた日には
黙って、つくろってくれました。

チクチクお裁縫中の、アパー。
制服を縫う父



毎回、美味しいご飯も作ってくれます。
あんまり家事が得意じゃないアマーにも
的確に指示を出してくれます。

食事の支度をする、アパーとアマー。
新しい台所で



子ども達の宿題だって見てくれます。
11人だから、きっと大変だと思います。

登校前の、宿題チェックをするアパー。
朝の宿題チェック


本当に、とっても働き者です。


語学教室


語学教室の生徒も
順調に増えてきています。

英語教室の授業。
学校


授業も後半になってくると
この様に、先生が教卓から乗り出し
生徒も接近して、授業が盛り上がります。

一番年少の生徒は11歳。
最近では、小学生も習いに来るようになりました。

この日、生徒の半数以上を占めているお坊さん達は
法要のため、全員お休みでした。

何気に、隣のチベット予防医学室から
アムチも授業参観に来ています。

里親さんからの手紙


里親サポーターのTさんより
可愛いカードとご本人様のお写真を
里子のクサン・ディキに、お送りいただきました。

とてもシャイで、
クンデ・ハウスに来たころは
笑うことが出来なかったクサン・ディキ。

最近はとても活発になりましたが
それでも一人だけで写真を写すとなると
とても緊張しています。

ちょっとだけ恥ずかしそうな記念撮影。
クンサンからありがとう


カードとお写真をとても大切にしています。

ある夜、寝る前に、何やら怪しげな行動をとるクサン・ディキ。
枕の下に、何かを隠しています。
とがめることなく、そのまま何日か観察してみると
何と隠していたのは、里親さんから頂いた、カードとお写真だったのです。

大事なものだから、
眠っている間に、どこかへ行っちゃったりしないように
片時も離れず、見守るために
枕の下にいれているのだそうです。

里親さんとのいい夢が見られたかな?


また数日後、今度はカードとお写真を
毎日、通学カバンに入れている事が発覚!

大事なものだから、
学校に行っている間に、どこかへ行っちゃったりしないように
片時も離れず、見守るために
学校に持っていっているのだそうです。



一枚のカードとお写真が
クサン・ディキにとって、どれほど嬉しかったのか…。

現地のスタッフ達も、この可愛いクサン・ディキの行動に
心が、ほろりとしました。


たくさんの愛情と、思いやりを注いでくださる里親Tさん
いつも、ありがとうございます。



子ども達の純真さも
サポーターさんたちの、心をくだいた思いやりの数々も
素晴らしい輝きに溢れていて
感謝でいっぱいです。


虫歯の治療


ダワの口の中に、虫歯を発見!
どうも予想外にたくさん、虫歯があるようです。

学校をお休みして、病院へ連れて行きました。
結局見つかった虫歯は、6本。

どうしてなんでしょう?
これまで甘いものなんて食べていなかったというのに…。

この日は、6本の虫歯のうち
一番ひどい歯を、少しばかり削りました。

おっかなびっくり、何も抵抗できないダワ。
ダワの虫歯治療


虫歯1本の治療費は、400Rs!!

肉1kgが180Rsのネパールで
400Rsとは、そりゃあもう、涙が出るくらい高い治療費です。


帰ってから、家で他の子供たちの歯をチェックすると
ダワほどではないにしても、どうもどの子も
虫歯が2~3本はある様子。

きちんと歯磨き指導をしなくては…。

サカ・ダワ


6月7日は、サカ・ダワでした。

サカ・ダワとは、チベット歴の4月(お釈迦様月)のことで
この月は、チベット人にとっては、とりわけ重要です。
なぜかと言うと、このサカ・ダワ月の満月は、
お釈迦様が生誕し、成道し、涅槃された日とされているからなのです。

今年のサカ・ダワ月は、5月25日からすでに始まっており
15日目の満月が、6月7日でした。
チベット人の間では、通常この日を「サカ・ダワ」と呼んで
重要な仏塔などの周りをコルラします。

ネパールにおいても、前夜からコルラをする
チベット人や、仏教徒のネパール人で
ボダナートやスワヤンブナートは、あふれかえります。

TCPのスタッフ達も、サカ・ダワ前夜
子供たちを寝かしつけてから、4人でスワヤンブナートへと
コルラに出かけました。

法王様の大きなお写真が飾られています。
サカダワ前夜のコルラ2


そこにはすでに山盛りのチベット人と
貧しい人々(乞食)で溢れかえっていました。

スワヤンブナートのコルラは、1周おおよそ50分~1時間。
コルラの途中には、所々に休憩所が設けられ
水・食事が用意されている場所も、6箇所もありました。

それを目的に来ているネパール人と乞食の、なんて多いことでしょう・・・。

でもチベット人は、惜しげもなく皆に
良い食事やデザートまでも配っていました。
私たちはヨーグルトとジュースを頂きました。


寝ている子供たちが心配なので、3周だけして戻りました。
本当にすごい熱気に圧倒されました。
真言(マントラ)が響き渡って、とても気持ちよいコルラでした。
サカダワ前夜のコルラ


翌朝3時、アムチはコルラを13周するために
また、出掛けました。


サカダワ当日は、現地の公立学校へ通う子ども達を学校に送り出し
(現地校は普通授業なのです。)
ナムギャル・スクールの子供たちは、サカ・ダワでお休みなので
スタッフと一緒に、またコルラへ行きました。

コルラ中のスタッフ
コルラ中のスタッフ

11周目のアムチに合流しました。

休憩所で疲れを癒すアムチ
サカダワ当日皆でコルラ

子ども達は、3周してクンデ・ハウスに戻りました。
最後に皆で世界平和を祈ってバターランプを灯しました。

バターランプを灯すアムチ。
世界平和を願ってバターランプ

子ども達も、バターランプを灯しました。
子供たちもバターランプを灯す



「世界平和」の祈りが、どうか聞き届けられますように…。




大食い3人組


新しいスタッフの作る食事が
あまりにも美味しいので
本当に、子ども達はよく食べます。

食事の後、どれだけお腹が膨らんだか
みんなで見せ合いです。

「ふは~、おなかいっぱい!」 by大食い3人組
大食い3人

でも、真ん中のペマ・カンドは
大きく膨らんだお腹を、写真に撮られるのは恥ずかしいらしく
一生懸命息を吐いて、お腹を引っ込めています。
さすがに女子のですね(笑)。

クンデ・ハウスに来た時の
あのあばら骨の浮き出た体はどこへやら…
お腹が膨らみすぎておへそが伸びてますが
大丈夫??

新しいスタッフ


TCPに新しくスタッフが加わりました。
クンデ・ハウスに住み込みで、
子ども達の日常のお世話をしていただくスタッフです。

クンチョック・ギャルツェン
パパ
本土からの亡命チベット人です。

トゥンレイ・ラモ
ママ
同じく、本土からの亡命チベット人です。

現在は還俗されていますが
お二人とも、チベットにいたときには
僧院で修行をされていました。

なので、お経や瞑想、チベット仏教の作法には
大変詳しいのです。

クンチョック・ギャルツェンさんはとてもお料理が得意で
スタッフに加わって頂いてから
子ども達は、毎度「おかわり!」して
太ってきています(笑)。

子ども達がクンデ・ハウスにやって来た時
痩せこけてあまりにも見すぼらしかったので
あの頃と比較すると、とても太ったように見えますが
どの子も、まだまだネパールの一般の子ども達に比べて
背が低く、造りが小さいです。


この1ヶ月、新しいスタッフには
試用期間として働いていただきましたが
あまりにもその働き振りが素晴らしいので
正式にスタッフになっていただくことにしました。

良いスタッフに恵まれて、ますます活き活きと
プロジェクトが進んでゆくことと思います。
感謝でいっぱいです。

チベット語の補習


現在クンデ・ハウスでお預かりしている11人の子どものうち
2名はナムギャル・スクール(チベット亡命政府の学校)に通学し
残りの9名は、地元の公立小学校に通っています。

子ども達に、チベット人としての
しっかりとしたアイデンティティーを確立してもらうためにも
ナムギャル・スクールに通うことが、最良の選択と思えたので
当初、全員をナムギャルスクールに入学させるべく
入学手続きを行いました。

しかし、難民手帳を持っていない子どもには全く取り合ってもらえず
また、難民手帳を持っていても
1年生以上の年齢の子どもの、途中入学は認められませんでした。

入学を断られてからも、日参してしつこく校長先生に直談判しましたが
(その節は、毎日押しかけて申し訳ありませんでした…。)
その甲斐もなく、子ども達は2つの学校に分散することになり
結局、9名は地元の公立学校に通うことになりました。

9名の通う公立学校は、公立なのに英語教育です。
このため、チベット語能力を伸ばすために、
学校が終わったあと、クンデ・ハウスでは毎日
アムチによる「チベット語講座」が開かれています。

こちらが授業の様子
チベット語の授業

アムチは、とても熱心に教えてくれています。


ちなみに…
公立学校に通う子ども達を
来年度ナムギャル・スクールに転入させるため
今から準備を整えています。

ナムギャル・スクールへの全員の入学が叶わないと知った時
スタッフもひどく落胆したのですが
考えようによっては、子どもの頃の早い時期に、
一時的に集中して、英語に触れておくのも悪くはないかな…
と思ったりもしています。


真面目なアムチ


TCPのアムチが、どれぐらい仏教的に真面目な人かと言うことは
これまでも、ブログの中でお話ししたことがありますが
今回の引越しに関しても
その真面目さが、発揮されました。

クンデ・ハウスの移転先を見つけたのが
5月19日の午後。
「契約した」のではなく、あくまで物件が「見つかった」のが
19日なのです。

早速、何やら調べ始めたアムチ。
「日がいいので、引越しは23日に決定だ!」

ええっー!!
まだ契約してませんけど…。
それにあと4日しかないんですけど…。


でも、どこまでも仏教の教えに則り
(↑この場合はチベット仏教に包含される、チベット暦学)
絶対に、その規範から外れることなく生きることを実践するアムチには
チベット暦学で「23日がよい。」のであれば
それ以外の引越しなど、縁起が悪くて考えられないのです。


で、結局、引越しは23日に行ないました。

だって、だって、アムチは言い出したら聞かないのです(苦笑)。



最良の日取りで引越ししたので
きっと新天地での生活は、さらに楽しいものになることと思います。


超真面目アムチ近影。
仲良し



引越し完了


突然のことに驚き、とまどいながらも
よいご縁を頂いて、素敵な新居に引越しが完了しました。

子ども達は、何も言わなくても
みんな積極的に荷物を運んでくれるので助かります。

でも運べる荷物の大きの見当は、あんまりつかないようで…。
引越し手伝い
苦労してますね(苦笑)。


引越しそば…ではなく、引越しランチをみんなで食べました。
引越しランチ

奇跡的と言っても、決して過言ではないようなスムーズな流れにのって
想像もしていなかった最良の環境に移動できて
本当に、終わってみると、「ただ、感謝。」あるのみです。

遠く日本から、シンガポールから、その他の地域から
いつもTCPを気にかけ、応援してくださる皆さんの熱い思いが
このスムーズな流れを運んできてくれたのだと思っています。

本当に、ありがとうございました。

突然の事件


ブログを長い間、お休みしてしまいました。
あまりに書き込みがないことを心配したサポーターの方から
お問い合わせを頂いたり、ご心配を頂き、
本当に申し訳ありませんでした。

ブログの更新が困難だった理由…
それは
引越し1
こういう理由だったのです。

写真が小さいようなので、もう少し拡大してみましょう。
引越し2
みんなが一生懸命やっているのは…
借り物競争ではなくて…
そう、引越し!!

本日6月1日より、クンデ・ハウスは新しい敷地で
運営することになりました。


突然の移転に驚かれるのではないかと思います。
この移転に関する経緯を下記に、ご説明します。


5月のある日、クンデ・ハウスの大家さんが
「この建物は人に売ったから、5月中に出て行くように。」
突然通告に見えました。
クンデ・ハウスは昨年11月に契約を交わし
賃貸料をまとめてお支払いしてある賃貸物件です。
この様な突然の通告は、もちろん契約違反です。
それに5月中といっても、あと3週間もありません。

このクンデ・ハウスを探すのにも
希望に見合う物件探しに
3ヶ月近くを要してやっと見つけたのですから
それをたった3週間でほかに移動しろと言うのは、
あまりにもひどい話です。

もちろん、現地統括責任者の加藤も、実際に契約を結んだアムチも
大家さんに猛抗議をしました。
しかし、契約といっても日本の賃貸契約のように
きちんと判を押した書類を交わしているわけでもなく
個人の賃貸契約などは、信頼で成り立っているネパール社会では
こちらの正当性を訴えようにも、手段がありません。

仕方なく、移動場所を探しました。
「観音菩薩様のご加護があるから、大丈夫!」
「今は分からないだけで、きっとあの場所を
 出たほうがいい理由が、何かあるはず!。」

と、前向きな気持ちで、現地スタッフは奔走しました。

残された短い時間の中、かなり奇跡的に
非常によい物件を、借りられることになりました。

じゃーん、こちらが外観
新しい家

場所はこれまでのクンデハウスから、1Kmほどのところで
裏手の山には、ゴンパ(チベット寺院)がそびえ立ち
手入れされた広い芝生の庭には、大家さんお手製の綺麗な花壇もあります。

こちらが大家さんご自慢の庭
引越し先の庭で

4階建ての建物の1・2階がクンデ・ハウス、3階がスタッフ住居
最上階がオーナー邸という作りです。
賃料は少し高くなりましたが、その分広くなりました。

ご心配をお掛けいたしましたが
結果的に、以前よりも環境のよい場所に引越しできて
子ども達も、とても生き生きしています。

突然の退去勧告に動じることなく
前向きに移動先を探せた理由のひとつは
皆様から頂いた、まとまった資金があったからです。
この資金なくしては、心の余裕もないままに
条件ではなく、金額のみで
物件を決めざるを得なかったことと思います。
皆さんのご支援が、本当にありがたかった事件でした。

最後に何故この様な事態になったのか補足をしておきますと
現在カトマンドゥはかなりの土地バブル状態なのです。
場所によって、地価が2年で10倍になったとも言われています。
3月に何となく聞いたクンデ・ハウスの売値の
実に2倍近い金額で、実際に買う人があわられたので
大家さんは、私達との契約を反故にし、売り払ってしまったのでした。

不確定要素の多いネパールで、これからも活動するTCP。
どんなピンチも笑顔で乗り切る所存です。
これからも、一緒にドキドキしたり楽しんでいただけたら
最高に嬉しいです。

ありがとうごうございました。

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