ナムギャル・スクールで
秋の大運動会が開催されました!
鼓笛隊の先導で、入場行進。

左・右・左・右!!

↑緊張の面持ちの生徒たちを、のんびりと眺めるワンコ。
ってか、なぜここに??
まじめに入場行進中です。

運動会といっても
日本のように学年ごとに
出し物や徒競走があるのではなくて
主に高学年の生徒たちが中心の運動会なのです。
そんなわけで、クンデ・ハウスのこどもたちは
ちびっ子チームとして
メイン舞台のサイドでもっぱら見学です。
でも、最後に
ちびっ子クラスの椅子取りゲームが行われ
なんと、ペマとチュゾムが一番になりました!!
2人には1位の記念品が贈られました。

きれいに包装された記念品を手に
意気揚々と帰宅する二人です。
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チュインが仲間入りして、1週間。
すでに、すっかりクンデ・ハウスに馴染んでいます。

もうずっと昔からいたみたいに仲良しです。

なんと驚いたことに
チュインはベジタリアン!
カムパなのに!!!
肉を、几帳面に取り除いて食べています。
玉子も食べないようです。
体のつくりがしっかりとしているので
てっきり肉好きだと思っていたのですが…
カムパでベジタリアンなんて、初めてで驚いています。
学校へ通う準備のために
アパーが鉛筆の持ち方を指導しています。

いい笑顔ですね。

これまで人数的に女子チームに
おされ気味だった男の子たち。
力強い仲間を得て、パワーアップ!です。

みんな嬉しそうです。
先月のブログで、アムチの鍼治療をご紹介したところ
何人かのサポーターさんから
「アムチって鍼も出来たんですね~。」と言われました。
そうなんです。
アムチは鍼治療もするんです。
それも
「よく効く!!」と評判です。

さりげなく、お坊さんも同席。
この日は、子ども達のお世話で
家を空けられないアパーが
クンデ・ハウスでアムチの出張治療を受けました。
夏から続く酷い寒さのため
ほとんど一日台所を中心に過ごすアパーは
コンクリートの直床からの冷えが蓄積したのか
最近、足が痛むと言っています。
足の裏へ鍼をさすアムチ。

結果は…
「一発で治った^^」そうです。 (アパー談)
TCPのアムチは、薬の製造が得意で
「良く効く」と、
他のアムチも買い求めに来られるほどですが
鍼治療の腕も、なかなかのモノのようです。
この時期、寒さゆえか体調を崩される方が多いので
少しでも多くの方に医術を提供できるように
チベット予防医学室の賃貸問題を
早く何とかしなければ…と思う、この頃です。
「賃貸問題」ってなんだったっけ?の方はこちら↓
2010年10月21日ブログ
「チベット予防医学室」
昨日、クンデ・ハウスに
新しいメンバーが加わりましたので
ご報告させていただきます。

チュイン・ナムギャルです。
年齢は、多分6歳ぐらい。
本年4月14日に発生した、
大規模地震の被災地である玉樹の出身です。
初めて東チベットから迎える仲間です。
玉樹から2ヶ月以上をかけて、ネパールに亡命しました。
チュインは玉樹出身のため、方言がきつく
スタッフの中では、現在アムチだけが、
不自由なく意思疎通が可能です。
初日は、アムチが診察室に出掛けると
心細くて、泣き出してしまいました。
そこで、アパーがチュインに
仏教の法話を聞かせました。
「お化けや恐ろしい霊は、本当は外にはいなくて、
自分の中にあり、自分が作り上げているんだよ…。
だから怖がって泣かなくても大丈夫だよ。」
するとチュイン、突然泣き止んで
「そんなことないよ!
僕の故郷には恐ろしい化け物が本当にいて、
僕はこの目で見ているんだ!!」
しっかりと自分の意見を主張します。
また続いて、アパーが
「心が乱れたり、恐ろしいモノを見たり感じたりした時には、
真言を唱えると効果的なんだよ…。」
するとチュイン
「うん。金剛サッタの真言が一番強くて良いんだ!」
とにかく答えが明快で
自分の意見をはっきりと言える子です。
さすがにカムパだけあって
体も非常にしっかりしており
栄養面では不自由なく生活していたようです。
ちょっとここで、補足です。
「さすがにカムパだけあって…」という意味は
チベット人の中でも、カム出身者(カムパ)は
体が大きく、作りがガッチリとしていて、肉食大好き
と一般的には言われています。
性格的には勇猛で、短気とも言われています。
それらの代表的なカムパの特徴を全て兼ね備えたのが
TCPのアムチです^^
食事を出しても、ゆっくりと落ち着いて食べています。
これまでクンデ・ハウスでお預かりした子ども達の
到着当日のむさぼるような食事の状況を思うと
やはりチベットの中でも、西と東の地域差は
歴然としていると感じずにはいられませんでした。
とても利発で、他の子ども達にも
良い刺激になりそうです。
二日目にして、すっかり子ども達に溶け込んでいます。
アパーやアマーも、完璧に役割をこなし
テキパキと受け入れ準備を整えてくれています。
一日も早くクンデ・ハウスの環境に慣れ
基本的な生活習慣と
新しい世界で生きてゆくスキルを身につけられるように
スタッフも努力して参ります。
これからも子ども達の成長と変化を
サポーターの皆様とともに分かち、
喜び合いたいと願っています。
クンデ・ハウスの番犬イチ。
番犬なのに、盗まれてしまう
ちょっとオマヌケな、でも可愛い犬です。
イチがいなくなった顛末は、こちら。
→2010年6月18日ブログ
「盗まれたものは…」幼犬のころ、番犬として
厳しくしつけることをしなかったためか
おとなしくて、優しい性格なのです(苦笑)。

今日はアマーに、ブラッシングをしてもらっています。
知らない人が来たら
今度はちゃんと吠えてね。
子ども達は、絵を描くことが大好きです。
こちらはティハールの連休に
みんなで自由に絵を描いた時の様子です。
本当にそれぞれが、集中して取り組みます。

途中で「ちょっとー、どんなの描いているの?」
と人の作品を偵察中。

子ども達が入居当初、
もしかして何か深層心理のようなものが
絵に表れるのではないかと思って
素人ながらに、
定期的に絵を描かせる取組みをしていました。
暗い色調で、怖い絵を描いたりしたら…
なんてちょっと案じていたのですが
そんな心配は全く無用でした。
子ども達は、それぞれに
人や、花などの
のびのびした絵を描きました。
生活に慣れてくると今度は
画面いっぱいにたくさんの家を描いたり
明るい色の大きな家を、画用紙の真ん中に
どーんと描く様になりました。
家の周りには花が咲き乱れて
人が楽しそうに生活している絵でした。
きっと子ども達は、クンデ・ハウスの生活を
安心して受け入れている!!
そう思って嬉しかったです。
さて今は、
どんな絵を描いているのかと言うと…

子ども達の世界観も広がって
実に様々なものが
画面に登場するようになりました。
絵をよ~く見ると、太陽が「赤」で描かれています。
国によって太陽を何色で表現するかは違っていて
欧米の多くの国では「黄」で表現するようです。
(「白」で表現することもあるようです)
日本はもちろん「赤」ですよね。
子ども達が、太陽を赤く表現しているのは
彼らの自然の感覚で捉えた色=チベット人の太陽の表現は「赤」なのか
はたまた日本の絵本などに影響された結果なのか…
ちょっと興味を惹かれました。
ネパール日本人学校の小川先生のお誘いを受けて
グァバを頂きに、お宅にお邪魔させていただきました。
先生の素敵な邸宅には、昨年も遊びに行かせて頂いています。
その時の様子がこちら↓
小川先生のお宅へ その1小川先生のお宅へ その2ちょうどティハールの休日中のせいか
走っているバス数が極端に少なくて困りました(涙)。
やっと来ても、どれも満杯でしたが
それでも何とか、バスに乗り込むことが出来ました。
先生のお宅では…今回はなんと
私たちの為に、グワバの木を1本切って下さったのでした!

大きなグァバの木です!
早速、グァバをぼおばるパサン。

「ぐふふ~♪おいすぃ~。」
子ども達は、倒された木から
全部グワバをもぎ取りました。
先生の広いお庭には
その他にも、レモン、ミカンなど
果実のなる木がたくさんあって
この季節はフルーツ天国なんです!

一生懸命、果物を取ってます。
なんと、なんと
全部で70kgのフルーツをお土産に頂きましたっ!!
お昼には、美味しいカレーを
ご馳走になりました。

お庭は本当に広くて
綺麗なお花が咲き乱れ
美味しい果物が、あちこちにたわわに実り
本当に夢のような素敵なガーデンなんです。

なぜか子ども達、逆立ち競争中。
帰宅してからも、グァバを目いっぱい食べまくり…です。

お留守番をしていたアマーに
グァバでジャムを作ってもらおうと
たくさん持って帰ってきたのに(何せ70kg)
結局、子ども達が食べつくしてしまい…(汗)。
フルーツをあまりにもたくさん
お土産に頂いたこともあって
帰りはタクシーを手配してくださって
クンデ・ハウスにお送りくださった小川先生。
本当にありがとうございます。クンデ・ハウスの子ども達のことを
いつも気にかけてくださって
様々に手助けをしてくださる小川先生は
これまでたくさんの子どもの成長に
関わってこられたベテランですので
子どもの事に関して、的確なアドバイスをしてくださいます。
現地スタッフたちも、とても頼りにしている先生です。
いつも、ありがとうございます!
秋は季節もよく、ネパールは観光シーズンです。
この時期は、TCPに
ご訪問いただくサポーターさんの数も増えます。
いつも折りにつけ、お世話になっている
ネパールの日本人学校の
小川先生のご友人でいらっしゃる
海老原さんと、そのご友人の皆様が
クンデ・ハウスをご訪問くださいました。
たくさんの新聞紙や広告を
日本から持ち込んでくださって
兜を初めとする、いろいろな折り紙を
子ども達に教えてくださいました。

「これ、色がきれいだよね。」

ちゃんと角同士を合わせないと
折り上がりが美しく仕上がらないことを
末に知っているタチェン。

慎重に、紙の端と端を重ねます。
講師になってくださった皆さんも
だんだん熱が入ります~。

みんな集中してます。
出来上がった作品がこちら。
カンドは女の子だけあって
色とりどりの綺麗な広告で
かわいい兜を仕上げました。

タチェンは、高さのある
カッコいい兜を仕上げてご機嫌です!

パサンはクレヨンで、お花を描き添えました。

チミも上手に折りあがりました♪

プルパ・サンモも、一番小さいけれど
本当に何でも上手に出来ます。
最後にみんなで記念撮影。

新聞紙のように、ネパールでも手に入るもので
折り紙のように、広がりのある遊びを教えていただくと
この後も、子ども達で工夫して
遊びを発展させていくことが出来るので
本当に助かります。
何よりもこんなに集中して
子ども達が楽しく遊び
出来上がった達成度に
みんなが笑顔を見せることを企画くださって
感謝です。
遠いところ、足をお運びくださり
本当にありがとうございました。