2009年3月10日に
ネパールのカトマンドゥで活動を始めた
チベタン・チルドレンズ・プロジェクト(TCP)。
本日を持ちまして
2年目にあたる2010年の運営を
無事に終えようとしています。
サポーターの皆様、
いつも暖かくお見守り下さり
細やかにご心配やお気遣いを下さり
本当にありがとうございました。
日本、タイ、韓国、オーストラリア、香港から
関心と、ご支援をお寄せくださる皆様方のお気持ちこそが
TCPの最大の財産です。
この場をお借りいたしまして、改めて
心より御礼を申し上げます。
お一人お一人に
感謝をお伝えしに、
直接ご挨拶に伺いたい…そんな気持ちです。
本当に恵まれた1年でした。
ありがとうございました。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
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今年は夏に代表が亡くなった事もあって
すべての祝賀行事やパーティーは
取りやめると決めていたTCP。
でも、でも、
そんなTCPにも、素敵なクリスマスを運んでくださる方々が…
それは、眼科医の松山先生と
今年もアイキャンプでネパールにいらした
「 EArTH」の皆さん!
EArTH(チベタンとヒマラヤの人の眼科医療を支援する会)の
素敵な活動はこちらをご覧ください→
EArTHのHP「よかったらクリスマス会、しませんか?」
そう言って、たくさんの楽しい催しものを準備して
クンデ・ハウスをご訪問くださったのです。
こうして思いがけず、
クリスマス会を開催することになりました。
楽しいクリスマス会、まずは…
子ども達&、アパー、アマーも
初めて体験するビンゴ!!
まずはビンゴカードの使い方の説明。

「出た数字のところを穴を開けるんだけど、わかるかな?」

「それ、穴あけていいんだよ♪」
さてさて、ビンゴの結果は…
一番早く揃った優勝者は、タチェンとアパー!!

サンタさんよりプレゼントをもらって
照れています。
何気に、アパーもとても嬉しそうな表情で
タチェンの後ろに控えています(笑)。
ダワはプレゼントに驚いています。

イシは日本人っぽく、深々と御礼をして受け取ります。

みんなそれぞれに、素敵なプレゼントを
サンタさんから頂いて、記念撮影。

去年は寝ている間にサンタさんが来てくれたので
その姿を見ることは出来なかったけど
今年は、本当に絵本のままのサンタさんの姿を
目にすることが出来ました!
でも予想してたほど、おじいさんじゃなくて
若いサンタさんでした(笑)。
ってか、観音菩薩様でしたよね!合掌。
それぞれ、看護婦さんたち手作りの
プレゼントも頂きました。

子ども達、興味津々。
一つ一つに、心がこもっていて
本当に素敵なプレゼントでした。
みんなとても楽しそう♪

チュインも初めてのクリスマス
すごく楽しんでいます。
どうして今日まで、他の子ども達が
クリスマスの話ばかりして盛り上がるのか
チュインにも、その意味がわかったと思います。
最後は、みんなでケーキ。

本当に本当に、とても楽しい時間でした♪
過酷で多忙な日本での勤務の合間に
アイキャンプの準備をされて、
連日睡眠不足のところ
とても素敵なたくさんの笑顔を運んでくださって
本当に頭が下がります。
松山先生、 EArTHの皆さん
ありがとうございました!!
「今年はサンタクロースは、カナダに行くらしい…。」
そんな事前情報を
子ども達に吹き込んでいた、
クンデ・ハウス(苦笑)。
でも、でも、直前になって
どうやらサンタさんが
クンデ・ハウスに来てくださるかも?!
とのウワサです♪
さあ、急いで、飾り付けをしないと!!

集中する、アマーと子ども達。
今年初めてクリスマスを体験するチュインも
張り切って飾りを作ります。

みんなで作業をすると、どんどんはかどります。

切った色紙を、順につなげて
くさりを作ってゆきます。

みんなが夜の間に
一生懸命作った飾りは…
じゃーん!!

こんな素敵に、クリスマス仕様になりました。
さてさてクリスマス、
どうなりますか…♪
サポーターさんから
クンデ・ハウスの子ども達に宛てて
素敵なチベットの写真集を頂きました。
「TIBET」
ラサの、セラ・ゴンパ、デプン・ゴンパ
シガツェの、タシルンポ・ゴンパなど
名だたる有名寺院の写真が満載です。
「TIBET Reflections from the wheel of lofe」
チベットの人々の暮らしを収めた
「人」が中心の写真集です。
「NOMADS OF WESTERN TIBET」
荒涼たる西チベットの景色や
厳しい自然環境で生活する人々の様子を
スケール感のある写真が、鮮やかに映し出しています。
どんな感じかというと…
1ページ目から、

こんなスケール感です!
写真を見るだけで、
空気の薄い西チベットがよみがえってきて
呼吸が速くなってしまいます。
「TIBET on the paths of the gentlemen brigands」
著作権がありますので、
中の写真をご紹介できず残念ですが
あんまり素敵なものばかりですので
解像度を下げて、こっそりと1枚
人々の暮らしや、宗教行事、年中行事が
迫力のある構図で撮影されています。
これらの写真集は
亡命し、現状のままでは再びチベットに
帰ることは難しい子ども達に
本土の暮らしや行事を知っておいて欲しいと
サポーターさんから、ご寄付いただいたものです。
TCPのサポーターさんは
難民の支援のみならず
チベットの文化自体を、
とても貴重な価値あるものとして
守らなければならないとお考えの方も多くて
本当に嬉しく思います。
ご支援に心より御礼申し上げます。
先週の日本語の時間は
ミホ先生と一緒に
クリスマスカードを作りました。

カードの中央に、色紙でツリーを作り
きれいに飾り付けをします。
「ツリー、どんな感じに出来た??」

「こんな感じ♪」
クンサンは、細かく丁寧に
ツリーを飾り付けています。

ツリーが出来あがったら

Merry Christmasと書き込みます。
本当は、カードを開くと
ツリーが飛び出してくる仕掛けのはずだけれど。
あれ?飛び出さない子もいて…
でもそれはそれで、可愛いカードが出来上がりました。
昨年、生まれて初めて
「クリスマス」
というものを体験した子ども達。
大喜びだった様子はこちら↓
2009年12月28日ブログ「クリスマス♪」子ども達は、
寝ている間に枕元にプレゼントを運んでくれる
不思議なおじさん「サンタクロース」を
よ~くよ~~~く覚えていて
「今年のクリスマスはいつ?」と聞いてきます。
いやいや、クリスマスは12月25日で固定なの。
チベットの行事のように、
毎年日にちが変わったりしないんだよ。
もうすでに、クリスマスに向けて
心ウキウキの子ども達。

しかーし
こんなこともあろうかと
去年、スタッフは
「今年はサンタクロースが、ネパールに来るらしい!」
と子ども達に話したのです。
「サンタクロースは、
世界中の子どものところを回るから
とっても忙しいんだよ。」
「年毎、違う国にプレゼントを配りに行くんだけど
たまたま今年は、ネパールなんだって!」
と、話していたのです。
大人の作戦勝ち!?です。
それでも、そんなことはすっかり忘れて
クリスマスを楽しみにしている子ども達。
苦肉の策で加藤が
「今年は、サンタクロースはカナダに行くそうだよ。」
と言ってみたり…ごめんよみんな。
それでもまだまだ、サンタクロースは
今年も来てくれるのでは?と期待して
盛り上がっている子ども達。
ついには、アパーが
「じゃあ、本当のことを教えてあげよう…。」
と、重大な発表をしたのでした。
「実は、サンタクロースとは…
観音菩薩様(の化身)なのだ!」
(((((゚ロ゚屮)屮 ええっっっつ!!!
ってことは、
壁に飾られたサンタクロースの絵は
さしずめ「タンカ」ってこと?!
生きとし生けるすべてのものの
幸福を祈る存在として
サンタクロースを
観音菩薩の変化されたお姿だと捉えることは
あながち間違いではないと思うのですが…
ダメでしょうか(苦笑)。
観音菩薩様だと聞いて
一時の喜びのために、
プレゼントを届けに来てくださるだけの
そんな存在ではないのだと言うことは
よく理解できたようです。
これも常日頃から
アパーが仏教法話を事あるごとに
子ども達に聞かせてくれているお陰です。
もうすっかりクンデ・ハウスに馴染んだチュイン。
学校に通うための準備も
アパーの指導の下、着々と進んでいます。
自転車にも乗れるようになりました!

ナムギャル・スクールには何度もお願いをしていますが
学期の途中からの入学は難しいそうで
毎日、登校する他の子達を見送るチュイン。
やっぱりちょっと寂しそうです。
早く学校に通えるようになるといいですね。
な、な、なんと!
クンデ・ハウスに
「コピー機」をご寄付頂きました~!!

ご寄付くださったのは、
(有)ツクラカン様。
ありがとうございます~!!!
(有)ツクラカンさんは、
チベット圏を巡る旅行者には有名な
『旅の指さし会話帳 チベット』の
組版をなさった会社です。
『旅の指さし会話帳 チベット』の著者は
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所の
星泉先生なのですが、同じくこの星先生が書かれた
『現代チベット語動詞辞典』の組版も
(有)ツクラカンさんがなさっています。
つまり(有)ツクラカンさんは
「チベット語や文字に関わるいろんなことをしてらっしゃる会社」です。
(↑すみません、ご紹介が大雑把で;汗)
チベット語なんて大きな需要は無いですよね…
と誰もが容易に想像できるこの分野で
実に淡々と、小さくも熱烈なニーズに向けて
お仕事をされている熱い会社です。
こちらの社長のCさんのご厚意により
常々、若いチベット人のために
(有)ツクラカンさんより、お仕事をご提供いただいています。
発注いただいた仕事と、
チベット人のあいだの取りまとめを
加藤がさせていただいているご縁で
今回、コピー機を頂いたのでした。

「いえ~ぃ、コピー機!!」
コピー機1台を商売道具に
「コピー屋」という商売が存在するネパールで
本当にこれは贅沢な頂き物です。
ありがとうございました。
これで、プリントも
子ども達の枚数分コピーできて
ますます勉強がはかどりそうです。
ただ、心配なのは…
コピー機を常時動かせるだけの電気が
冬場は無いこと(涙)。
今年の冬はたくさん電気が来ることを
祈りたいと思います。
ありがとうございました。
クンデ・ハウスをご訪問いただいたTさんが
子ども達にプレゼントしてくださった60色のクーピー。

なんと、贅沢にも2箱も頂きました~。
ありがとうございます。
ネパールまでお持ちくださるのは
とても重かったと思います。
これまで学校用の12色の色鉛筆が
基本だった子ども達。
60色のカラフルさは、とても新鮮です!!早速、お絵かき。

鉛筆の持ち方を覚えたチュインも、
もう一緒に加わっています。
出来上がったみんなの絵は、こちら。
チュゾムは、柔らかな明るい色彩の風景画です。

カンドは、丁寧に人物をたくさん描きました。

チミは、家とその周辺の様子を描いたようです。

ジグメは、牛の絵を描きました。

ダワはなんと、象の絵を描きました。

自由な色彩がいいですね。
ダワは、1枚では描き足らず、もう一枚!

タチェンは本を見ながら、上手に犬を描きました。

イシは、本当にしっかりとした構成の絵を描きますね。

パサンは、好きなものを寄せ集めて描いたようです。

タシの描く人は、とても楽しそうですね。

プサンモも、画面いっぱいの元気な絵です。

ヌモは、かわいい色彩の絵ですね。

クンサンはストーリー性のある、
しっかりした構成で絵を描きました。

あれ??
ペマは??
ペマは…

名前入りの自分だけの学校用色鉛筆がうれしくて
絵よりも、色鉛筆を見せびらかしたいそうです^^
素敵な色鉛筆&クーピー
ありがとうございました!
サポーターのTさんが、
TCPの現地施設をご訪問くださいました。
到着初日、早速クンデ・ハウスへ。
Tさんはクンサンの里親さんです。
クンサンは、今回の訪問を知らせてから
本当に楽しみにこの日を待ちわびていました。
まずはクンサンとの初対面。

いつもはしっかり者のクンサンが
この時ばかりは、甘えてひざから離れません。
デレデレ状態♪
学校へ通う子どもたちに必要な色鉛筆を
プレゼントにお持ちくださいました。

なんと、一つ一つのケースに
子どもたちの名前が入っています!!
子どもたちの共用の色鉛筆として
60色のクーピーも頂きました。

こんなにたくさんの色を見たことがないので
ちょっとびっくりです。
「ありがとうございます!」
早速、お絵かき。

そのほかに、可愛い日本手ぬぐいも頂きました。
こちらは、ダワに手ぬぐいを巻いてもらうプサンモ。

こんな感じでーす!

これは誰?

正解は、チミ。

パイレーツ風?
みんな大いに受けています。

いろんな使い方をしてますね。
日本での日常生活のお写真も、お持ちくださいました。
子どもたちは取り合って、写真を見ています。
「どうしてスタッフがいつも里親さんに
『子ども達に、里親さんの写真を送ってください!』
と何度もお願いされるのか分かりました。」っとおっしゃいました。
そうなんです、本当に子ども達は
里親さんのお写真が大事なんです。
何度も何度も眺め、
時には取り合って見せたりするので
破いてしまっては大変と
仕方なく加藤が全部の写真を管理したこともあります。
ですので、里親さんは
どうぞご自分のお写真を
どんどんお送りくださいね!
携帯電話の待ち受け画面を
里子ちゃんにされているほど
本当にいつも子ども達のことを考えてくださるTさん。
貴重なお休みのすべてを使って
遠くネパールまでお越しいただき、
ありがとうございます!!クンサン、大喜びのひと時でした。