すみません…ブログがなかなか更新できなくて。
ネパールは現在、14時間停電中。
1日に10時間しか、電気がありません。
それも必ずしも使いたい時間にあるわけでもなく
また、みんなが使いたい時間帯が通電時間と重なる時は
誰もが一斉にネットにアクセスするので
通信状況が、非常に悪いのです…。
こんな状況ですので
ブログの更新が、滞る時があります。
楽しみに訪れてくださっても
「あーん、また更新されてない!」と
がっかりさせてしまうかもしれませんが
ちょくちょく覗きに来てくださると嬉しいです。
さて、今ネパールは
試験の真っ最中!!子ども達も、いつにも増して
気合を入れて勉強中。

タチェン、なぜいつもそんなに薄着なの…。
学校が嫌いで、
いつも一人ストライキを決行し
登校時間になると、トイレに篭城していたチミ。
最近はぐんぐん成績が上がって、学校が楽しそう♪

いつも成績優秀なヌモとクンサンは
さすがにわき目も振らず、集中してます。

成績が中ぐらいのパサンは、
勉強への興味がいまひとつ…。
誰もが努力に見合うような
結果が得られるようにと願います。
スポンサーサイト
チベット仏教では、
哲学的な思考が大変重要とされているので
僧侶同士が、問答を通じて
仏教を論理的、かつ明快に説明し、理解を深める
「問答修行」が行われます。
質問者は立ち、回答者は座ってお互いに向かい合います。
質問者は左足を大きく踏み出すと同時に
差し出した左手に、右手を勢いよく打ちつけ
大きな音を出し、同時に質問をします。
例えば「仏とは人であるか?」という風に質問し、
回答者は、その答えを仏教の教えに則って
論理的に回答するのです。
アパーに習って
問答修業をする子ども達。

右側に立っているジグメが質問者で
座ってその質問を、受けているのがイシ。
みんな、熱心に修行中。

チベット本土で、この問答修行が最も有名なのは
ラサ市街から、北へ約8㎞のところにあるセラ寺です。
セラ寺は、その昔
留学僧の川口慧海が修行した寺としても有名です。
川口慧海は『チベット旅行記』の中で
問答修行に関して、下記のような記述を残しています。
『大学には14、5歳から4、50歳までの僧侶がいて、問答を稽古する。その問答はわが国の禅宗などと違って、非常におもしろく、また活発である。はなはだしいのはほかから見ると、ほとんど喧嘩しているのではないかと思われるほど、一生懸命にやっている。
それはどういう風にやるのかと言うと、まず答え手が座っていると、問い手は数珠を左手に持ち、静々と歩んで答え手の前に立つ。そして手を上下向かい合わせに広げ、大きな声で、チー、チ、タワ、チョエ、チャン(文殊菩薩の心)と言って、ぽんと一つ手を打つ。...それから問答を始めるのである。』
『その問答は因明の論理学のやり方であって、まず始めに「仏とは人であろうか」と問うと、答え手は「そうである」とか「そうでない」とか答える。もしそうだと言えば一歩を進めて、「では仏は生死を免れまい」「仏は生死を免れた」「いや、仏は生死を免れぬ。何故なら仏は人である。人が生死を免れぬように、仏も生死を免れまい」 このようにたたみかけて問い詰める。
そこで答え手がやり手であると、「仏は人でありながら生死を免れた。仏の生死は仮に生死を示現したものである」などと言って、仏に法身、報身、化身の三種があることを解するようになるのである。
また、もし人でないと答えると、「いや、インドのシャカムニ仏は確かに人であった。これはどういうことか」と言うように、どこまでもなじってゆく。どっちに答えても詰まるようにどんどん問答を進めるので、その問い方と答え方の活発なことは、実に立派なものである。』
川口慧海は、このような問答をチベット語で受け答えし
その成績は非常に優秀だったというのですから
本当に驚きです。
川口慧海とは言わないまでも
問答修行で、しっかりとした
仏教知識と論理的な思考を
身につけて欲しいと思っています。
外で元気に遊んでいたプサンモの
ちっちゃくて、ぷっくりした手に
トゲが刺さってしまいました。
涙目のプサンモ。
アムチに抜いてもらいます。

アムチが抜いてくれるという安心感だけで
涙が止まりました。
一昨日のブログ「ありがとう!ミホ先生」の写真を見て
やけに子ども達の裸率が高いことに
疑問を持たれた方も、多いことでしょう。
それは、ミホ先生がご訪問いただいた日が
ちょうどホーリーだったからなんです。
ホーリーはヒンドゥー教徒の、
春の訪れを祝うお祭りです。
赤、黄、緑、青などのカラフルな粉を
道行く人の顔や洋服に塗りつけたり
いきなり水を掛けたりして大いにはしゃいで
春のお訪れを、存分に祝うのです。
ヒンドゥー教徒のお祭りなので、
チベット人には関係ないはずなんですが
こんなに楽しいいたずらを、
子ども達が見習わないはずがありません。

数年前までは、チベット人の居住地区では、
宗教的に無関係なため
ホーリーといっても、普段と変わりはありませんでした。
しかし、水を掛けたり色を塗ったりという
この魅惑的ないたずらを、
子ども達は宗教に関係なくまねする傾向が出てきて
ここ数年は、年を追うごとに
それらがエスカレートしてきています。
ですので、
ボダナートやスワヤンブナートだからといって
安心できないホーリーなのです。

そんなわけで、子ども達は
パンツ姿で、水を掛け合ったため
ミホ先生のご訪問の際の写真が
裸率が高かったのでした。
だんだんと暖かくなるにつれて
やっぱり子ども達の髪の毛に、シラミが発生。
学年が大きいので、かわいそう…と
前回シラミが発生したとき
髪を切ることを学校から免除されていたダワだけは
髪が長いままなので、たくさんシラミがいることが発覚。
早速、シラミ退治です。
以前、サポーターさんがプレゼントしてくださった
掃除機につけるシラミ退治用ノズルと
乾電池を使用したタイプのシラミ用のくしを
定期的に使っているのですが
これだけでは、完全に撲滅することは
どうしても難しいことが分かりました。
そこで、またまたサポーターさんに頂いた
ティトゥリーのオイルをシャンプーにどっさりと入れて
あわ立てて髪につけたまま、15分放置。
もうこれが、すごい効き目!!!
シャンプー中で~す♪
シャンプー後は、
シラミも卵も、力なくはらはらと流れてゆきます~。

みんなでいっせいに、シャンプー。

アムチも手伝ってくれます。

あわあわで、目が開かないチュゾム。
この時期、毎年厳しい水不足に見舞われるネパール。
特に、ここ1週間は深刻な水不足で
洗濯やシャワーをなかなか出来ずにいたのですが
残り少ない井戸水でシャンプーをして
シラミ退治の1日となりました。
これまで、子ども達に
日本語を教えてくださったミホ先生。
このたび、ネパールでの
本業のお仕事の任期を終えられ
日本へ帰国されることになりました。
それに先立ち、
クンデ・ハウスのみんなに
お別れの挨拶にみえました。
綺麗であこがれの大好きなミホ先生が
もう来てもらえないのだと思うと
本当に悲しくて、悲しくて
女子達は、涙目です。

これまでミホ先生は、
日本語を教えてくださっただけでなく
惜しみない愛情を、子ども達に注いで下さいました。
別れのキス。

子ども達は、いつまでも
ミホ先生と共に過ごした、
輝くような楽しい時間の思い出を
忘れることはないでしょう。
ミホ先生、本当にありがとうございました!!どうか帰国されてからも、お元気でご活躍ください。
3月3日のブログでご紹介した
「家庭菜園」アムチの大家さんの土地を開墾
みんなで種まきをしました。
その後、しっかりと発芽しました。
こんな感じです。

熱心に水やりをし
お天気に恵まれたこともあって
ぐんぐん成長しています。
今日は、草むしりをしました。

大きく成長した野菜を
みんなで収穫して、ご飯を作る日が
とても楽しみです。
昨日のブログも、宮城県からアクセス頂いています。
厳しい状況の中、ご覧頂いているのだと思います。
ありがとうございます。
今日から、このブログは
これまでと同じく、TCPネパールの日常を
お届けしたいと思います。
いろいろな考え方が、あると思います。
「このような状況なので、ブログを自粛する」
というブロガーさんがいらっしゃいます。
確かに明るいブログを書くことは、心情的に難しいと思います。
表面は取り繕えても、今は、誰の心も沈んで当然です。
自分のことを振り返ってみても
確かに震災以来、笑っていないかも…。
そんな中、チベット人の事を思いました。
家、財産、家族、文化、そればかりか「国」という枠組みを失ってさえ
笑顔を失くさない彼等の姿勢…
今更ながら、
いえ今だからこそ、
改めて、とても驚きなのです。
油断をすると、ネガティブな感情が
どんどん伝染していってしまう今だからこそ
せめてネパールから
明るい笑顔を、お届けしたいと思います。
それぞれが、それぞれの持ち場で
今できる最良のことを考えて行動する!
そんなわけで、本日より通常更新再開です。
ペマとチュインが、仲良くブロック遊び。

本当にこの二人、笑顔選手権に出場したら
優勝できるんじゃないかと思うぐらい
いつもいい笑顔です。
女の子達は、飛行機遊び。

あんまり遠くまで飛べてない感じですね…。
バランスが、難しいようです。
こちらは、カードで遊んでいます。

集中しすぎて
頭と頭が、ゴツンとしちゃってます。
鼻を負傷中のチミは、サッカー。

鼻にあたらないようにね!
今日も元気な子ども達。
その元気さに、感謝です。
法要の2日目は、初日に引き続き
13名のラマとアニによって
8:30~17:00まで、執り行われました。

これ以上の災害を防ぎ、
避難されている方々の心に平安を届けるプジャを
執り行いました。

ネパールからできることは限られていますが
世界中のいろいろなところで
たくさんの人が祈っているということが
届くといいなと思います。

このブログへの一日のアクセスが
どの都道府県から、何名あったか
今回、初めて解析を掛けてみたところ
一昨日のブログを、宮城県からご覧の方がいらっしゃいました。
ご覧頂いた方の心が
少しでもほぐれるブログになっていることを
願います。
祈ります。

一人でも多くの方が、救出されますように。
今日一晩、寒い夜を耐えしのげますように。
一刻も早く、水や食べ物や薬が、届けられますように。
痛みや、苦しみが、少しでも和らぎますように。
心が絶望やあきらめに、支配されませんように。
クンデ・ハウスの子ども達から
震災で、さまざまな苦難に直面している
日本の方々へ。









「心から平安を祈ります」


「オンマニペメフム」↑チベットの真言です。
震災で傷ついた方々の心に届け!と
教えてもらって、日本語で書きました。
早く平安な暮らしが取り戻せるようにと
ハートや、花や、明るい家を描きました。
「日本のみんなは、今は元気がないんだよ」…
だからこそ、明るい気持ちになってほしくて
全員が笑顔で映っています。

子ども達も、日本で何があったのか
知っています。
津波はよく分からないけど
加藤のただならぬ様子から
それがとっても大変なことなんだと
感じています。
本日の法要は、
11名のラマとアニによって
8:30~17:30まで、執り行われました。

第1日目の今日は、
このたびの災害で亡くなられた方を弔う法要を
行いました。

引き続いて、明日は
これ以上の災害を防ぎ、
避難されている方々の心に平安を届ける法要を
執り行います。

被災された多くの方々の心に
平安がもたらされることを願って止みません。

オンマニペメフム
一人でも多くの方が、一刻も早く救出されますように
避難された方の心と体が、少しでも癒されますように
突然未来が閉ざされた方の魂が、安らかであるように
この震災に直面した誰もが、希望を失わないように
心から、祈ります。
TCPは、東北地方太平洋沖地震で被災された方々に向けた法要を
16日(水) ネパール時間8:30AM(日本時間11:45AM)より
執り行います。
第1日目に、
このたびの災害で亡くなられた方を弔うプジャを
第2日目に、
これ以上の災害を防ぎ、
避難されている方々の心に平安を届けるプジャを行います。
仏教(あるいは宗教)に価値を置いていらっしゃらない方には
このような非常時において、
法要を営むことしかできないことに対して
いろいろと思われることもあると思います。
この時代に生まれ
そして、この未曾有の危機に見舞われた日本を前に
1人の人間として、チベット人として
出来ることをするしかない…という結論が
今回の法要です。
「ダライ・ラマ法王の被災した日本へのメッセージ」↑法王様はこのメッセージの中で
「般若心経の読経は亡くなられた方への助けになるばかりか、
これ以上の災害を防ぐ助けにもなります。」
とおっしゃっています。
今すぐにでも、この体を投げ出して、
一人でも多くの人を救いたい!という
止むに止まれぬ思いを胸にしながら
それが現実的には、叶わない状況の今
法王様のお言葉を、心から信じて
法要を執り行うものです。
これまでも、たくさんの篤志をお寄せいただき
それによって成り立っているTCPが
このようなことを申し上げるのは、誠に心苦しいのですが…
やっぱりこのような状況で、
一番身近に出来る、効果的な支援は募金です。
可能な方は募金をしていただけると
後方支援部隊として、間違いなく、役に立つと思います。
TCP東京事務所から、お知らせです。
東北地方太平洋沖地震で被災された方々に向けて
TCPは、何をすべきなのか…
本日、代表以下、現地スタッフおよび提携ゴンパと
どのような事が出来るかを協議し
16日から2日間に渡って
法要を執り行うことを、決定いたしました。
場所は、クンデ・ハウスで行います。
法要には、もちろん子ども達も参加し
ターラ21尊のお経を、心からの祈りと共に唱えます。
現地からは
「こんなとき、一番必要で有効なのはお金だろうけれど
こんなにも経済格差があっては、それが叶わない。
その場に駆けつけて助けることも、叶わない。
それらのことを、とてももどかしく思う。
せめても、仏教徒として、チベット人として
最大限に出来ることを、真剣に取り組む。
心を日本と1つにして、祈りたい。」
とのメッセージが届きました。
法要の時間については、明日お知らせいたします。
皆様、お忙しいことと思いますので
もし思い出して頂けるのであれば
開始時間に、職場や学校、ご自宅から
「あっ、法要始まった。」と思って頂けましたら幸いです。
東京事務所の石川です。
日本政府により、本日の夜になって発表された
「輪番停電」。地域ごとに順番に送電を止める「計画停電」を
こんな風に言うのだと、初めて知りました。
ネパールがもう何年も前からやっていたのは
ただの「停電」ではなく
正式名称は、「輪番停電」だったのですね。
何だか「停電」というと、
ただ電気が来ないネガティブなイメージですが
「輪番停電」というだけで、
みんなで輪になって順番に停電♪
みたいな感じがするのは、私だけでしょうか?
かく言う石川の住居地域は、明日14日(月)
6:20~10:00
16:50~20:30
上記時間帯が、停電です。
ええっ!
朝起きたら、すぐに電気がない時間に突入です。
帰宅時間も、街一体に電気がないって…。
輪番停電の詳細発表が、夜にずれ込み
かなり「突然」なイメージの停電ですが
被災地の方々の窮状を思うと
電気のある時間帯も、節電に励みたいと思います。
ネパールも日本も、輪番停電となる今後
さらに頑張って、ブログをUPしたいと思います!
スタッフからもたらされた情報を
たくさんの方々で、共有してください。
ダライ・ラマ法王は、被災した日本に向けて、
下記のようなメッセージを述べられました。
http://dalailama.com/news/post/656-his-holiness-the-dalai-lama-expresses-his-sadness-over-the-recent-earthquake-and-tsunami-in-japan (ここより邦訳転載)
ダラムサラ(インド北部)2011年3月12日 ――日本の菅直人首相に宛てた書簡の中でダライラマは、昨日日本を襲った地震と津波のニュースを聞いて、そのショックと悲しみの意を伝えました。亡くなられた方々に祈りを、そのご家族や周囲の方々にお悔やみを述べています。ダライラマはさらに、日本政府の災害への対応によりこれ以上の被害が出なくてすんでいるということに私たちはみな感謝すべきであるとも述べています。最後に、毎日般若心経を唱えている僧として、日本の仏教信者もこの苦難に際し般若心経を唱えることがとても助けになると思う、とのことです。般若心経の読経は亡くなられた方への助けになるばかりか、これ以上の災害を防ぐ助けにもなります。このために般若心経を10万回唱える会を現在ダラムサラで準備中です
(以上転載終了)
↓翻訳はこちらから転載させていただきました
http://vertaalster.blog91.fc2.com/blog-entry-141.html 現在、インド滞在中の方のツイートによると
明日(13日)日本時間9:30amから、法要を執り行ってくださるそうです。
開催時間について、上記の記載が正式なものであるかどうかは
申し訳ありませんが、現段階ではTCPとしては把握しておりません。
いずれにしても、
「般若心経の読経は亡くなられた方への助けになるばかりか、
これ以上の災害を防ぐ助けにもなります。」
とおっしゃる法王様のお言葉を信じて
手を合わせていただけたらと思います。
2011年3月11日14時46分ごろ、
三陸沖を震源に国内観測史上最大のM8.8の地震が発生し
津波や火災で多くの方が被災されました。
少しでも多くの方々が、ご無事であることを願います。
石川の住む地域でも
断続的に余震と思われる揺れを感じています。
皆様、どうぞ今後もご注意ください。
くれぐれも、ご自身とご家族の
安全を確保なさってください。
TCP東京事務所
昨年の11月に、クンデ・ハウスに入居したチュイン。
みんなの通うナムギャル・スクールへ
入学を申請しましたが、
学年の途中での転入は、認められませんでした。
仕方がないので、
みんなを学校へ見送った後
クンデ・ハウスで自主勉強。
学校へ行っても、みんなについてゆけるよう
チベット語、英語を勉強中です。

通学用のリュックサックも準備できて
後は、春になるのを待つだけです。
「ここのところ、どうも激痛がはしる…。」と
アパーが、背中の痛みを訴えています。
かなり深刻な様子です。
アムチに相談したところ
家にあるものを使って
「チベット式カプラ」をすることにしました。
「カプラって、何?」と思われますよね。
カッピング(吸い玉)と言ったら、
お分かりいただけるでしょうか。
ガラスの半球型の吸い玉の中を、
真空にして、皮膚を吸引し、
毒素を引き出すという治療法です。
まずは、ツボを探し出します。

チベット式カプラは、こんな感じです。

使っているのは、ガラスのジャムの瓶です!!
子ども達、興味深々。
それでもちゃんと、真空状態になって
皮膚に張り付いていますね。

このまま、約30分放置します。

その後、瀉血。
さらにこの後、15分間、もう一度
カプラをします。
アパー曰く、施術は、ほとんど痛くなかったそうです。
そして…、完全に痛みから解放されたのでした。
恐るべし、アムチ。
それにしても、ジャムの瓶で
これだけのことをやってのける知恵には
驚かされますね。
治療の成果を、目に見える形で出すアムチ。
元気と笑顔を取り戻し、感謝して終わる治療。
これらを常に、間近で見ているせいか
子ども達に人気の職業は、「アムチ」です。
1月1日から始まった
50日間の冬休みが終わり
チベット暦の新年も過ぎて
ようやくしばらく、学校での
落ち着いた生活が始まります。
登校前のスナップ。

随分、ネパールは春めいてきてます。
昨年は代表が亡くなったため
今回のロサルは、とてもシンプルに迎えました。
一切の祝賀行事を、自粛しました。
とはいうものの、子ども達にちょっとだけ
お正月気分を味わわせてあげたい…ってことで
みんなの大好きなモモをたくさん作ることにしました。
庭に出て、皆でモモ作りのお手伝い。

ダワがたまねぎのみじん切りをしているところ。
アパーは5Kgの肉の塊を、みじんぎり(ひき肉)にしました。
蒸しあがったモモ。

「さあ、今日はお代わりは、いくらでもしていいぞ!」
楽しい昼食のスタートです♪

「うれしー♪お代わり自由!!」

モリモリ食べています。
子ども達の手と比較してもらうと
お分かり頂けるかと思うのですが
結構、大き目のモモなんです。
なのに子ども達、一人当たり、10~15個食べました(汗)。
今日は、コーラも飲ませてもらえます。

嬉しくて、
すっかり酔っ払ってしまった(?)様子の子ども達。

サポーターさんに頂いた、新しい洋服で
新年を迎えました。

平和な年明けを
迎えられたことに感謝です。
本年が、皆様にとって、
良き
1年となりますように。
ロサル・タシデレ!!今日は、チベット暦2138年の新年
ロサルです!
この新しい年が、
生きとし生けるものすべてにとって
幸福の年となりますように。TCPサポーターの皆様には、
昨日までのお届けで
新年のご挨拶カードをお送りしております。
月間&年間サポーターさんには
アパー手書きの年賀カードを
里親さんには、
年賀カード、里子の成長記録を
お送りしております。
万が一、届いていないサポーターさんがいらっしゃいましたら
お手数ですが、事務局までご連絡ください。
info@tcp-np.com
お送りしたカードは、こちらの2種類。

いずれかのデザインが、届きます。
中は、

アパーが一生懸命手書きしてくれた、
チベット語の、新年のご挨拶です。
お送りしたカードのうち何枚かは
ご挨拶の文章が、カードの左に偏っていて、
加藤が
「右側のスペースが空いてしまっているから
ここに何か、絵でも書いてよ~。」
とアパーに言ったところ、こんな仕上がりになりました。

「ヤク」

「ヒマラヤに咲く花」
ヘタウマな画風が、実に味わい深い(?)

さらにマヌケ顔のヤク。

ここまで来ると、どう評してよいのか!?

ヤクとヒマラヤの花のカードは
ランダムな封印作業で、どなたの元に届いたのかは
スタッフも把握しておりません。
お楽しみに、開封なさってください。
里親さんには、成長記録をお届けしております。

表紙は、こんな感じです。
裏の表紙は、みんなの正装した写真。

(先に海外発送した分がありますので、数が1冊少ないです。
TCPのサポーターさんは、実によくブログをご覧頂いているので、念のため^^)
ちょっと中身をお見せすると…

日本語が母国語でないサポーターさんには、英文で。

すみません、誤訳がありましたら、お許しを!
ダワは、サポーターさんに宛てて
英語の手紙を書きました。

本当に、子ども達
確実に成長しています。

子ども達の手形も、同封させていただいています。
里親さんに向けて
子ども達は、いろんな絵を描きました。

これは、日本語の絵本をまねて書いた、ダワのもの。

最近、女子チームは好んで
可愛いフリフリの洋服の女の子を描きます。

家の絵も、大好きで、好んで描きます。

こちらは、絵本をまねして書いた
タイガーの絵。
昨年のロサルのブログと比較いただくと
子ども達の成長が、実感いただけると思います。
2010年2月14日ブログ→
「ロサル・タシデレ!」今年もたくさんの変化を
皆さんと分かち合いたいと願っています。
いつもご支援いただきまして
ありがとうございます!
昨年の秋、
TCPをご訪問くださったサポーターさんが
製麺機を買ってくださいました。
その時の様子は、こちら。
→2010年11月2日ブログ
「チョーミン」今回は、別のサポーターさんが
この製麺機を設置する台を
作ってくださいました。
取り付け位置を、確認しつつ
布で製麺機を拭くアマー。

確認する、ダワ。
大工仕事のお手伝いを、しているつもりの
ダワ、カンド、チュイン。

製麺機は、台に固定すると
力を入れても、位置が動かずに
とても使いやすくなるんです。
こんな感じに出来上がりました!

台所の角に設置しました。
下が、野菜入れになって、とても使いやすいです。
大工仕事を受け負っていただいて
ありがとうございました。
忙しさにかまけて
うっかりしてブログをUPし忘れていると
もう3月3日なんですね!!!
毎日、「ブログ更新されてる?」と
見に来てくださる皆さま、すみません~。
ネパールは、電力事情ががさらにひどくなって
現在は、1日14時間の停電です。
電気が来ても、電圧が低くて
電化製品が動かないことなどもあったりしますが
そんな状況の合間をぬって
加藤から送られてきた写真で
今日もブログを、UPさせて頂きますね。
アムチの下宿先の大家さんは
とても広い敷地をお持ちです。
その土地に、許可を得て
家庭菜園を開墾中です。
こんな感じの場所です。

現在、TCPをご訪問いただいているサポーターの
Hさんもお手伝いくださって
見る見る開墾が進みます。

左から
耕す、アパー
種をまく、Hさん&アムチ。
学校への途中編入が、許可されなかったため
春まで入学を待って、自宅学習中のチュインも
この日は、畑をお手伝いしていています。

本当に、びっくりするぐらい
クンデ・ハウスの子ども達の食欲は旺盛です。
日本のお母さんが
「うちの子は、小食で…」なんておっしゃっているのが
信じられないぐらい、どの子もモリモリ食べます。
なので、これ以上
エンゲル係数が高まるのを、抑えたい…(笑)
という、思いで開墾中です。
亡命してきた直後は、
野菜をほとんど食べたことがなかったため
野菜嫌いな子どもも何人かいました。
以前、小さな菜園を作って、子ども達に世話をさせるようになったら
野菜嫌いが治ってきたので、教育的にもよいと思っています。
何よりも、欲しい野菜が育てられるし
安全で、新鮮です。
また、去年の5月のように
バンダ(ゼネスト)が長期化すると
食料が枯渇してしまって、大変です。
今後も、このような状況にならぬとも限らないので
自衛手段でもあります。
1枚目の写真と、比較してみて下さい。

すごく、進んだでしょう?
野菜の成長が、楽しみです。
| チベタン・チルドレンズ・プロジェクト - スタッフブログホーム |