ダライ・ラマ法王による特別慰霊法要は
本日午後2時より、大本山護国寺において
たくさんの方々のご列席のもと、執り行われました。
開始時には、晴天であった空が
途中から雨模様となり
一時、雨足が強くなりましたが
法要を終えられた猊下が
本堂を出られるときには、ぴたりと止みました。
観音菩薩様(の化身である猊下)自らが
お経を読み、法要を執り行ってくださり
本当に貴重で有難いことでした。
被災して亡くなられた方々の魂は
突然、未来を閉ざされて
恐怖と苦悩に満ちて、混乱されている事とお察しします。
どうか本日の法要で、
安らかなお気持ちになって旅立っていただけるようにと
心から願います。

本日会場で配布された、お経が書かれた法要次第。
会場では、何名もの
TCPのサポーターさんとお会いできました。
久々にお顔を拝見する方もいらして
嬉しく思いました。
東京事務所:石川
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本日、護国寺(東京都文京区)において
ダライ・ラマ法王による
東日本大震災四十九日特別慰霊法要が行われます。
詳細は、こちら↓
東日本大震災四十九日特別慰霊法要この法要の開催については
Twitterなどで既に広く拡散されており
もしかすると、会場と参加人数に
著しいアンバランスが生じるかもしれない…との懸念から
ご案内していませんでしたが
新しい情報によると
一般向けに、2000席以上が準備されているとの事です。
多くの一般席は、屋外ですので
雨も心配でしたが
本日は晴天に恵まれました。
お時間のございます方は、
ぜひご参加ください。
心をひとつにして
亡くなられた方々を
お送りしたいと思います。
昨日、そのウワサが急に広まって
いやな予感はしていましたが…
本日、バンダ!長くこのブログをお読みいただいている皆さんには
ご説明するまでもないのですが
新しい読者様のために、解説しておくと…
バンダとは
ネパール語(語源はサンスクリット語)で
「 閉じた 」という意味で
転じて、ストライキと言う意味の単語として
ネパールでは使われています。
バンダについては、
下記のサイトが大変参考になります。
Nepal Trekking Resourcesバンダ中は、すべての交通が遮断されます。
唯一、外国人観光客向けに
空港と市内は政府のバスが運行されたりしますが
最近では、それも確約されません。
本日ネパール到着のTCPサポーターさん
ホテルから送迎に行けないので
ホテルスタッフに頼んで、空港職員と連絡を取ってもらい
安全に、ホテルまで
トランスポートしてもらえるようにお願いしましたが…
到着早々、騒然とした空気に驚かれていることと思います。
昨年のちょうど今頃も
大規模な長期バンダが決行され
クンデ・ハウスも食べ物が尽きる寸前の状態になり
毎日、アパーとアマーが食糧確保に奔走してくれました。
昨年のバンダの様子はこちら。
2010年5月6日「バンダ」2010年5月7日「バンダ その2」はぁー、今回のバンダ、いつまで続くのでしょうか?
せっかくお越しいただいたサポーターさんにも
本当に、お気の毒で申し訳なく思います。
バンダになると、先生が通勤できないため
(マオイストのバンダの場合、学校自体が襲撃される可能性があるため)
学校は休校になります。
せっかく新学期が始ってウキウキの子ども達ですが
自宅で宿題などをして過ごします。


早くバンダ、終わらないかな~。
4月8日のブログで、
募集のご案内をさせていただきました
そろばん。
お陰さまで、手元に7挺が集まりました。

別途、直接現地へとお持ちいただけるよう
手配をしていただいた2挺を加えて
合計9挺が集まりました。
上記の7挺は、
GWを利用して、現地をご訪問いただく
サポーターさんにお願いして
明日の飛行機で、クンデ・ハウスにお運び頂きます。
引き続き、そろばんは募集をしております。
ご自宅、実家、職場など
今はもうお使いでないものを発見されました場合は
ぜひぜひ、ご連絡をお願いいたします。
今、ネパールはそろばんがブームです。
日本では、見向きされなくても
ネパールではモテモテのそろばんなのです。
ぜひ、淋しそうなそろばんを見つけた場合は
ご一報ください。
クンデ・ハウスではそろばん教室を開催の予定です。
出来ることなら、
ご近所のお子さん達にも参加していただいて
地域に馴染む活動の1つにしたいと考えています。
改めてそろばんの玉を見てみると

本当に、よく出来ていますね。
玉を通す棒の部分は、どうも竹のようです。
玉の大きさと、その穴と、竹の芯の直径が絶妙のバランスで
玉の動きが、本当に滑らかです。
しかし、決して滑らか過ぎない、
全く、素晴らしい調整具合です。
下の四つ玉は、
どれもがぴったりと吸い付くように揃って
ゆがんだ玉や、大きさの違う玉がないあたりが
さすがに日本製ですね。
さてさて、子ども達
どれだけそろばんに、興味を示してくれるでしょうか?
昨日から始まった、ナムギャル・スクールの新学期。
「学校ってそんなに楽しかったっけ?」などと
スタッフは思うのですが
もうどうにも、楽しくて仕方が無い様子です。
新しい学年の教科書を持って、記念撮影。

本当にみんな、よく勉強します。
学年でも成績のいい子が、クンデ・ハウスには多くて
「勉強って、そんなに楽しかったっけ?」などと
スタッフは思うわけなのですが(苦笑)
何故だか、とても楽しい様子です。
よかったよかった。
亡命してきた頃は
鉛筆もノートも初めて触るので
どう扱うのか教えることさえ大変で
一体この先どうなるのか?と、正直、大変に不安でした。
「健康で、毎日学校に通ってくれれば、それでいい」
「留年しないで、小学校を卒業できれば、上出来」
と思っていたので、子ども達の予想外の頑張りには
本当に驚いています。
これまでは、生きることに
毎日の時間の大半を費やしてきたのに
クンデ・ハウスは、基本的な生活条件が整っているので
その分、子ども達には
たくさんの自由な時間が出来ました。
亡命したことで、突然できた
持て余すほどの自由時間を
遊びとも勉強ともつかぬ状態で
チベット語を学んだり、英語の本を眺めたりして
結果的に、なんとなく勉強している状態になっています。
このままずっと
それが「勉強」だと気づかずに(区別せずに)いてくれたら
学ぶことが苦痛になったり、
負担になったりしないだろうなと思います。
これからも楽しく、いろいろなことを
身に付けていって欲しいと願っています。
ともあれ、これだけ学校に行くのが
楽しそうな子ども達を見ていると、無条件に
「よかった~」と思うのです。
本日より、ナムギャル・スクールは新学期です。
長いなが~いお休みに、アキアキしていた子ども達
登校が嬉しくて、仕方がない様子。
特に、一番張り切っていたのは
チュイン!先日、編入試験のチベット語を
好成績で無事にパスし、
本日より、いよいよ通学です。
秋からずっと、学校に行くみんなを見送った後
クンデ・ハウスで自習の生活でしたので
喜びもひとしおです。
ネクタイを結ぶのも、久しぶり…の皆さん。

どうにも嬉しさが抑えきれず
一歩前に出てしまう、チュイン(笑)。

後ろに写っている、アパーにも注目です!
とても嬉しそう♪
登校時間になると、1人ストライキを決行していたチミも
今では、この通り、張り切って登校です。
あれだけ、アパーの手を焼かせていたのに…

子どもって、長い目で見ないと、
どのように変化するか、判らないものですね^^
アマーと一緒に、一列になって登校します。
いってらっしゃい!
本日は…
ナムギャルスクールの成績発表会!!
ドキドキです。
みんな試験勉強、頑張ったもんね~。
成績に自信のある子は、早く学校に行きたくて
朝からウキウキです。
さてさて結果は…
ヌモ 1位
イシ 2位
クンサン3位
おめでとう!!成績は、3番までしか表彰されません。
でも、どの子も本当によく頑張りました。
それに、アパーのスパルタチベット語教室のお陰で
全員が、チベット語は90点以上です。
↑これって、結構すごいことなんです(やや自慢)。
新しい学年を前に
成長した子ども達の制服の準備も整い
本日は新学期の教科書の購入に行ってきました。
チュインもいよいよ、学校へ通うことになります。
さて、TCPではこの春から新しい試みとして
子ども達に「そろばん」を教えようと思っています。
実は現在、ネパールってそろばんブームなんです。
計算の概念を理解するためにも、
そして何より計算自体に強くなるためにも
そろばんはきっと、よい効果をもたらしてくれると
期待しています。
そこで、皆さんにお願いです。
もし、ご自宅に不要なそろばんをお持ちでしたら
頂けないでしょうか?現在、日本の小学校では4年生の算数で
そろばんが必修となっていますので
お子さんのいらっしゃる家庭では
小学校卒業後、お使いでないそろばんが
あるのではないでしょうか?
TCPでは、もし数が集まるようなら
クンデ・ハウスの子ども達だけでなく
ご近所のお子さん達にも、是非そろばんを
プレゼントしたいと思います。
既に、そろばんを指導してくださる先生の
確保も出来ておりますので
後は、そろばんを準備するのみ!なのです。
「そろばん、あるよ!」の情報は、
是非こちらまでお寄せください。
info@tcp-np.com
※ご案内必要数のそろばんを、ネパールに運ぶことが出来ましたので
現在、そろばんの募集を停止しております。
たくさんのご協力を頂き、ありがとうございました。
3月中に、ナモーブッダにお参りに行きました。
山の上のポイントで、
この度の、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を祈って
また、日本と世界の平安を願って
持ってきたタルチョをタルポチェに結びました。

写真のエンジの上着に、茶色いズボンの小さな男の子が
器用にするするとタルポチェに登って
タルチョを結び付けてくれます。

ここで、アムチのお説教開始。
「よく見てみろ。
この子、はこうしてタルチョを結びつけることを日々の生業として
自分の食い扶持を稼ぐことはもちろん、家族を助けるために働いている。
お前達とは違って、まったく自立している。
何もかもに恵まれていることを自覚し
甘えずに日々、しっかりとやれ!」
こういうお説教は、子供たちの胸に響きます。
…アムチ、ありがとう!

急な坂道を下って、山を降ります。
途中、ドルマのお堂に立ち寄りました。

震災で大変な被害を受けた、
日本人と日本に向けて
ドルマ21尊のお経を唱えさせて頂きました。

ナモーブッダへのお参りの1日でした。
3月12日にクンデ・ハウスをご訪問くださった
EArTHさんが主催されるアイキャンプの皆さんが
3月21日に、再びご訪問くださいました。
今回のアイキャンプは眼科のみならず
小児科の先生も同行されていて
子ども達の健康診断をして下さいました。
順番に並んで、診察を待つ子ども達。

カトマンドゥは慢性的に非常に空気が悪く
子ども達は喘息気味なんです…。
ラマやアニ達は、松山先生に
眼科検診をしていただきました。

ご近所のチベタンにも声をかけ
15人を診察して頂きました。

チベットは標高が高いため
紫外線が強く、白内障になる方が多いのです。
亡命してこられた方々は、加齢と共に特に気になります。
こうして信頼できるお医者様に見ていただくと
本当に安心です。
たくさんの愛情を、行動することで示してくださる
松山先生とEArTHの皆さんに
心から感謝申し上げます。
誰にとっても忘れるのとの出来ない3月が終わり
新たな年度を迎えました。
今回の震災で亡くなられた方々の
ご冥福を、お祈り申し上げます。
命は助かったけれど、
家も学校も職場も愛した郷土の町並みも
何もかもを失われた方々が
一日も早く不安のない日常を取り戻されることを
心から、お祈り申し上げます。
3月は年度末ということもあり
複数の方々に、TCPをご訪問頂いておりましたので
本日より、数日に渡って
それらをご報告させていただきます。
今年も3月12日から、
ネパールで、アイキャンプを開催された
眼科医の松山先生が、理事長のEArTHさん。
4月1日より、より広い範囲を包含した意味を持つ
「ヒマラヤ眼科医療を支援する会」
~Eye Association For The Himalayan~
とお名前を改名されました。
その素敵な活動の内容は、
こちらをご覧下さい。
毎回、ネパール滞在の際には
お忙しいお仕事の合間をぬって
クンデ・ハウスをご訪問くださいます。
今回はアイキャンプの最初と最後に
2度もご訪問くださいました!
一度目のご訪問は、EArTHさんのブログに
詳しくご紹介していただいておりますので是非ご覧下さい。
2011年4月1日 EArTHブログ13名のみなさんで、ご訪問くださいました。
そして子ども達に「宝探し」を企画してくださったのです!

クンデ・ハウス内に隠された番号の付いたカードを見つけて
番号に書かれたおもちゃを頂きました。

初めて「自分のおもちゃ」で遊ぶ子ども達。

釣りをする、ジグメとペマ。

いつも楽しいイベントを開催してくださり
本当にありがとうございます!!
最後は、スタッフの皆さんと外で踊りました。

EArTHに参加しておられるスタッフの方達が
勤務しておられる病院の有志で
ペマの里親さんをお引き受けくださっています。
入居当時、一番小さかったペマ。
1年で成長した様子に、皆さん驚かれていました。
里親さんの訪問は、子ども達にとっては
嬉しくて眠れないほどの一大イベントです。
お忙しいお仕事の合間に
よくぞご訪問くださいました。
ありがとうございます!!心から、感謝です。
またいっぱいの笑顔を見に、いらして下さいね!!