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肉!


なかなかブログをUPできておらず、すみません。


今日はアムチの日本滞在の最終回をお届けします。

アムチが日本で楽しみにしていること。
それは、サポーターの皆さんにお会いすることを除けば
やっぱり「肉」

「どれにしようかな~♪」
肉1
サポーターさんに連れて行っていただいた
ウイグル料理屋さんで、羊の串を注文するアムチ。

肉2
「いや~、これは旨い!」
大変気に入って、追加でさらに注文していました。

肉3
こちらは、内臓系。
こちらも大変おいしくて、完食。

時々は、サラダ。
肉4
野菜に興味の無いアムチですが
今回は、レタスがツボだったようです。

ネパールは肉と言っても、バフと呼ばれる
水牛の肉が一般的。
水牛の肉は、とても硬いのです。
慣れないと、翌日顎が痛くなるほど噛み切れないのです…。
それに比べれば、日本の肉は
どれもやわらかくて、肉汁たっぷりで、おいしいのです。
肉好きのアムチにとっては、たまらないようです。


別の日も、また肉。
肉5
スペアリブ。

実はこの時、スペアリブを1本だけ頼んだのですが
お店の方が
「このスペアリブ、ちょっと小さめなので
 おまけにもう1本つけますね!」と
2本にしてくださったのです!!
アムチに、肉好きのオーラがあふれていたからでしょうか…。

もちろん、大食いのアムチ。
スペアリブは前菜です。

ご飯は、カツカレーとレタス1玉。
肉6
「健康のために、もうちょっと痩せたほうがいいよ」
「健康のために、大食いは控えたほうがいいよ」
これまで何年もそう言ってきたのですが
アムチの大食いは直らず…。

来年はぜひ、サポーターさんからも
「子ども達のためにも、健康でいて欲しいから
 やせたほうがいい!
と言ってやってくださ~い。




食べ物以外で、アムチの日本でのお気に入りは
プール
プール。

本当は海に行きたかったそうですが
風邪のため、ご近所の市営プールへ。
とても楽しんでいました。


あとは、銭湯にあった
足のマッサージ器。
銭湯
「こりゃいい!」と言ってました。


暑さにバテてしまい、風邪も治らずにいたアムチ。
それでも、日本を楽しんだようです。


なお、今回のアムチの来日に関しては
TCPの会計からは、一切支出をしておりません。
昨年同様、今後もスタッフの来日は個人負担です。
TCPに頂いたご寄付は全て
チベット難民の直接支援にのみ
使用させていただいております。

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激論?!


アムチ来日中のある夜
石川家の台所で、それは突然に開催されました。

夕食後、お酒を頂きながら
まったりとした時間を過ごしていたのですが
そのうちに、TCPの今後の運営方針について
段々と、熱の入った論議になってしまったのです。
DSCN4095.jpg
参加者は、このメンバー。
現地統括責任者:加藤、東京事務所代表:石川、チベット予防医学室:アムチ。

22:30~26:00まで、3時間半に渡って
白熱した議論が繰り広げられました。

活発に発言する、アムチ。メモする石川。
DSCN4106.jpg
この頃には、真剣すぎて
お酒なんぞ飲んでいられず、ミネラルウォーター


目指すものは同じでも
それぞれの立場と責任に基づいて
理想を実現する手段についての考え方は
ほんの少し、差があることが分かりました。
DSCN4099.jpg
何が正解で、何が不正解かなんて
それはとてもこの段階で、判断できることではありません。

長い年月がたって、TCPの果たした役割がどのようなものであったかを
亡命チベット人や社会の方々に判断していただいて
初めて評価が下ると思っています。

その時に後悔のないように、常に最良の方法を
間違いなく選択しようと、スタッフは必死なのです。

ここに集うメンバーは、
すべて無給のスタッフです。
それだけに、ただ真剣な思いと冷静な情熱で
TCPを運営しているのです。
お互いにその姿勢を尊敬し、尊重しているので
大激論ですが、発展的な話し合いです。
DSCN4100.jpg
お供は、十六茶。



「はじめは、TCPとパートナーシップを組めば
 自分の仕事が安定すると思って、
 そんな仕事上の利益を思って、TCPと組んだけど
 今では、まったくそんな思いは欠片もない。
 ただ、子ども達が大好きで、この子達を立派なチベット人に育て
 次の世代に役立つ人材にするために、俺は何だってするぜ!」
DSCN4107.jpg
こんな熱くて真剣なアムチを、見たことがありません。
TCPはアムチの中では、すでに「俺のプロジェクト」なのです。

「子ども達を育てるためなら、どんな事だってやる!」
アムチは何度もそう言いました。
「だからもう少し、子どもを引き取ってはダメだろうか?」

確かに、亡命した子どもの引き取りは
非常にたくさんのお問い合わせがある状況です。
中には、私たちが引き取らねば、どうにもならないのではないか?
という状況の場合もあります。

しかしながら、小さなTCPができることには、限界があります。
限界を超えて無理をして、本体自体が揺らいでしまうことは
絶対に避けなければならないと思っています。
小さな組織だからこそ、出来る事のキャパシティーを
シビアに見極めて、慎重にならねばならないと考えています。

資金やスタッフ、施設の充実が図れるのであれば
クンデ・ハウスの拡大は可能ですが
現在、急に規模を大きくすることは難しい…
ましてや、このような大震災が起きて苦境にある日本で
これ以上のペースで賛同者が現れるとは考えにくい…
などの現状を、事務方の石川からアムチに説明します。

結局、お互いの信頼の元に
柔軟に対応してゆくことで
合意しました。


その他にも、
さまざまな運営上の方針や
ルール作りについて意見が飛び交い
本当に充実した話し合いになった
夏の夜でした。

TCPサポーター懇親会


昨年と同様、
現地スタッフを交えたサポーター懇親会を
今年も開催しました。

3連休の初日ということもあって
参加のお申し込みは少なめでしたが
14名のサポーターさんにご参加いただきました。
DSCN4185.jpg
お暑い中、ご足労頂きましてありがとうございました。

名古屋からも、3名のご参加を頂き
サポーターさんの熱心さには
頭が下がるばかりです。


サポーターのUさんが、わざわざ石垣島から
完熟パインをたくさんお送りくださいました。
DSCN4176.jpg
大玉パインを切り分けています。

うっとりするほど甘くて、おいしくて
大好評でした!!

また、お菓子を差し入れしてくださるサポーターさんもいらして
とてもありがたく、感謝、感謝の懇親会です。

…いずれも、食べるのに夢中で
写真がない不手際をお許しください。



懇親会の前には、実はこんな差し入れも。
ぬか漬け
ご実家の畑で取れたお野菜を
ぬか床で漬け込んだ、お漬物。
スタッフのお昼ご飯の時に…と
お持ちくださったのでした。

な、なんて気の利くサポーターさんばかり!!
本当に、本当に、ありがたい事です。

勝手に自慢しちゃいますが
TCPのサポーターさんは素敵な方ばかり。
ベテラン?サポーターさんが、
初参加の方に、馴染みやすいように
声を掛けて気を使ってくださったり
何とも本当に人として見習いたい
配慮と余裕に満ちた方たちなのです。
こんな皆さんにご支援いただくTCPは
とても幸せ者です。


少人数ということもあって、
話題はいろんな方面へ飛びましたが
とても楽しい時間をすごさせて頂きました。
ありがとうございました。


今回の参加記念は、アムチより
自身が製作したチベットのパウダーインセンス。
DSCN4234.jpg

拡大すると、こんな感じです。
DSCN4235.jpg
31種類の高品質のヒマラヤ産のハーブがブレンドされています。
経典の記載に基づき、伝統的な製法で作られています。

それぞれ、希少なハーブの薬効は
不眠、目まい、あらゆる肺の症状、喉や口の乾燥
などに効くものです。

かなりモクモクと煙が出ますので
一般のご家庭では、換気にご注意。
DSCN4240.jpg

上手に焚くにはコツが必要ですが
BBQなどに使用する炭に
火をつけたものを下に敷き
その上に、まぶすようにしてご使用いただきますと
きれいに火が回ります。

チベットのサンに似た香りですが
サンほど青い感じではなく
もっと深みのある香りがします。


ご都合によりお越しになれなかったサポーター様
次回はご参加いただけますと嬉しいです。
遠方でご参加の難しいサポーター様
いつも開催が東京ですみません。
もっと組織が大きくなったら、
東京以外でも開催したいです。


サポーターさんのお顔を拝見できて
幸せな1日でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。



アムチ、動物園へ


今日は、アムチが滞在中に巻き起こした
面白ネタをご披露します^^


今回の日本滞在で、アムチがしたいと思っていた事
そのひとつは、動物園に行くこと。
これまでに見たことのない動物を
是非とも見せて欲しい!とのことで
東武動物園へ行ってきました。
サポーターのTさんが車で連れて行って下さいました。

まず最初に、オットセイのショーを見学。
オットセイ1
海の生き物だから珍しいでしょ!!??
と思う、スタッフを尻目に
期待ほどは、盛り上がってないアムチ。

でもさすがに
オットセイ2
近くで見ると、ちょっと興奮してました。
写真は、オットセイが「バイバイ」するのにあわせて
手を振るアムチ。


さてさて、ここからアムチの本領発揮。
サイのオリの前で、一生懸命、サイを凝視。
サイの牙
「すごい!!すごい!!こんな完璧なの、見たことない!」
と大興奮。

これほどの大型動物は、チベットにはいないし
ネパールの動物園にも確かいなかったから
それは相当、珍しいのだな…などと思っていると

「こんな完璧な角、なかなか、ないぞ~。いいな~。」


むむ??


そうなんです、アムチが一生懸命見ていたのは
サイではなくて、サイの角だったのです。


アムチによるとサイの角は、希少なチベット薬の原料なのだそう。
通常は1本100万円以上の値段で、取引されているそうです。
また、アムチはこれほど完璧に
角が2本揃った状態で、見たことがないとのこと。
そうですね、流通しているときは、多分
1本づつの状態でしょうから。


「いいな~。欲しいな~。」

そりゃそうですよね。
何しろ1本100万円。
これがあれば、今までは作りえなかった
数々の処方箋が実現するのですから。


「ねえ!!ほら、よく見て!!!
 あの角の端っこの部分、ちょっと欠けてるよね?
 だったら、ちょっとぐらい、削っても分からないよね?」


いいえ、分かります。


万が一にも、仮に削っていいとして
誰がどのようにして、
角を削ると想定しているのか?!


いつまでも、角に執着するアムチを
オリから引き剥がして、園内を巡ります。




鹿にえさをやるアムチ。
鹿
鹿の角も薬の原料ですが
こちらは希少性が低いので
全然興味はなさそうでした。

フラミンゴは、とても珍しかったようです。
フラミンゴ


と、ここで
園内にある、子どもの学習用のコーナーを発見。
そこには、いろいろな動物の頭部の骨が展示されています。

早速、駆け寄るアムチ。
もう、お分かりですよね?
アムチが執心しているのも、それは
牙1
牙。


「この牙、欲しいな~」
そうです、またまたチベット薬の原料発見です。
必死に、牙を抜こうとするアムチ。
牙2
しかし、ここで重要なことが発覚。
この頭部の骨は、
見かけ上は全くそうとは気づかないのですが
実はレプリカだったのです!
手触りで、レプリカであることに気づいたアムチ。
途端に、興味を失いました。

炎天下、数時間をかけて園内を1周し
最後に立ち寄ったのは、
一番初めに、オットセイのショーを見学した
あの大きなプール。

やっぱり海の動物って、アムチにとっては珍しいってことね…
などと思う石川は甘かったです。


水中を凝視するアムチ。
ゴマちゃんとアムチ
その先にいるのは…

ゴマフアザラシ。
ゴマちゃん

「この内臓は、いい薬になるんだよな~。」


いつ、どこにいて、何をしようとも
アムチはアムチなのだと
思い知った、東武動物園でした。

アムチ帰国


9日間の日本滞在を終えたアムチは
無事にネパールへ帰国しました。

DSCN4035.jpg
今回も、存分に日本を楽しんだ様子。
途中、風邪を引いてしまったことが
少し残念ではありましたが…。


今回の滞在で、意外な事実が発覚!
DSCN4047.jpg
アムチは無類の肉好きで
野菜には、全く興味がないのですが…
それは間違いだったようです。

何と、今回、
レタスにはまってしまいました!!

ほとんど毎食、レタスを1玉食べました。
ネパールにも葉物野菜はありますし
サラダ菜に類するものはあるのですが
レタスほど、シャキシャキとした食感の野菜は
確かに、他にはありません。

レタスはネパールにおいては
ごくたま~に、お高いホテルのレストランや
おしゃれカフェで、サンドイッチに
入っているのを見かけるぐらいです。

レタスがお初だったアムチ
この食感が衝撃だったようです。

事あるごとにレタスを食し
果ては自分で、こっそりスーパーに行って
買ってくる始末!!
野菜を好んで食べるアムチを見るのは初めてだったので
何だか不思議な気持ちでした。

来年から、畑に植えるぞ!と言いそうな気がします。

マッサージ


来日する飛行機の寒さにやられ
日本に来てからは、蒸し暑さにやられ
体調を崩してしまったアムチ。

12日から、東北の被災地支援に
泥出しのボランティアに行く予定でしたが
残念ながら、キャンセルすることになりました。
アムチは最後まで、行くと言い張りましたが
優れない体調で現地入りして
ご迷惑を掛けるようなことになってしまっては
ボランティアの意味がありません。
長い時間を掛けて、説得しました。

昨日は昼まで眠り
岩盤浴に行ってのんびりとしました。

本日も、やはり体調は万全はない様子で
昼前まで、起きることができませんでした。
風邪を引いてしまっているようです。


そこで、石川の旦那さんが
マッサージ
マッサージ。


「はぁー、今日俺は天国にいるみたいだよ」
とろける表情で、マッサージを受けるアムチ。
「ツボを心得ているから、いちいち痛い!」などと言いながら
マッサージを堪能したのでした。

早く、完全に体調が回復しますように!

本日のアムチ


来日したアムチの滞在スケジュールは
かなりハードです。
本日は、午前中にダライ・ラマ法王事務所に
来日のご挨拶に上がらせて頂きました。
法王様のポスターなど、たくさんお土産を頂いて喜ぶアムチ。
お忙しいところ、お時間を頂戴し
ありがとうございました。

続いて、お楽しみのランチ!
昼は、アムチの大好きな新宿のトンカツ屋さんへ。
トンカツ1
「俺、これにしようかな^^」


「いただきま~す」
トンカツ2
ご飯のおかわりを頼んで「ありがとございます!」なんて
短い日本語の単語を、覚えてきているアムチです。
でもその多くは、食に関することだったりします(笑)。

トンカツ屋さんへは、
東京事務所のスタッフ女子2名と
統括責任者の加藤が同行したのですが
「今日は俺が払うので、女子達、たくさん食べなさい」
と言って、アムチがご馳走してくれました。

「お前は、ヤセてるのにいっぱい食べる。大変よろしい!」
とその食いっぷりを褒められた石川。
とにかくアムチは、大食いの人を褒めるんです…。
自分が大食漢なので、食べる人を見るのが気持ちいいらしいです。
でも、もうちょっといい褒められ方をしたいものです(恥)。

ご飯の後、アムチが行きたいと言った場所。
それは、デパ地下。
午前中、デパ地下を通り抜けした際
たくさんのおいしそうなお肉が並んでいたのを見てしまったのです!

「今日は、あの肉の塊を食べるぞ!」
張り切ってデパ地下へ。

しかしそこは、新宿の伊勢丹。
お肉と言っても、並んでいるのは最高級品ばかりです。
3,500円と表示されたその肉は
たった100gの値段なのだと説明すると、
静かに後ずさりしたアムチでした。

続いて、チベット人の友人に頼まれた
買い物をいくつかこなしました。
TCPの代表には、i-podを頼まれてきたのだそう。
その理由は、お経を入れて、
常に聞いていたいからだそうです。
チベットのお坊さんや、修行者の間でも
i-podの利用者は多いのだそうです。
そういう時代なんですね。
特価品を、かなり安く購入できました。

その後は、里親さんとお会いしました。
ジンタ
お仕事が忙しく、今週末に予定しているTCP懇親会に
ご参加が難しい里親さん。
どうしても、少しだけでもお目にかかりたい…
とのことで、お仕事の途中、
抜け出してきてくださいました。
オーストラリアの方です。

現在、TCPの里親さんの国籍は5カ国にもおよび
案外、多国籍なんです。
ひとつの国や民族、宗教のサポーターさんに偏らず
多様な価値観でチベットを支援したい…
と設立当時から願ってきたのですが
結果として、現実がそのように動いていって
実はスタッフも驚いています。

とても充実したお話が出来ました。
お忙しいところ、ありがとうございました。

と、ここで。
急激に風邪が悪化したアムチ。
飛行機の中で、冷えてしまって
風邪気味だったのに、我慢をしていたようです。

予定を切り上げて、帰宅することにしました。
街行く人の多さにも、ちょっと疲れている様子。
ネパールに比べると、歩いているだけで
いろんな情報が目にも耳にも飛び込んで
刺激的過ぎる様子です。

アムチ、今日1日、お疲れ様でした!

アムチ来日



昨日、アムチが来日しました。
アムチ来日
ご飯を前に、笑顔のアムチ。

昨年に引き続き、2度目の日本訪問です。


今日は、アムチが指導して製作しているお香や
チベット医学に基づいたブレンドのハーブティーを
ご愛用くださっているKさんのお宅で
大変素敵なお食事を頂きました。

Kさんは、日本料理の板前さんに
12年の間、指導を受け
自らもお料理を指導なさる腕前。

どれも手が込んでいて
上品なお料理の数々!!
アムチ以上に
加藤、石川が大喜びな
とても素敵な昼食でした。
ありがとうございます!

ご馳走様でした~。

ダライ・ラマ法王お誕生会


今日は、ダライ・ラマ法王の76回目のお誕生日。

子ども達の通うナムギャル・スクールでは
例年のように、お誕生会が開催の予定でした。

しかしこの恒例行事は、
ここ数年、ネパール政府の妨害により
ナムギャル・スクールで開催することが出来ていません。

今年も
ナムギャル・スクールの入り口の前の交差点には
200名ものネパール警察が行く手を阻み
お誕生会は中止に。

これまでも、長きに渡って
耐え難い苦しみを、法王様の教えの元に
耐え抜いてきたチベット人ですが
この正当な理由のない妨害に、
怒りが、抑え切れませんでした。
7月6日その2
警官に詰め寄るチベット人。

何人かの人々は、
そのまま警察に連行されてしまいました…。


これまで、何度もこのような光景や
これ以上の酷い抑圧に
耐えに耐えてきたアムチとアパー。

運営しているプロジェクトのため
そして、子ども達の安全を確保するため
絶対に、このような場面でも、
握りこぶしを怒りで震わせながら
じっと耐え続けてきました。

でも、今日は、
目の前で仲間がボコボコにされています。
思わず助けに割って入り
二人とも、棍棒でひどく殴られてしまいました。

殴られはしたけれど、
二人とも連行されずに、本当に良かった…。


7月6日その1
その後も、ナムギャルの交差点付近には
武装した大勢の警察官が壁を築き
学校の中に入ることは、出来ませんでした。


ところが何故か突然、11時ごろになって
中止されたはずのお誕生会
(法王様の長寿をお祈りするプジャ)が
執り行われましたが
学生と親族のみが、入場を許されました。
7月6日その3
昔は、
建物からこぼれ落ちるほどのチベット人が集まって
心をひとつに、法王様の長寿をお祈りしたのに
どうしてそんな平和的な集まりが
許されないのでしょう。

年を追うごとに
ネパール政府の、チベット行事への露骨な妨害が
酷くなってきています。

今年も、悲しくやるせない気持ちになった
7月6日でした。



「幸福は思いやりの心から生じるものであって、
 怒りや憎しみからは、
 決して生まれることはないのです」

 ダライ・ラマ14世

愛しのひょうたん


アムチが、ひょうたんを育てています。

ひょうたんの種は、チベット医学では
下痢、冷と熱の病気に万能に効くとされています。

育ってきました~。
愛しいヒョウタン
この可愛い形が大好きなアムチは
ことのほか大事に、ひょうたんを育てています。


風船わり競争


アムチに膨らませてもらった風船で
子ども達が、遊んでいます。
風船1

そのうちに、こんなことが始りました。
「風船わり競争!」
風船5
ヌモVSペマ。

運動神経のいいペマが、圧勝でした~。


いつも頭を使って工夫するイシは
風船にひもをつけて遊んでました。
風船4


わんぱくなパサンは
一番大きな風船を手にして、嬉しそう。
風船3

こちらは小さな風船で喜んでいるチュイン。
風船2

つくづくみんな、大きくなったな~と思います。
チベットから来た分、暑さには弱いけれど
今年の夏も、いろんなことを経験して
楽しく過ごそうね!

2段ベット


新しい建物に移ったのを機会に
子ども達のベッドを製作中。

これまでも何度も
ベッドが欲しいと思ってきましたが
なかなか金額的に折り合わず
のびのびになっていました。

お引越しのお祝い?に
サポーターさんがプレゼントして下さり
現在、製作に取り掛かっています。
2段ベット制作
作業中の職人さん。

実はこのベッド
発注したのは、5月。
もちろんお金も、前納してあるのに
今の今まで、なしのつぶて…。

何度も職人に電話しても
「材料は買いました~」
「あ、この前買った材料は、他のものに使いました~」
「いえいえ、取り掛かりますから」
「えーっと、まだ出来てません」
などなど、全く埒が明かないので
このままでは絶対にベッドなど出来上がらない!
と判断した、加藤、最後の手段に。

とにかく、材料全てをTCPに運び込み
職人に毎日、通勤してもらって
(いや、強制的に通勤させて!!!)
現場で製作してもらうことに。

やれやれ…
こういう事に
ストレスの溜まるネパールです(苦笑)。

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