既に、会員サポーターの皆様には
2012年収支報告書の中で
「子ども達の学力に合わせて、レベルの高い環境で学ばせたい」
という考えの下、
子ども達を転校させる意向であることを、お伝えしておりましたが
この春より通学する学校が、決定しました。
転入試験を、全員で受けに行く子ども達。

かなり緊張の面持ち。
みんな顔が凍りついています…!
試験の結果は、翌々日には発表され
全員が無事に合格!
ま、実を言うと
ネパール語の成績はかなり悪かったのですが
今まで日常で使ってないので仕方がないですね…。
きっとお友達にネパール人が増えたりして
語学力も伸びると思います。これまでナムギャルスクールに通わせていたのは
何よりも、きちんとしたチベット語を身につけさせたいということが
最優先だったためなのですが
家での補習が可能な現在、
全体としてさらに良い環境で
子ども達を学ばせたいと考え
転校を検討してきました。
学校の指針、学力、学費、通学の利便性など
様々な条件を満たす学校を
昨年秋より見学してきましたが
最終的に、あらゆる角度から検討して
バグマティ・メモリアル・スクールが
最もバランスが良いと判断し決定しました。
設立から40年以上の運営実績のある学校です。
生徒数は2300人と大規模です。
きっとお友達の範囲も、ぐんと広くなる事でしょう。
子ども達も、転校に前向きで
転入試験当日こそ、ドキドキして緊張していましたが
今は新しい学校生活を、楽しみにしています。
このように、より良い環境を求めて
転校する選択肢を準備できますのも
皆様のご支援のお陰です。
改めて、サポーターの皆様に感謝を申し上げます。
今後も、新しい展開を迎える子ども達の様子を
楽しみながら見守っていただけましたら幸いです。
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長い冬休みもいよいよ終了。
休みの間、夕食後は
お経の暗誦をして、そのあとに勉強をします。

勉強部屋での様子。
休みの間は、アムチの親戚のお兄さんパンチョルと
大家の息子さんが、家庭教師をしてくれました。

勉強の最後に、年長組は日記を書きます。
こちらは、イシの日記。
スタッフにオレンジをもらって嬉しかった事
男の子達が喧嘩した事など
イラスト入りで、書かれています。
4年前ノートも鉛筆も、初めて見る状態から
今では、チベット語、ネパール語、英語を読み書きし
日本語だって簡単なことは理解できるようになりつつあり
教育の素晴らしさと可能性を
目の当たりにしています。
年末に入居したばかりのクンガ・ラモ。
実は既に、里親さんがいます!
昨年は、里親サポートのお問い合わせが複数あり
里親さんの順番をお待ちいただく…という
TCPにとっては、当初予想もしていなかった
嬉しい事態が起こっていたのです。
早速、里親さんが
クンガ・ラモに写真とお手紙をお送りくださいました。

頂いた写真に興味津々。
手紙をもらって嬉しい様子が
存分に伝わってきますね。
里親さんは、
今後の進学や、ネパールの医療事情など
とても気にして下さって
何度もお問い合わせを頂いています。
これだけ詳細に熱心に、
里子の未来を考えて下さるなんて
本当にクンガにとって幸せな事だと
感謝でいっぱいです。
TCPで人生が激変して
飛び切り幸せな未来を
誰もが手にして欲しいと思います。
今日はバレンタインデーです。
こんなウキウキした日に、重い話題ですみません。
でもこれは、今、現実に起こっていることです。
抗議の焼身100人に=亡命政府、中国を非難―チベット
時事通信 2月13日(水)22時0分配信
【ニューデリー時事】インド北部ダラムサラのチベット亡命政府は13日、中国政府への抗議としてチベット自治区などで焼身自殺を図ったチベット族が計100人に達したことを明らかにした。亡命政府当局者は「100という数字に衝撃を受けている」と述べた上で、責任は中国にあると非難した。
抗議の焼身は2009年2月に初めて行われ、13日にネパールの首都カトマンズで100人目が確認された。AFP通信によれば、このうち83人が死亡している。
以上、ニュースより転載
昨日、100人目の抗議の焼身が
ボダナートで行なわれました。
焼身自殺を図ったのは、21歳前後の
僧侶姿の男性との事です。
このため、
子ども達の通うナムギャルスクールには
たくさんの警官や軍が出動してきました。
監視するためでしょう。
ボダナートでデモが企画されましたが
軍の制圧で土壇場で、
開催中止を余儀なくされました。
毎日、たくさんのチベット人が
コルラをするボダナートですが
今日もコルラをすることさえ禁止です。
21歳の若者が
自らの身に火を放つしかない状況とは
どんなものか、想像するだけでも胸が痛みます。
もちろん、抗議の焼身自殺は
ダライ・ラマ法王自らも
「やってはならない」とおっしゃっています。
それでもなお、そうせざるを得ない
追い詰められた、希望のない状況が
広がっているのです。
ロサル・タシデレ!
今日は、チベット暦2140年の新年、ロサルです。
しかし残念な事に、今年もまた
チベット人コミュニティーは
新年のお祝いを自粛する決定をしています。
一昨年に引き続き昨年もチベットからは
中国政府に対する抗議の焼身自殺が伝えられました。
自由に声を上げることが許されぬ状況の中で
自らの身に火を放つことでしか意思表示が出来ないと
追い詰められた彼らの魂の叫びが
世界の多くの人々に届くようにと祈りたいと思います。
思考し、発言し、行動することの自由が
保障されている環境にある人々が
一人でも多く彼らの無念さを汲み取り
それぞれの良心に従って可能な行動を
起こしてもらえるように願っています。
TCPも新年祝賀行事を自粛いたしますが、
サポーターの皆様のご健康とご活躍を祈念し
本日までの到着で
新年のご挨拶カードを
発送させて頂いております。
月間&年間サポーターさんには
スタッフ手書きのご挨拶&子どもたちが絵を描いたカードを
里親さんには、年賀カードと
里子の成長を記録した動画&写真を
本年はDVDでお届けしております。
万が一、届いていないサポーターさんがいらっしゃいましたら
お手数ですが、事務局までご連絡ください。
info@tcp-np.com
本年お送りしたカードは、こんな感じです。

中はというと…

里親さんと自分を描いた
チミのカード。

カンドは、里親さんに
いっぱいメッセージを書きました。

力作の、ストゥーパ。

伝統的な衣装を着た、チベット人。

クンガ・ラモも一生懸命書きました。
さらに子ども達のうち数名から
それぞれ、里親さんに力作のプレゼント。
じゃ~ん!!
手編みのマフラー♪子ども達の編み物の様子がこちら。
2012年1月10日ブログ
「マフラー」女子のうち、
ダワ、カンド、パサン、イシ、クンサン、ヌモが
マフラーを仕上げて、里親さんにプレゼントしました!

マフラーの途中に、穴が開いているのは、
片方の端を、穴の中に通して使うからなのです。

こんなに綺麗に、編み上げています♪
男子チームも頑張りましたが
マフラーとして機能するには
やや長さが足りず、今年のプレゼントは断念しました。
チミなどは「来年は帽子を編んでプレゼントする!」と
今から張り切っています。
DVDに収めた成長記録には、
子ども達自身から
里親さんへのメッセージも記載されています。
「日本は寒いと聞いたので、上手に仕上がらなかったけど、一生懸命にマフラーを編んだので、使ってください。来年は帽子を編みます。何色が好きですか?Yさん(里親さんのお名前)がいつも幸せでありますように、そしていつか私に会いに来てくれますように祈っています。いつもありがとうございます」
「Rさん(里親さんのお名前)は、ぼくを大切にしてくれている。いつもプレゼントをたくさん持ってきてくれる。そして大切なものをぼくにくれるんだ。ぼくだけの大切なパパ。ぼくに会いに来てくれるのはRさんだけだから、とても嬉しいけど恥ずかしくてなにも話せない…。でもすごーくすごーく嬉しいんだ。ばくはパイロットになって、いつもRさんに会いに行くんだ。そしてお金をいっぱいもらって、Rさんにプレゼントするんだ。毎日お祈りをしているときは、Rさんが病気にならないように祈ってるんだ」
どの子も里親さんへの愛情がいっぱいのメッセージで
文章を入力しながら、じーん…(涙)とした石川でした。
人を思いやる気持ちが
こんなにもまっすぐに素直に育って
本当に感謝です。
サポーターの皆様のご支援のお陰で
こうして子ども達は、安定した環境で
心も体も健全に成長することが出来ています。
この場をお借りして、改めて
皆様のサポートに、御礼を申し上げます。
子ども達の未来が、明るいものであるようにと
新年に祈りを捧げます。
アムチの依頼を受けて
皆様のご協力を得て収集した
チベット薬の原料たち。
2012年1月18日ブログ
「ご協力、ありがとうございました」無事にアムチに手渡すことが出来ました。

「どれぐらい嬉しい?」と聞くと
こんなポーズで答えてくれました。
「めちゃ、嬉しい!」
嬉しくて、貝を吹くマネをするアムチ。
特に蟹の甲羅は、待ちに待っていたそうで
「いやー、これでやっと
保留にしてたいろんな薬が作れる!」とのこと。
こちらは、チベット予防医学室の、チベット薬の原料倉庫。

蟹の甲羅と足は、
原料の棚の一番良い場所に
どどんっと置かれました。

ご協力を頂きましたサポーター様に
改めまして、御礼を申し上げ舞ます。
原料を収集くださった全ての皆様
原料は手に入らなかったけど、気にかけてくださっていた方々
この原料で作られた薬の処方を受ける患者様
全ての方々に
薬師如来様のご加護がありますように。