fc2ブログ

ネパールへ


今日の深夜便でネパールに向かう、東京事務所の石川です。
既に先ほど、チェックインを済ませました。
IMG_0705.jpg
今回も、おなじみの
「クロネコヤマトのウォークスルーボックス」に
支援物資をパッキングしました。
おなじみ?と思われる方はこちらをご参照ください。
2011年2月1日ブログ「ネパール到着」

途中、バンコクにも滞在するのですが
数か月前に取ったチケットの日付に
選挙日が重なってしまい
どうしたものかと思いながら、これから出発です。
安いチケットなので、変更もできず…
今回、物資調達ルートの開拓などは諦めて
状況を見守りたいと思います。

2日の投票日には「全道路を封鎖する!」と
本日、反政府派デモ隊から発表がありました。
空港さえ封鎖にならなければ、何とかなるのだろうと考えています。


今回も皆様から頂いた
子ども達の衣類、楽器類など
色々な物資を運ばせて頂きます。

里親さんからのお手紙も
子ども達に届けます。

里親さんのお手紙アルバムを、チラ見させて頂くと…
(ご本人の許可を得て、掲載させて頂きました)
アルバム2
Aさんの家は、デチェンが里子に決まってから
ご家族で大いに盛り上がったそうです。
パパもママも「なんて可愛いい!うちの子、美人だわ」と
微笑ましい親バカぶりを発揮して下さっています。
息子さんたちも、歳の離れた妹の出現に
大喜びなのだそうです。
本当に、ありがたい事です。

ご多忙な中、里子へのお手紙をお寄せくだださった
里親サポーターの皆様、ありがとうございました。
お手紙、大切にお届け致します。

そして今回は、子ども達だけではなくて
TCPの番犬、イチ&リュウにも、お届け物が!
首輪
とっても素敵な、皮の首輪です。

実はTCPには、子どもたちの里親さんだけでなく
TCP犬の2匹にも、それぞれ里親さんがいるのです!
募集したわけではないのですが
犬好きのサポーターさんからある時
「イチの里親やっていいですか?」とお問い合わせがあったのです。

犬の里親???
こうしてなんでも、自分で楽しいことを見つけて
オリジナルにサポートして下さる会員さんが多くて
本当にTCPのサポーターさん達の自由さや発想力は
素晴らしいな!と思います。

今回は、リュウの里親さんから
素敵な首輪をお預かりしました。
本当に、とっても丈夫で素敵な首輪です。
ありがとうございました。
大切に運ばせて頂きます。

クンデ・ハウスと絵手紙交換をしている
アトリエFUNの子ども達からも
それぞれ文通相手に、手紙をお預かりしています。
お手紙1

飛び出す絵手紙になっていて…
IMG_0694.jpg
とっても素敵です。

それぞれが、個性的な手紙に仕上がっています。
IMG_0695.jpg

ゆいちゃんは、女の子らしさ満載の
可愛いお手紙を、クンサンに書いてくれました。
IMG_0692.jpg
小さなハートの扉が、開く様になっています。
秘密のメッセージが、隠されているようです。

お寄せいただいたたくさんの気持ちを
ネパールに運ばせて頂きます。
いつもご支援くださる皆様に、
心より感謝申し上げます。
スポンサーサイト



停電…のネパール


冬のネパールの風物詩、「停電」。

最近は、冬だけとも限らないのですが…(涙)
現在ネパールは、一日の半分が停電しています。

それも割り当てられた通電時間が、真夜中だったりして
結局使いたい時に、なかなか電気の無いのが実情です。

電気が来ると、どの家庭でも
ここぞとばかり電化製品を使うので
電圧が下がってしまい
結局、大型の電化製品は稼働しない…という事態に陥ります。

おまけに現在、ネット回線トラブルも発生している模様。
何しろ、電気が無いため、
どこに原因があるのか探るのに5日もかかり
何事も、スローペースにしか進まないネパールです。

そんな訳で、なかなかブログが更新できていませんが
どうぞお許しください。


登校の準備。
アチャ・イシが髪を結んでくれます。
P1010001_2014012610570895b.jpg

ヘアスタイルが準備万端!な女子チーム
門の前で、番犬リュウと戯れています。
P1010003_201401261057227ff.jpg

入居当初、メンバーと認められず
犬たちに、甘噛みされていたデチェン。
(その内容がこちら→2013年6月3日ブログ「ツェテンとデチェン」
P1010004_2014012610572374c.jpg
今では、こんなに慣れてます。

P1010002_20140126105721305.jpg
スクールバスが、お迎えに来るまでのひと時です。








いただきます


休日のランチ。
みんなで「いただきます~♪」
P1000993_20140126105703f3e.jpg
クンデ・ハウスの子ども達
特に男の子は、びっくりするほどの食欲です。

おかわりは、毎回のこと。
小学生のうちからこの食欲では
中学、高校生になったらどうなるのかな…(笑)。

P1000994_20140126105705591.jpg
女の子たちも、モリモリ食べますよ。

嬉しいご訪問


お仕事でネパールに在任中
多岐にわたって、TCPを助けて下さった
保健師のIさん。

お味噌の作り方を指導してくださったり
日本脳炎の予防接種をして下さったり
ビタミンAの投与に来てくださったり
子ども達に手芸やおやつ作りを教えてくださったり
本当に、大変お世話になりました。

昨年、任期を終えて帰国されましたが
年明けにTCPをお尋ね下さいました。
みんなで
子ども達も大喜び!

雪ん子みたいなデチェン
一番新しく入居したデチェンに
可愛い帽子とケープをプレゼントして頂きました。

一緒に編み物
とても器用で、編み物のお上手なIさん
アチャ・イシに新しく
靴下の編み方を指導して下さいました。

編み物を教わるイシ
これまで簡単なものは、自分で編んで
編み物大好きなアチャ・イシ
大喜びで、習っていました。

様々な新しい風を、クンデ・ハウスに運んでくださって
感謝です。
ご訪問、ありがとうございました。

帰国


10日に日本に到着したアムチは
本日ネパールに帰国します。

16日の深夜便で既に日本を立ち
良質な薬の原材料の新規入手ルートを模索すべく
ここ3日は、バンコクに滞在していました。

日本滞在中は、TCPのサポーター様以外にも
ネパール現地のクンデ・ハーバルクリニックに
わざわざ診察にお越しくださった日本人の方々のご縁で
色々なおもてなしを受けて、充実した滞在になりました。

IMG_0605.jpg
こちらはサポーターさんのお宅での、素敵な夕飯の様子。
とても素敵なご馳走の数々…!
ありがとうございました。


滞在の最終日「何がしたい?どこへ行きたい?」とアムチに質問すると
「海に、行きたい。サウナに入りたい」との事で、
まずは近場の海、お台場に行き、
その後、大江戸温泉でゆっくりと過ごすことにしました。

新橋から、ゆりかもめに乗るアムチ。
IMG_0631.jpg
ビルの間をスリ抜け、巨大な橋を渡り
時に左右に大きくカーブするゆりかもめは
アムチにとってはアトラクションのように思えたようです。
平気な顔を装っていましたが、その手は
車両の手すりを固く握りしめて、汗ばんでいました。

まずは、海の見えるレストランでランチ。
IMG_0643.jpg
肉好きのアムチは、もちろん鉄板ステーキです。

その後、待望の海へ!!
IMG_0654.jpg
打ち寄せる波や、大量の水に感激!!かと思いきや…
海になど目もくれず、一心にアムチが見つめる先は

IMG_0657.jpg
貝殻。

海にお尻、向けてますし…(苦笑)。
そうです、アムチは海が見たかったわけではなくて
薬の原料となる、貝殻が拾いたかったのです!

この後、一心に貝殻を拾い集め
何度も両手をいっぱいにし、ご満悦のアムチでした。
太もものあたりを指さして「ここに効く薬になるんだ」と
熱心に教えてくれました。

そういえば、この日に限らず…
アムチと新宿を歩いていたとき、
おもむろに植栽の大きな木の下に駆け寄って
落ち葉を拾って口に含みました。

歯で、ギリギリとかみしめた後
「ほほー、これは素晴らしいな。これ、ネパールにはないからな」
そう、その葉っぱも、チベット薬の原料になる植物だったのです。
羨ましそうに、木を見つめるアムチ。

「いや、今日は勘弁して!
 必要だったらまた手に入れるから、植栽、もぎ取らないで!」

普段はおふざけばっかりしている、子ども様のなアムチですが
診察の時、そしてこうして何をやっていても、
常に薬の原料をハンターのように逃さず探し出す時
本当に根っからこの人は、アムチなのだと感心します。

IMG_0663.jpg
ガンダムも見て、ワイワイ言った後は

IMG_0549.jpg
浴衣で温泉。
射的にも挑戦しました。

IMG_0553.jpg
空港で、最後の晩餐の予定でしたが
お腹が空いて、我慢できなかったようで
アムチの好きな日本のラーメンで腹ごしらえです。


IMG_0664.jpg
ご都合が悪く、懇親会に参加できなかった里親さんが
24:20発の深夜便にも関わらず
お仕事を終えてから、わざわざ空港までお見送りに来て下さいました。

オーストラリアの方で、
現在、日本の大学で医学を専攻する学生たちに
医療英語を教えておられます。
とてもボランティア意識の高いこの里親さんは
昨秋から実施している、チベット人の自立プロジェクトのカリキュラムに
チベット人医学生に医療英語の授業も加えてはどうかと、ご提案を頂きました。
ご自身が講師として、ネパールに短期滞在して頂けるとの意向でしたので
飛行機塔上の直前まで、今後の取り組みについて
具体的な打ち合わせを行いました。

その他にも、ネパールでお世話になっている在日ネパール人の友人や
アムチの診察をネパールで受けた患者様2名も
わざわざお見送りにいらして下さいました。

たくさんのスケジュールをこなして
多くの方々と親交を深め
アムチの日本滞在は充実して終えることが出来ました。

ご多忙な中、様々にご予定をお繰り合わせ頂いて
懇親会にご参加くださった会員の皆様
サポートして下さった皆様
本当に、ありがとうございました。

TCP懇親会


厳しい冷え込みとなった3連休の中日の12日
新宿の素敵な邸宅で、TCP懇親会を開催しました。
会場は「ラ・ケヤキ」

新宿御苑に隣接する大きなお屋敷です。
ゆったりと贅沢な内部空間、
そして広い庭には、樹齢数百年の欅の巨木があります。

あまりに眩しすぎて
カーテンを閉めねばならないほどの
日当たりのよいリビングで
懇親会を開催しました。
IMG_0618.jpg
以前は「報告会」と称して、現地での運営の様子を
映像を含めてご報告する会としていましたが
ブログを通して、また会員様には随時会報メールにて
TCPの活動については、常に情報発信をしておりますので
今回は、もう少し気楽にいろいろな話が出来るように
交流と懇親を主な目的とした会合とさせて頂きました。

参加人数は、スタッフも含め、全員で20名。
名古屋のサポーター様は、何と4名もご参加頂きました!
前日から東京入りされたり、当日の朝早く
新幹線で駆けつけてくださったり
サポーターさんの熱心さには、本当に驚かされます!
遠いところ、お運びくださって感謝です。


まずはスタッフの挨拶から始まり
アムチから、会員の皆様に向けての御礼の言葉。
続いてご参加いただいたサポーター様それぞれに
自己紹介と、TCPやチベットとの出会いの
切っ掛けをお話しいただきました。

かなり真面目な雰囲気で
懇親会がスタートしたので、
ここで少し和んで頂く事に。

どうやったら、リラックスして頂けるかな?と
スタッフが考えて準備したのが
参加者の数だけ買い揃えたケーキ。
IMG_0607.jpg
20名分のケーキを並べています。
新宿伊勢丹の5店舗のケーキ屋さんで
全て違うケーキを買いました。

まずはケーキとお茶で、ブレイクして頂きます。

では、誰からケーキを選びます?という段階になって
男性陣から「女性からどうぞ」というご提案を頂きましたので
お言葉に甘えて、女子チームが先にケーキを選ばせて頂きました。
IMG_0611.jpg
まずは、一斉に自分の食べたいケーキを指さしてもらいます。
希望が重なってしまった場合は、
話し合い、譲り合い、じゃんけん…などで
平和的にそれぞれが、ケーキを選択しました。

このケーキ選び、予想以上の盛り上がりでした!
どなたが、どういうものをお選びになるか
それぞれの個性が出ていて
とても興味深かったです。

有名ケーキ店の20種類のケーキが
並ぶ様子はなかなか壮観で
皆さん写メを撮っていらっしゃいました。

今後は、このケーキ選択を
TCP懇親会の恒例行事にしたいと思います。

作戦成功?で、和気あいあいと、懇談されるサポーターさん達。
IMG_0614.jpg
現地に行かれた複数のサポーターさんから
ネパールの様子をお話しいただきました。

また、内容上、
現段階ではブログにUPできない話なども
加藤から報告させて頂きました。

ボダナートでの僧侶の焼身自殺以後、
ますますネパール政府の
チベット難民への締め付けは、厳しさを増しています。

あまりの厳しい現状に、報告後
会場がどよんと打ち沈んでしまって…。

それでもどんな時にも
希望を失わず、冷静に現実を見つめ、合理的に活動する…
そんな決意のTCPです。

たくさんのサポーターさんが、それぞれに
素敵な差し入れをお持ちくださって
本当にいつも、様々に細やかなお心遣いで
TCPを支えて下さる会員様に
改めて感謝を申し上げます。

3連休のお休みの中日に
お集まり下さったサポーターの皆様、
ありがとうございました。
開催地が東京のため、ご参加の叶わなかった会員様
いつもTCPを支えて下さって、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。

アムチの来日


TCPのアムチが、10日早朝に
無事に日本に到着しました。

英語があまり得意でないアムチですが
バンコクでの乗換を無事にこなして
単独でネパールからやって来ました。
来日は3回目です。

そして早速、前回の滞在で
とても美味しいと気に入ったトンカツ屋
新宿「豚珍館」へ。
IMG_0599.jpg
16日までと、限られた滞在時間ですが
サポーターの皆様にお会いできることを
とても楽しみにしているアムチです。

おやすみなさい


おやすみなさ~い!
P1000985.jpg
子ども達には、1人に1づつベッドがあるのに
冬の間は寒いので、こうして二人や
時には3人が一つのベッドで眠ります。

ツェテンとチュインの二人だけかと思ったら
間にネズミも入り込んでいますね。


おやすみなさ~い!
P1000988.jpg
お布団から飛び出さないようにね。
風邪をひいてしまうからね。


おやすみなさ~い!
P1000986.jpg
ベッドの隙間から、落っこちないようにね。

おやすみなさ~い!
P1000989.jpg
あらら、カンドはノースリーブで眠る様です。
チベット人はもともと、基本的には裸で眠ります。
子ども達も、クンデ・ハウスにやってきた当初は
みんな当然のように、裸で寝ていました。

でも、寝ている間に激しく動いて
布団から飛び出してしまって
結果として風邪をひくことも多くて
出来たら、裸でじゃなくて、服を着て眠るように言っているのですが
やっぱり裸の方が気持ちいいようで
裸で寝てしまう子もいます。

お香づくり


アムチが子ども達と一緒に
お香づくりをしています。
お香づくり1
中央のスパゲティーマシーンみたいな機械が
お香を絞り出す手動の製造機です。

お香づくり2
こちらが、ブレンドして練り合わせた、お香の原料。
泥団子みたいに、大きくまとめて
これを上の絞り出し機に押し込み
ハンドルを回して、長細く絞り出します。

こうして絞り出された細長いお香は
グニャグニャ曲がって、まだやわらかいので
それを1本1本、子ども達が乾燥用の板の上に
並べてゆきます。

アムチとモモ
お香づくりに適したシーズンは
空気の乾燥する10~2月まで。

一生懸命お手伝いしたので
この日はアムチが、子ども達に
レストランでモモ(チベットの餃子)をご馳走してくれました。

お経の練習


仏間であり、勉強部屋でもあるリビングで
子ども達がお経の練習中。
お経の練習
アムチの厳しい指導のもと
色々なお経を丸暗記しています。

どこに行っても、その暗唱のレベルの高さに
お褒めを頂く子ども達ですが
でもそれは、こうした毎日の努力があってこその結果なのです。

スラスラと長いお経を
暗唱する様子を見ていると
まぎれもなくこれも一つの
個々人が得た人生の財産のように思えます。

迎春


謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

お正月
いつもブログをご覧くださる皆様にとって
たくさんの幸せに満ちた、一年となりますように。
すべての生きとし生けるものにとって、
平穏で、喜びにあふれた一年となりますように。

チベットの有する尊く深淵な知恵の伝承と
優れた人格と共に、その文化を受けつなぐ人材の育成を目的に
今年もたくさんの笑顔にあふれた運営を
行ないたいと思っています。

本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

| チベタン・チルドレンズ・プロジェクト - スタッフブログホーム |