現在、ネパール滞在中のサポーターさんに
お習字を教えて頂きました。

みんなにとって、初めての
本格的なお習字の練習です。

半紙節約のため、
新聞紙で練習です。

子ども達はみんな、平仮名は書けますが
こうして墨と筆で書くと
かなり勝手が違いますね。

横で見ていたアムチ
どうしてもやってみたくて
途中から参加しました。
「書道」という概念があるのは
アラビア語と
漢字を使用する日本語や中国語圏のみと
以前、聞いたことがあります。
習字とは、
ただ文字をきれいに書く事ではなくて
文字を綴る事の先にある深みを
体感するダイナミックさを
いつか子ども達が、体験できるといいなと思っています。
先週の満月は、サカダワでした。
サカ・ダワとは、チベット歴の4月のことで
この月の15日(満月の日)は
お釈迦様が生誕し、成道し、涅槃された日とされているので
チベット人にとっては、とりわけ重要な日なのです。
(本年は、西暦で6月13日)
またこの期間に行った善行は
通常の何倍ものご利益が
もたらされると信じられています。
ところで、その倍率って何倍ぐらい?
善行の倍率に関しての考察はこちら↓
2011年6月5日ブログ「サカダワ月」このサカダワの日を前に
ネパールのチベット人たちは、
前日のから夜を徹して
ボダナートやスワヤンブナートの仏塔の周りを
コルラします。

クンデ・ハウスの子ども達も、
夕方、軽く食事をすませて
いざ、出発!!
はぐれたりしないように
2人1組で歩きます。
コルラを開始したものの、
何と、途中で、雨…。
実は、必ず毎年、雨に降られます。
30分程度で止みましたが
きっと吉祥の雨なのでしょう。

休憩中の様子。
アムチも途中から合流しました。
子ども達は、1周
アムチは13周
コルラをしました。
サポーターの皆様、
ブログをお読みくださっている皆さんを始め
生きとし生けるもの、全ての命が
健やかであります様に。
平穏で、多幸な1年になります様に。
お釈迦様の示して下さった道を
少しでも、見習って実践できるようにと
改めて身の引きしまる、サカダワです。
ネパールの学校は、一般的に
毎日、大量に宿題が出ます。
ここ最近は、いつにも増して課題が多く
帰宅後、子ども達は一生懸命
宿題をこなしています。

時には午後10時までかかって
宿題を仕上げる事もあって…。
ネパールは教育熱心な国ですが
その熱心さは、学歴がないと豊かな未来もないという
切羽詰った感覚です。
国の行く末が不明確で、情勢が不安な今
学力さえつけておけば、外国でも働いて生活できる…
そのためには、子どもの教育に対する投資を惜しまない
という考えの親御さんが、多い様に思います。
自分の将来だけでなく
家族の期待や未来も背負って勉強する
そんなネパールの子ども達を見ていると
ちょっぴり切ない気持ちになる事もあります。
でも、クンデ・ハウスの子ども達は、
国を失った難民であるという
大きなハンディーを抱えています。
その現実の前では
感傷に浸ってもいられません。
サポーターの皆さんのご支援を得て
こうして学ぶ環境にあるだけでも
本当にありがたい事です。
いつか、学んだことが
人生を大きく花開かせるようにと
宿題をする子ども達を、
祈るような気持ちで眺めています。
蒸し暑い日が続いています。
こんな時は…
甚平に限りますね!

もともと、スタッフ加藤の息子が
日本のおばあちゃんに、プレゼントしてもらった甚平。
あまりにも涼しそうで、気持ちよさそうで
子ども達の羨望の的だったのです。
そこで加藤が、ご友人たちの協力も得て
ネパールで作ったのが、写真の甚平です。

女の子は、可愛い花柄です♪

甚平を着ると、まるで日本の子どもみたいです。
みんな、お気に入りの甚平です。