今日は、男子チームが
食事つくりを、手伝ってくれてます。

皮を剥いたナスを
サイコロ状に、上手に切るタシ。
助手のペマ。

こちらでは、固いニンジンを切るために
台の上に乗って、体重を掛けながら切るチュイン。
男の子達も、なかなかの手際です。
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秋休みも終わり、やっと学校が再開しました!
でも、1日行ったら、次の日から連休…。
またまた休日です。
お天気がいいので、屋根の掃除をしました。

いつもとは違う場所の掃除に
子ども達が、段取りを協議中。
クンデ・ハウスの屋根は
複雑に入り組んでいます。

高い場所だから
あんまり掃除に集中しすぎないで
充分に、気を付けてね!!

結局、何をやっても
楽しそうな子ども達です。
長かった秋休みも終わり
今日から、学校が始まりました。
今回の秋休みには、色々な事がありました。
一番大きな出来は、クンデ・ハウス全員での
ポカラ旅行。

これまで、旅行に出掛けた事のなかった子ども達にとって
大きな思い出になりました。
そして、それはただの思い出の旅のみならず
一人一人が、自覚を持って行動する切っ掛けとなり
上手く表現できないのですが
旅行を終えた後、また一段階、子ども達が成長したことが
確実に実感できるという
予想外の成果をもたらしてくれました。
子ども達にとって
外の世界を体験する事が、どれだけ重要かを
スタッフ自身も、感じた旅でした。
そんな中でも、
一番大きく変化したのは、チミです。
実は、チミの大きな変化の要因は
以前から日本人補習校でお世話になっている
小川先生のところに、
1人で2泊のお泊りに出掛けたからなのです。
クンデ・ハウスに来た当初から
飛びぬけて個性的だったチミ。
決して周りに流されることがありません。
それは個性として良い反面
気に入らなければ、トイレにこもって学校へも行かない…
という、実力行使に出たりもしました。
だんだん成長して、現在は中間反抗期。
チミのみならず、年中さん達は
スタッフの言う事に対して、聞こえないふりをしたりするようになりました。
「これも成長の証」と思っていたスタッフですが
強烈な個性をもつチミの反抗期は
ちょっと他の子と違う感じがして…。
良い個性をつぶさないように…と思えば思う程
どのように接するべきか悩み
事あるごとに、教育のプロである小川先生にご相談し
ご指導を仰いできました。
「ちょっと家に、泊まりにいらっしゃい」と言って頂いたので
この秋休みの間に、チミは一人で、
小川先生の家に、2泊の合宿に行きました。

小川先生と、チミ。
先生のご自宅は、抜群のロケーションに
クンデ・ハウスよりも広い素敵な邸宅
そして、広大な庭があります。
その庭には、果実がたわわに実り、魚のいる池があり…
子ども達にとっては、夢のような場所です。
そして先生のお宅のご飯は、比べるのもおこがましいのですが
本当にゴージャスで美味しいのです。
そこで3日も、先生ご夫妻を独占して、
きっと「帰りたくない」などと言うのでは?
と思って送り出したのですが…。
3日目に帰ってきたチミは
驚くほど落ち着いて
自信に満ち溢れていました。
一体、先生のお宅で、何があったのでしょう?
ひと時、集団から離れることで
自分を再認識した様です。
1人1人が特別な存在で、愛されているという事が
ストンと腑に落ちたようでした。
とてもいい待遇でもてなして下さったけれど
それを自分だけで独占したいとは思わなかった様です。
クンデ・ハウスで仲間と一緒にいる事の、
何気ない日常の大切さも、身に染みたようです。

自信に満ちて、落ち着いた様子は
しっかりとした肉体に、
ゆるぎなく確信に満ちた魂が乗っているように見えて
確実に、何かが変化したことが分かります。
小川先生、ありがとうございました。こうして、たくさんの方々の支えとご協力に
本当に、感謝しています。
ダサイン&ティハールと
長かった秋休みも、残すところあと1日。
とはいえ、27日に登校した後は
また2連休なのですけど…。
ダサイン中に、UPし忘れていた写真があったので
ご覧いただきたいと思います。
ダサインと言えば…凧揚げ
という習慣については、
以前お話ししたかと思います。
ダサインの凧揚げは、一般的に
男の子のみがやります。

ウチの男子チームも
連日、凧揚げに広場へ通いました。

そして、ダサインと言えば、もう一つ
忘れてはいけないが「竹ブランコ」。
ネパール語で「ピン」と言うこのブランコ
毎年、ダサインの時期になると
ネパール中の、要所要所の空き地に出現します。
竹を丸ごと切り出して、支柱とし、
簡易的なブランコを作るのです。
このブランコは、乗ると縁起がいいらしく
子どもだけでなく、大人も乗ったりしています。

クンデ・ハウスも、
みんなで乗りに行きました。

竹だけで組まれた支柱が
何とも頼りなく見えて
ちょっと怖いのですが
子ども達は、お構いなし!

空に向かって、大きく漕いで
新しい年の強い運気を
体いっぱいに取り込みました。
1ヶ月にもわたる秋休み
もう子ども達も、すっかりお休みに飽きてしまっていて
学校が始まる事に、ワクワクしています。
娯楽が多くは無いネパールでは
学校に行くことが、子ども達にとって
最大の刺激なのです。
ダワが、子ども達の耳かきをしてくれました。
この日、ダワが担当してくれたのは
ツェテン、デチェン、ヌモ、クンガの4名。

耳かき中のヌモ。
すごいしかめっ面です…。
子ども達はほとんどが
耳かきが、ちょっと苦手です。
痛くすぐったい感じが、我慢できない様子です。
年少さんは、特に耳の穴が小さくて
耳かきには苦労します。
亡命してきた頃は
耳かきをしてもらったことが無かったのか
耳の穴が垢で塞がっていて
到底、素人の耳かきでは、
塊りを取り除く事が出来ずに
耳鼻科にお世話になったりもしました。
その後は定期的に、耳かきをするようにしていますが
やっぱりどうにも、子ども達は苦手の様子です。
それにしても、こうして年長者として
いろいろと子ども達のお世話をしてくれるダワ
本当に頼もしいです。
秋も深まり、だんだんと
朝夕は寒くなってきました。
夜の防寒に、クンガは
毛糸の帽子とマフラーをしています。
今日は、折り紙をしました。

小さい年齢のチーム、集中しています。
何が出来るのかな?
これが完成形!

紙を組み合わせて作る「風車」です。
端と端を手でゆるく支えて、息を吹きかけると
クルクルと回り出します。
クンデ・ハウスの恒例行事となった
映画会を開催しました。
子ども達は、毎回、楽しみにしています。
映画が楽しみなのはもちろん
最初に、クンデ通貨でお金を渡して
それぞれが、おやつを買ったりチケットを買ったりして
ブザーが鳴ったら着席…という一連の手順が
まるで本当の映画館に来ているみたいで
みんな楽しんでいます。
今日のお菓子売り場の様子。
販売担当は、ペマ、タチェン、カンドです。

小さい順に、一列に並んで
少しづつ違う、おやつの中身を吟味して
自分のものを選びます。

ここは、映画館の入り口の
チケットのもぎりです。
ジグメが、半券を切り取る係です。

おやつを手に、みんな嬉しそう。
順番に、入場を待ちます。
今日の映画は、『ハリー・ポッター』。

映画が始まると、集中して
静まり返ります。
月に1度の、ちいさな映画館です。
ネパールも朝晩は
冷えるようになりました。
寒い夜は、トゥクパが美味しいです。
身体が、ぽかぽか暖まります。

何だかタチェン、とっても楽しそう!

いつもおしゃれに気を使っているアチャイシですが
今日は、用事でお出掛けしてたので
いつもより、さらに素敵です。
実りの秋、ガーデンの柿を収穫しました。

2人とも、きれいに色づいた柿を手に
嬉しそうですね。
その色は、まだまだ渋いと思うけど…。

カンドが張り切って、収穫してくれました。

果実が実る木が、庭にあるのは
とても楽しいものです。
ちなみに…
イシが食べているのは、柿ではなくて
グアバです。
クンデ・ハウスのある地区に、この度
ネパール水道局が、水の供給を行うことになりました!!
画期的です!!!クンデ・ハウスに引き込み用のパイプを敷設し
きれいな水が使えるようになりました。
パイプの敷設は個人負担です。
公共の道路からクンデ・ハウスの門までは大家さんが
工事費用を負担して下さり、助かりました。
「水道が出来たって事は、もういつでも水が好きなだけ使えるのね!」
と思われますよね?
いえいえ、慢性的な水不足のネパールでは
そうはいかないのです。
給水は、週2回です。
給水ごとにタンクにいっぱいに水を溜めておいて
次回の給水まで、その水で凌ぐのです。
それでも、きれいな水が
給水車を呼ばなくても手に入るなんて
(給水車は冬の間は、呼んでも来てもらえるのが1週間後という事もざらです)
何て素敵なんでしょう!!
タンクの水がどれぐらい持つか
今は様子を見ています。
きれいな水を節約するため
トイレや洗物は、これまでと同じ井戸水を使っています。
水道局からの水は、とってもキレイなので、特に女子が
「シャンプー後の、髪のごわごわがなくなったと!」と
大喜びしています。
女の子ですね~。
皮膚の弱い年少の子ども達は
色々とトラブルを抱えていましたが
水がきれいになって、症状が改善してきた様です。
2010年、村の共同の水場に
水を汲みに行っていた頃の風景です。

朝から大行列です…。
そして時々、水が枯れます。
子ども達も、それぞれペットボトルを持って
水汲みのお手伝いをしてくれていました。

きれいな水で生活できる事は
本当に、ありがたいです。
クンデ・ハウスの庭にある
池の掃除を
男の子達に、お願いしました。

晴天とは言え、秋ですから肌寒いのですが
嬉々として、パンツで池に入る男子。
ペマ、ちょっと寒そうです…。

お願いしたのは「掃除」なのですが
結局、遊んで終わったようです…。
学校がお休みの間は
本当に、いつもに比べて時間があります…。
そこで、毎朝
運動をすることにしています。

まずはみんなで軽く動いて
身体をあたため、ほぐします。

お次は、体操。
遊びの延長なので、みんな楽しそうです。

少し体を温めた後は
柔軟体操やストレッチで、
じっくり体を伸ばします。
こんなに身体の柔らかいチュズム。

男子が剣道を習いに行っている道場では
他の運動の教室もあります。
ここの新体操の教室に、ヌモとチュズムが通っているので
この二人が講師となって
ストレッチを指導してくれます。
クッキーに続いて、今度は
ドーナツ作りに挑戦しました。

まずは、生地を作ります。
何をするにつけ、台所の仕事については
ダワが全般を見てくれて助かります。
麺棒で生地を伸ばして
型を抜く、カンド。

チュズムが油で揚げています。

揚げ物の係は、長らく
最年長のダワのみが、許されたポジションでした。
でもこうして、だんだん
下の年齢の子ども達まで
揚げ物係をするようになって(出来るようになって)
成長を感じます。
女の子たちが、お菓子作りに励んでいる時
男の子達は、アムチの診療所で
製薬のお手伝いをしています。
製薬のお手伝いは、
休みの間は、日課になっています。

いつもは一人の診療所なので
アムチもとても、楽しそう。
いろいろと話に、花が咲いてます。
ペンチを使って、固い木の実を砕き
石皿の上で、ハンマーを使って
さらに細かくして行きます。
全部、手作業です。

作業の最初と終わりには
薬師如来のマントラを唱えて
よい薬が出来るように、ご加持を頂きます。
アムチが一人で作業する時は
薬を扱う間、ずっとお経を唱えています。
作業の手順だけでなく
こうしたアムチの薬に対する深い思いも
受け継いで行って欲しいと思っています。
学校が長期休暇なので
いつもは、忙しくてなかなかじっくり作る事の出来ない
クッキーづくりをしました。
もっぱら、作るのは女子チーム。

ダワとイシが、生地をこねています。
生地が出来上がった後は
みんなでそれぞれ、思い思い
形を作ってゆきます。
一番楽しい時間です。

年少のデチェンやペンバも、作っています。

こちらは生地を均一に伸ばして
型抜きしたり…と
要領のいい年中チーム。
焼き上がりが楽しみです!
妙法寺をあとにした一行は
カトマンズに向けて、帰宅の途に着きました。
途中のドライブインで昼食の後、
一路、カトマンズへとバスを走らせます。
途中で、こんなに立派なバナナを買いました。

ひと房、丸ごとです。

たくさんのバナナに、車内が盛り上がっています。
カトマンズまであと2時間と言うあたりで
何と、ガス欠…。
補助タンクからガソリンを移すホースが無くて
ドライバーさんが民家に借りに走ったりと、いろいろありながらも
無事にクンデ・ハウスに到着しました。
TCP設立以来、初めての旅行です。
子ども達にとっては本当に大きな出来事でした。
どの子も口々に
「これまでの人生で、一番楽しかった!」と言っています。
転校して、今の学校に行く様になってから
学校のお友達たちが、お休みの度に
色々と出掛けたり
旅行に連れて行ってもらったりしているのを
とてもうらやましく思っていた、クンデ・ハウスの子ども達。
予算も厳しいし、そんなことは贅沢では…?という思いが
スタッフにも大いにあって
これまで旅行なんて考えてもみませんでしたが
「難民だから」と何でも我慢させたり
周囲の目を気にしすぎることが
もしかして、子ども達を抑圧しているのかも知れない…
と思わないわけでもありませんでした。
今回、日本からご訪問頂いたサポーターさんが
予算を組んでくださったこともあって
思い切って、旅行を実行しました。
本当に思い切った決断でしたが
行って良かったと思います。
子ども達が体験した、数々の出来事は
楽しい思い出を作ってくれただけではなくて
確実に、子ども達を成長させてくれました。
ホテルでの宿泊、
日本食に触れる体験と、日本式の食事のマナー
集団行動での規範、
場面ごとの臨機応変な判断
公共の場所を見学する時のマナー、など
日常の生活だけでは得る事の出来ない学びが
そこにはありました。
今回の旅行で、子ども達はそれぞれが自信を得て
何だか、帰宅後から、すごく落ち着いた態度なのです。
これはスタッフにとっても、ちょっと意外でした。
やはり、外の世界を体験させることは
子ども達の成長にとって、必要な事なのだと思いました。
旅行を企画して下さったサポーターさんに
それぞれが、お礼の手紙を書いていました。

ボートに乗った事、博物館やデビッドホール、洞窟を見学した事
それに今回初体験の、日本食の数々を
細かく書いたイシの手紙です。
アイスクリームをご馳走して下さった事も
とても嬉しい出来事だったようです。
こちらは、カンドの手紙。

今回食べた、いろんな食べ物や
見学場所を象徴するものが
手紙を取り囲むように、描かれています。
「pokharaは、とてもたのしいかたのです。
このじゃんぶ、とってもありがとうございます」
と書かれています。
「じゃんぶ」は、「全部」 と書きたかったみたいです。
こちらは、クンサン。

クンサンは、しっかりした字で
楽しかった思い出を綴っています。

これは、チュズム。
お城のように見えますが、泊まったホテルを描きました。
すごく立派なホテル!!だと思った感じが、良く出ていますよね。
たくさんの意味において
有意義な体験をさせて頂いて
今回の旅行には、本当に感謝しています。
ご招待下さった、サポーター様、ありがとうございました。
また今後も、子ども達の自信となるような体験を
いろいろと考えて行きたいと思います。
ポカラ旅行の3日目は、7:00AMに朝食を取り
8:00AM出発の予定でしたが
何故か、ドライバーさんが来ず…
30分遅れての出発となりました。
最後の見学地、日本山妙法寺に向かいます。
妙法寺は、ペワ湖を見下ろす山の上にあります。
車の幅しかない急なジャリ道を、
中型マイクロバスに揺られながら登ってゆくのは
結構なスリルです…。
頂上手前にある駐車場から、
数百段の階段を上ると妙法寺に到着です。
ここは、今夏の豪雨で斜面が崩落し、
直前まで入山が禁止されていたそうです。

頂上にある、巨大なピース・パゴダ。

頂上からの眺め。
日本山妙法寺は、日本国内はもとより
インド、ネパール、スリランカにも仏塔があります。
そのどれもが、眺めの素晴らしい立地にあるので
お参りするというよりは、
眺望の良さから、観光目的で訪れる方が多い様です。

子ども達の身長と比べて頂くと
仏塔の大きさが、お分かり頂けると思います。

もちろん、お参りもさせて頂きました。

仏塔は、尊いもの。
仏塔の下の、階段で靴を脱いでいるので
みんな裸足or靴下姿です。

本当に立派な仏塔と
素晴らしい眺望でした。
今回の旅行の最後の見学地、妙法寺を後にして
早い時間に、カトマンズへの帰路につきました。
→初めての体験 完結編へ
ランチの後、デビッドフォールと言う滝に向かいました。
小さいけれどヒマラヤの雪解け水が
ものすごい勢いで、ごう音を立てて落ちて行きます。

子ども達は、みんなで滝つぼを凝視。
というのも、以前
この滝つぼにスイス人の旅行者が落ちて亡くなったから、
彼の名前をとってデビットフォールにしたのだそう。
子ども達は、
「デビットの遺体が滝つぼにあるんでしょ・・・?」
「きっと、デビットのお化けが滝つぼで見えるんだよね?」
などなど、怖い想像をめぐらせては
滝つぼを覗きこんでいました。
滝を上から見た後は、
道路の反対側にあるグプテシュワール・マハーデヴ洞窟に向かいます。
暗い洞窟をどんどん、降りていくと、小さなシヴァ寺院があります。
洞窟の内部は、こんな感じです。

湿度も高く、上からしずくが落ちてくるので
びしょびしょに濡れてしまいました。
最近、時々地震の起こるネパール
「もしここで地震が来たら怖いから、早く出よう!」と
洞窟の切り立った岩の狭さが怖かった女子たちは
そそくさと、洞窟を後にしました。
この日は、早めにホテルに戻りました。
ホテルでは、各自、シャワーを浴び
夕食までは、自由時間です。
部屋にテレビがあったので
ここぞとばかり、みんなテレビを見ていました。
ホテルでの部屋割りは、こんな感じです。
エリ先生と女子の部屋。

アチャイシと女子の部屋。

サポーターさんと男子の部屋。

加藤と寝相の悪いチームの部屋。

この日の夕食は、
やはり予約を入れておいた、日本食のレストラン。
ラーメン、餃子、焼き鳥を、たっぷりご馳走になりました。
子ども達は、美味しいと大絶賛!

夕食後はホテルに戻り
男子部屋は9時には寝てしまいました。
エリ先生の部屋は、夜遅くまで
みんなで色々と話し込み
全然、話題が尽きなかったとか。
アチャイシの部屋は、テレビを見て
深夜まで、起きていたとの事。
…たまには、こういうのもいいですよね。
2泊目の夜は、それぞれ部屋ごとに過ごしました。
ポカラ第2日目の朝は、5時過ぎに起床
ホテルの屋上から、朝日を浴びた、アンナプルナ山系と
マチャプチャレを見ることが出来ました!

雲もなく晴れ渡り、
本当にきれいにマチャプチャレを見ることが出来ました。
その後、ホテルで、バイキング式の朝食を食べ
8:00AM過ぎに、ホテルを出発しました。
最初に見学したのは
ポカラの旧市街の郊外の丘の上にある
ヒンドゥー・バシニ寺院。
ここはポカラでは一番大きなヒンドゥー寺院です。
階段を上る途中にも、いくつかの小さい建物があり、
ドゥルガー神、クリシュナ神、ヴィシュヌ神などが祀られています。
ダサイン中なので、お参りの人で込み合っていました。
女神ドゥルガーの祠の前では、鶏やヤギの首をはね
生贄の血をささげるのが伝統なので
ところどころ、血だまりが出来ていて…
ちょっとショッキングな光景なので
なるべく子ども達に見せないように
急いで階段を上りました。

参拝の記念写真。

でもやっぱり、捧げものがあまりにもショッキングで
生臭いにおいが漂っているため
ここは子ども達は不評でした…。
その後、歩いて数分のとこにある橋の上から
はるか眼下を流れるセティ・ガンダキ川を見学しました。
その後は、国際山岳博物館に向かいました。
国際山岳博物館は51,000㎡もの広大な敷地に
各国の資金協力の元で、2004年にオープンした、
とても大きな博物館です。

前庭のヤクの像に上って遊ぶ子ども達。
アチャイシも、楽しそうです。

ネパール山岳民族の生活様式や民族衣装の展示、写真などの
充実した展示内容です。
こちらはタカリ族の展示。
タカリ族と言えば、ネパールでは「タカリカレー」で有名です。
タカリ族は、ポカラやジョムソンにたくさん住んでいるそうです。

こちらは、ネパールの少数民族居住地域マップ。
「ネパール人はみんな同じ顔に見えるけど、
実はこんなにも多民族国家なのね~」とダワ。

こちらは、 YETI だそうです・・・・。
YETI に関する資料もあり、とても興味深かったです。
「YETI は雪山で何してるの?」とヌモ。

資料室もあり、書籍や資料も、とても充実しています。
英語・日本語・ネパール語の書籍が揃っていました。

ヒマラヤ関連の写真集が
子ども達の興味を引いたようで
とても熱心に見入っていました。
結局、2時間ほどじっくりと見学し
子ども達は、博物館の見学の仕方やマナーなども学べて
とても勉強になったと思います。
その後、博物館の外にある
ヒマラヤの頂上を模した?岩場に上って遊びました。


その後、敷地の中の木陰で
昨日の日本食レストランで作ってもらっておいた
チャーハンとから揚げのお弁当で、
気持ち良い青空のもと、ランチをしました。
旅は続きます…。
ペマが湖に落ちてしまうという
ドキッとするアクシデントがありながらも
無事に寺院にお参りした後は、
夕食の予約をしておいたレストランへと向かいました。
ダサインのこの時期、
ホテルもレストランも、本当に込み合っていて
この人数では、事前の予約が無くては
ごはんも食べられない状態なので
あらかじめ、全行程の食事を予約しておきました。
日本食のレストランで、「親子丼」を体験。

初めて食べる親子丼です。
漬物、味噌汁、麦茶がついて、
日本にあるお店みたいです。
鶏肉も玉子も、たっぷりと使って作られた親子丼は
子ども達に大人気でした。

美味しい夕食を楽しんだ後は、
ホテルに戻って、シャワーを浴びて
みんな9時過ぎには、眠ってしまいました。
ランチの後、再び西へとバスを走らせ、向かったのは…
ポカラです!
そう、今回、子ども達は初めて
「旅行」を体験したのでした。
これまでも1日を掛けて「お出掛け」したことは、何度かありましたが
こんな風に、2泊3日で出掛けたことはありませんでした。
初めての旅行に、みんなワクワク、ドキドキです。
日本からご訪問中だったサポーターさんにも
大いにご協力を頂いて、
今回の旅行が実現しました。
6時間かけて、ポカラにに到着です。

ホテルにチェックインした後、すぐに出掛けました。
後ろは、ポカラにある大きな湖、ペワ湖です。
ポカラは静かで、落ち着いた、素敵な場所です。
ペワ湖に浮ぶ小島にはヒンドゥー教のバラヒ寺院があり
ここへボートを使って渡るのです。
湖畔からボートに乗りました。
ペワ湖のボートは、こんな感じです。
一度にたくさん乗れます。

ボート自体には、乗ったことがありますが
こんなにたくさん一度に乗れるのは、初めてです。
たくさんの鯉のいる池を、ボートは進みます。

そのうち、みんな靴を脱いで
足先を湖の水に浸し始めました。
水は冷たいけれど、気持ちいい!

ボートは、2チームに分かれて乗りました。
こちらは、女子がメインのAチーム。
こちらは、男子メインのBチーム。
色々と、おふざけして、わざと船を大きく揺らします。

…とここで、事件が発生。
騒ぎ過ぎたペマが、何と湖に落ちてしまったのです!!
慌てて加藤が救助しましたが
救命胴衣を着けていたため、大事に至らず
ホッと胸をなでおろしました。
何が起こるか分かりませんから、
やっぱり救命胴衣は必須ですね。
→「初めての体験 その3」へ
旅は続きます。
この度、子ども達に言わせると
「人生で、一番楽しかった経験!」をしました!!
えっ?
一体なに?と思われますよね。

10月1日 9:00AM、
貸し切りの車で、クンデ・ハウスを出発し
期待でワクワクの子ども達を乗せた車は
一路、西を目指したのでした。

年中さん達、ちょっと緊張してるかな?
ネパール市内は、慢性的な車の混雑に加えて
ダサイン期間中は、行楽に出かける人々で
道が混雑し、
市街に出るまでに、少々時間が掛りました。
カトマンズから100Kmほど車を走らせた場所にある
ヒンドゥー教の有名寺院、マナカマナ寺院を超えて
しばらく走った地点で、ランチ休憩。
ドライブインに、立ち寄りました。

ネパールの普通のドライブインの食事のメニューは
ダルバート(ネパール式のカレーのようなもの)の
バイキングのみと言うところが多く
お味の方は、あまり期待できないのに
お値段だけが、びっくりするような高さなので
ここではチャイだけを頼んで
持参したパレ(チベット式のパン)を食べました。

アチャイシが、前の晩から生地を仕込んで
焼いてくれたものです。

この日は、日本から持って来て下さった
酔い止め薬を飲んでいたので
いつもの様に、激しく吐き気に襲われる子は少なかったですが
慣れないバスの長距離移送に、ちょとだけ疲れた様子の女子チーム。
ランチの後は、再び、西を目指します。
→「初めての体験 その2」へ続きます。
むかし小学校の教室には
「整理整頓」なんて書かれた標語が
目立つところに張り出されていたものですが…
クンデ・ハウスも整理整頓!を
実行しています。
時々、スタッフによる
抜き打ちの検査なんかもあるので
気の抜けない、クンデ・ハウスなのです。

自主的に、ベッドの下の個人スペースの
洋服入れを整理するヌモ。
ここが唯一、最大の個人の収納スペースなので
引き出しの中の管理は、全て子ども達に任せています。
クンデ・ハウスの庭は、ちょっとした広さです。
放っておくと、どんどん草が伸びてしまって
みんなで、庭のお手入れをしました。
特に、池の奥の回り込みにくい部分は
雑草が伸びてしまっています。
ちびっこチーム、身体の小ささをフル活用。

「ほら、こんなにとったよ!」

タチェンが手にしているこの竹ぼうき
何と!
「サポーターさんの手作り」なのです。

それも、庭に生えていた自生の竹を刈り取って
作って下さったのです。
あまりの器用さに、スタッフは大いに驚かされました。
Hさん、ありがとうございます。
大活躍しています!
ダサイン休暇の前に行われた
1年生のダンス発表会で使用した
手作りのお面をかぶった二人。

誰だか、分かります?
正解は…

リスは、クンガ。
サルは、ツェテン。
お面は、えり先生と一緒に作りました。
子ども達がダサイン休暇に入って
なるべく毎日、ブログを更新するようにしています。
子ども達が1日、家にいるので、
シャッターチャンスが多いのです。
実際、学校のある日は、
子ども達は、朝8時にスクールバスが迎えに来て
夕方4時過ぎに帰宅するまで、家に居ませんし
帰宅してからも、急いで宿題をして
剣道や体操の習い事に出掛け
戻るのは夜の7時です。
もうその頃は既に、外は暗くて、
おまけに電気が無い事が多いため
フラッシュを焚いて撮った写真は
何をしているのかの全体像が写し辛く
ブログにUPするのはどうかな…という出来なのです。
そのような理由で、
通常期はなかなか、ブログ用の良い写真が撮れないので
お休みの間は、毎日ブログをUPしたいと思っています。
ネパールは目下、ダサイン休暇中。
ダサインとは、ネパール最大のお祭りで
ヒンドゥー教の女神ドゥルガーが
悪魔を倒した事を称え、記念した日です。
そう、もともとヒンドゥー教徒のお祭りなのですが
国の機関も一斉に、2週間ほどお休みとなります。
ネパールにとっては1年の内で最大級の休暇、お祭りで
日本で言えば、お正月…みたいなものですが
規模と盛り上がりから言えば、まさに
「盆と正月が一緒に来たよう!」という感じです。
「ダサインと言えば、凧揚げ!」
と言うのが、ネパールの常識です。

街中では、色とりどり、形も様々な
きれいな凧が売られていますが
クンデ・ハウスでは、各自、手作りです。

もっぱら凧揚げに熱心なのは男子たちで
毎日、凧揚げに出掛けています。
今日から10月。
もうすっかり秋ですね。
お布団類も、入れ替えの季節を迎え
夏のシーツを、各自で洗濯しました。

お布団も、太陽を当てて、ふかふかに干しました。
気持ちいいです!

干したお布団の上で遊ぶ、ペンバ。
乾いたシーツの取り込みも
子ども達、お手の物。

2人づつの組になり、端と端を合わせて
順に折りたたんでいきます。
大物のお洗濯も、みんなでやると早いですね。
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