EyeAssociation FortheHimalayanのアイキャンプの度に
ベースとなっているお寺である、ナモブッダ。
ナモブッダはカトマンズから車で3時間ほどの場所です。
TCPも設立の時に、巡礼遠足に出かけた山の上のお寺です。
このゴンパのお坊さんたちは
地震直後からゴンパの備蓄食料を放出し
被災者の方々に食事の提供をしています。


この炊き出しのみならず、昨日からは
お坊さんたちが、お寺まで来られないさらに山の奥深い地域に
食料を届けに行ってくれています。


車で行ける地域はこんな感じですが
さらに奥地へ。

持てるだけの食料を背中に、いざ出発。
こういう時にも、明るさを失わないのがチベット人です。

ただひたすらに、登って行きます。

やはり山岳部も、ひどい被災状況で
こんな所へは、大きな支援団体の助けは届きません。


取り残されている
小さな集落を回り、支援をお届けしました。


とにかく食べ物が嬉しい子ども達。

深々と頭を下げる、ご老人。
これらの食料は全て、今回の
「ネパール緊急支援」のご寄附で賄われております。
今日振り込んだ寄付が、
同じ日に食料として被災者に届いています。
皆様のご協力に、心より感謝申し上げます。
それにしても被災地域は、想像以上に広範囲で
全く把握しきれません。
支援は、やってもやっても、尽きることがありません。
EyeAssociation FortheHimalayanの理事長の松山先生からは
「出来うる限りのすべての支援をして下さい。
お金はどれだけ使っても構いません。
お金の心配はせず、どんどん何でも必要な事をやって下さい」と言う
実に男前な指示が、全てのネパールの現場に対して出されています。
(こういう時、男前を使うのは関西だけでしょうか?松山先生は若い女性です)TCPはこの松山先生の男前な心意気を
全力で支えたいと思っています。
義援金の使われ方に
疑問があったり、信用がおけなかったりして
寄附先を決めかねている方がいらっしゃいましたら
是非、こちらにお願いします。
ネパールの外からの支援でなく
現地の事情に明るい、現地のスタッフが
優先度、重要度を的確に判断して、
必要なサポートを被災地にお届けしています。
EyeAssociation FortheHimalayanとTCPをご信頼くださり
全ての支援活動の内容を現地スタッフに
一任しても良いとおっしゃる方は
どうぞこちらまでメールを下さい。
info@tcp-np.com
〈追記>義援金の募集は、2015年5月末日を持ちまして終了させて頂きました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
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日本時間28日16時ごろ、ネパールの加藤と連絡が取れました。
地震の当日に連絡がついて以来、実に3日ぶりの事です。
状況は困難だが、みんなで何とか頑張っているとの報告でした。
きっと多大なご心配を頂いているだろうから、無事であることを是非、
サポーターの皆さんに伝えて欲しいとの伝言です。
以下、加藤からの報告を、とりまとめてお伝えします。
まずは大地震が来た時の状況ですが、
土曜日のため、子ども達は学校がお休みでした。
子ども達の通う学校は、クンデ・ハウスよりも被害がひどい地区にあり、
なおかつ校舎が非常に老朽化しているので、
地震が土曜日だった事は本当に不幸中の幸いでした。
ネパールは土曜日が休日なので、どの家庭も比較的離散しないで、
家族がまとまっている状況だったのは、本当に良かったと思います。
お休みのため、朝から男の子達はアムチの診療所に行って、
製薬作業のお手伝いをしていました。
今回の地震で、残念ながらチベット予防医学室の診療所のビルは半壊しました。
余震で倒壊する可能性があるため、現在は近づく事が出来ません。
地震のひどい揺れを感じ、アムチと男の子達は、何とか外に逃れました。
それは正に「命からがら」という状態でした。
アムチと男の子達は、余震の続く中、徒歩でクンデ・ハウスを目指しました。
一方その頃クンデ・ハウスには、加藤、アチャ・イシ、
女の子たちが休日を過ごしていました。
本来土曜日は、加藤の息子を日本人補習校に連れて行くため
加藤は不在のはずでした。
朝、学校に子どもを送り届けた後は、大抵、
今回多くの建物が、甚大な被害受けたタメル地区で、
個人的な仕事の取引先を回ったり、
高速インターネットのカフェで事務連絡をまとめたりというのが慣例なのですが
幸いにもこの日は、日本人学校の送迎はアムチが行っており、
送り届けた後は、アムチも診療所に戻って、
男の子達と作業をしていたのでした。
もし万が一、加藤がクンデ・ハウスにいなかったら
地震に慣れていないアチャ・イシと子ども達だけで
パニックになっていたのではないかと思います。
日本人補習校に居た、加藤の息子とエリ先生は、
地震の後、2人でクンデ・ハウスをめざし、無事にたどり着く事が出来ました。
震災直後から、国内の電話が不通で、
お互いにスタッフ同士で連絡を取ることが出来なかったのですが、
夜までには無事に全員が、クンデ・ハウスに集合できました。
但し、強い余震が頻発するので、建物の中にいる事は危険と判断し、
この日は夜を屋外で過ごしました。
地震当日に電話が通じた際には、
クンデ・ハウスはほとんど被害なしと報告しましたが
その後、じっくりと建物をチェックすると
たくさんのひび割れが入っていて、やはり不安な状況です。
雨の降る夜もあり、雨をしのげるほどの厚みのある大型シートの準備が無いため
現在就寝の時だけは、クンデ・ハウスの中で寝ています。
クンデ・ハウスの建物は、
オーナーがイギリス在住のお金持ちなネパール人なので、
他の建物に比べれば、数段強固な作りです。
ただそれでもやはり、地震に向けた根本的な仕様ではない為、
本震と余震で、だんだんひび割れが発生してきている様子です。
クンデ・ハウスのある地区は、
1割程度の建物が倒壊しています。
また多くの建物で、窓ガラスが割れています。
震災翌日からは、今後の生活のめどを立てるため、
飲料水と食料の確保に奔走しました。
幸い、ご近所の小さな店舗で少しづつ小麦などを売ってもらえた事もあり
28日時点で、あと4~5日分の食料を何とか確保しています。
飲料水に関しては電気がないため、井戸の水が汲みあげられず、
子ども達がペットボトルを持って、村の共同の湧水に水を汲みに行っています。
飲料水に関しての状況はどの家庭も同じなので、
長い行列が一日中絶えることなく続いています。
この地区への飲料水、食料の支援は、まだ一切届いていません。
クンデ・ハウスから一番近い場所にあり、
いつもお世話になっていた「ルンバ」という2階建てスーパーが全壊しました。
当時、建物内には17名がいて、
アムチも毎日ガレキの撤去作業に参加していましたが
残念ながら全員が、ご遺体として発見されました。
震災後4日が経過し、どの店も既に物資が尽きて、
シャッターを下ろしています。
今後、食料の確保が非常に困難になると思われます。
あらゆる手段でスタッフが、食料の調達に奔走しています。
25日以後、何度電話をしてもつながらない状態でした。
あらゆる方法を試みて努力しましたが、叶いませんでした。
この日「Hotel Yak and Yetiのみ、この時間電話が通じるらしい」
という噂が流れたので、急いで加藤はホテルに向かい、
電話を掛け、3日ぶりに連絡がつきました。
1回の通話は2分程度で強制的に回線が落ちるようになっていて、
何度かに分けて会話しました。
ネパール緊急支援の義援金を
多くの皆様から、早速、お寄せ頂いております。
ありがとうございます。
現地からの報告によりますと
本日既に、皆様からお寄せ頂きました義援金により購入いたしました
50万円分の医薬品と輸血の装備を持って
ルンビニ医科大学病院の医師、看護師全員が
震源に近く、もっとも被害が激しいと言われているゴルカに向かいました。
道路も寸断されており、非常に厳しいエリアですが
危険と困難な任務に、取り組んでくれています。
それにしても…
ルンビニ医科大学病院の医師、看護師全員ですよ。
もう一度言います
ルンビニ医科大学病院の医師、看護師全員です!これはかなりの戦力になります。
本日ご寄附を頂いた資金が、
今日、現場で既に使われているのです。
随時、インドの後方支援隊から
物資の供給も行われる予定です。
この物資の調達金も、今回の義援金から支払われます。
ご協力頂きました皆様
誠にありがとうございます。
医療支援が終了するまで、現地に派遣した医師たちは戻りませんので
それまで当分の間、現地がどのようになっていて
どのような活動をしたのかの概要は、お待ちください。
ただ確実に、皆さんの義援金は現場に運ばれています。
東日本大震災や、これまでの災害から
多くの義援金は、実際は末端まで行かない事を
既に多くの皆さんはご存じで
だからこそ「どこに寄付したらいいのか?」と
迷われている方も多いかと思います。
そんな方は、是非、こちらにご寄附ください。
引き続き、ご協力をお願いいたします。
ご協力頂けます方は、振込口座をご連絡いたしますので
表題を「義援金協力」として、下記までメールをお送りください。
info@tcp-np.com
〈追記>義援金の募集は、2015年5月末日を持ちまして終了させて頂きました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
TCPはネパール大震災で被災された方々を
直接支援するため、緊急の義援金を募集いたします。
TCPの里親サポーターをして下さっている
眼科医の松山先生が理事長をされている
EyeAssociation FortheHimalayanを通じ、
現地の直接支援にご協力をさせて頂きます。
もともと先生のチームは医療活動のため、
明日ネパールに向けて出発される予定でした。
(但し、現地での受け入れ態勢が整わない為、日本チームの出発は見合わせとなりました:28日 記載)
EyeAssociation FortheHimalayanは、
医療を受ける事が困難な山岳部にキャラバンを組んで手術に出掛けるなど、
優れた行動力とガッツに溢れた団体です。
現地での堅実な活動実績があり、実情にも明るいです。
日本の医療スタッフ全員が個人の休暇を利用して
全て自己負担での参加と言う、
信じられないような利他精神と、行動力の団体です。
具体的な支援内容としては
EyeAssociation FortheHimalayanの現地のスタッフを通じて、
大きな病院に行くことが出来ない地域の方々に、
医薬品と食料を届けてもらいます。
またこれまで、EyeAssociation FortheHimalayanが
4回に渡って医療キャンプを行ってきた震源地付近のゴルカ地方も
状況が整い次第、出来る限りの支援をして頂く予定です。
しかしながら、現地の被災状況の全貌が明らかでない今
他に緊急度の高い支援が発生した場合は、
スタッフの判断によりそちらに支援金を使って頂きます。
万が一、現在の想定を超える金額が集まった場合は
緊急の医薬品、食料支援の終了後、
順次、下記の様な必要な活動に支援金を回します。
・EyeAssociation FortheHimalayanが6年間かけて作った
村人のためのクリニックが損壊しているため、この再建費用。
・孤児院、ヒマヤラの子ども達の学校などの被災部分の修理費用。
・ネパール眼科病院、ルンビニ医科大学教育病院の修復。
・ゴルカ地方の小学校の修理費用
EyeAssociation FortheHimalayanとTCPをご信頼頂き、
全ての活動の内容を現地スタッフに
一任しても良いとおっしゃる方は、どうぞご寄附をお願いいたします。
また支援活動の内容に関しては、
有名な支援団体の様に広報やカメラマンが同行しませんので、
基本的にはビジュアル等でのご報告は出来ないと考えてください。
会計の詳細も同じです。
大きくてマンパワーも資金もある団体の様に、
華やかな報告書は作れませんが、
その分のすべての資金が、きちんと被災地に還元されます。
どうぞその点は、ご信用下さい。
義援金は一度、TCPで取りまとめた上で
EyeAssociation FortheHimalayanにお渡しします。
現在、EyeAssociation FortheHimalayannの
ネパールにある活動資金を先にお借りする形で
既に支援活動が始まっています。
義援金は、TCPの口座へのお振り込みでお願いいたします。
ご協力頂けます方は、振込口座をご連絡いたしますので
表題を「義援金協力」として、下記までメールをお送りください。
info@tcp-np.com
地震からの復興は長丁場です。
ひとまず、ネパール大地震の支援に関し
TCPの義援金の募集は5月末までとさせて頂き、
状況を見ながら次の支援のステップを考えたいと思います。
TCPも診療所が被災している様子ですが、
詳細が確認できていません。
しかしまずは、より困難な状況にある方々の支援を
優先したいと考えています。
皆様、是非ご協力ください。
2015年4月27日
チベタン・チルドレンズ・プロジェクト(TCP)
東京事務所
〈追記>義援金の募集は、2015年5月末日を持ちまして終了させて頂きました。
皆様のご協力に心より感謝申し上げます。■EyeAssociation FortheHimalayan■2010年 4月に設立された団体です。
ヒマラヤの人々を失明の危機から救うことを目的として活動されています。現在では、眼科のみならず小児科や皮膚科の先生もネパールまで医療キャンプにお越し下さり、医療を受けることが困難な地区の患者さんのために、山岳部に医療チームを組んで手術に出掛けたり、貧困のために治療を受けられない人々に対し、無償で医療を提供されています。検索を掛けるとHP,ブログ等がありますが、運営者が現役の大学病院の医師であるため、多忙につき頻繁には更新されておりません。しかし、現地での活躍は非常に高い評価を受けている信頼できる団体です。FBにEyeAssociation FortheHimalayanのページがあり現地の状況が随時UPされています。
現在、ネパール被災地への
直接支援の体勢を模索しています。
本日中に、概要をお知らせできると思いますので
今しばらくお待ちください。ネパールでの大地震以後、
多くのお問い合わせを頂いており
個別の対応が、十分に出来ていない事を
お詫び申し上げます。
安否の確認と同時に
支援のお申し出を多く頂き
大変ありがたいです。
たくさんの方々が、ネパールの被災地に対して
直接的に、最も効率的な支援をしたいと思われていることが
お送りくださる文面から分かります。
東日本大震災や、これまでの災害の経験から
多くの義援金は、実際は末端まで行かない事実を
既に皆さんが、ご存じだからだと思います。
だからこそ、常に現場主義のTCPに
最も効率的な支援の方法を期待して
問い合わせをお寄せ下さるのだと思います。
皆様のお気持ちが、
最も苦しみの中にある方の支えとなるように
現在企画を進めておりますので
次のブログのUPをお待ちください。
TCP東京事務所
TCPの状況はと申しますと…
地震発生後、5時間の時点で
現地の加藤と電話が通じて以降、
通話は繋がらない状態です。
地震発生から停電が続いている様ですので
察するに、携帯電話の電源が切れて
受信できない状態にあるのではないかと思います。
加藤もチベット人のスタッフ達も
サバイバル能力に長けた人材です。
困難な状況ではありますが
必ずや何らかの方法で、
この難局を乗り越えてくれると信じています。
現地から連絡があり次第
新しい情報も掲載させて頂きます。
本日、4月25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)ごろ、
ネパール中部を震源とする
マグニチュード(M)7.9の強い地震が発生しました。
つい先ほど、現地スタッフ加藤と連絡が取れ
全員の無事を確認しております。
多くの皆様に安否のお問い合わせを頂きながら
個別にご返答できずにおりました事を
お詫び申し上げます。
報じられる限り、非常に甚大な被害が発生しております。
特にカトマンズの中心部では、被害がひどい様です。
クンデ・ハウスのある地区は、郊外で
周辺の塀は、多くが崩れてしまったとの事ですが
ご近所で、建物自体が倒壊している様子はないとの事です。
但し、多くの建物で窓ガラスが割れているとの事です。
クンデ・ハウスは古いながらも堅牢な建物であったため
窓ガラスが割れる事もなく、建物は無事でした。
被害としては、食器棚の扉が開いて
ガラス製品が割れる程度であったとの報告です。
加藤によると、地鳴りに続いて突き上げるような強い揺れがあり
逃げることが出来ない状態だったそうです。
余震も断続的に続いており、多くの人が屋外に避難しているとの事です。
余震も、突然強い揺れが襲うため
クンデ・ハウスも本日は、屋外で夜明かしする体制を整えている様です。
ご心配を頂き、ありがとうございます。
TCPに関しては、大きなダメージはありませんでしたが
ネパール、特にカトマンズでは深刻な被害が発生しているようです。
苦しみの中にある方々が、少しでも早く救助されるように
共に祈って頂きたいと思います。
今後、食料、エネルギーの確保が非常に困難になると思います。
また多くの建物で、給水タンクが壊れているので
飲料水の確保も急務ですが、余震がひどく動けない様子です。
地震に慣れていない為、パニックに陥っている人も多い様子で
治安も懸念されます。
これほど大きな地震に見舞われた後は、
今後の過程が非常に困難なものになると予想されます。
随時、現地の様子や、共有すべき情報があれば
ブログにUPして行きたいと思います。
本日、ネパールで
大規模な強い地震が発生した模様です。
下記、現在報じられているニュースです。
米地質調査所(USGS)によると、
ネパール中部で25日午前11時56分(日本時間午後3時11分)ごろ、
マグニチュード(M)7.9の強い地震が発生した。
AFP通信によれば、ネパール内務省は少なくとも
114人が死亡したと明らかにした。
ネパールの外交筋は恐らく数百人が死亡したと述べた。
(時事通信)
カトマンズの有名な観光名所ダラハラが
完全に倒壊しています…。
他にも多くの建物が、被害を受けています。
本日は土曜日のため、学校はお休みで
子ども達は家にいるはずです。
残念ながら現地スタッフと
現在まで連絡が取れておりません。
多くの皆様に安否のお問い合わせを頂いておりますが
個別にご返答できずに、申し訳ございません。
現地と連絡が取れ次第、
会員サポーターの皆様にはメールにて
状況をお知らせいたします。
またブログでも、随時
ネパールの様子をお知らせいたします。
TCP東京事務所
今日から新しい学年がスタートします。
2名、追試を受けての進級でしたが
(例によって、ネパール語の単位が危うかったのです)
無事に何とか全員が、新しい学年に進みました。

六年生は制服が、紺色のスカートに白いシャツになりました。
真新しい制服のシャツの白さが、目にまぶしいです。

登校前に、えり先生が
教科書や制服のをチェックして下さっています。
今日も元気に、行ってらっしゃい!
子ども達の春休みも、いよいよ明日まで。
長かったお休みも終わりです。
この春、クンデ・ハウスでブームだったのは
屋外ランチ。
春の日差しも、吹き渡る風も心地よく
ちょっとぜいたくな気分になれました。

子ども達も、楽しそうです。

ガーデンに敷物を広げて
太陽の下で頂くランチは
本当に格別です!
明後日からは、全員が進級します。
ネパールの小学校は厳しくて
成績不良だと、容赦なく留年となります。
そんな訳で、全員の進級は実ににおめでたい出来事です。
新しい学年で体験する事の全てが
子ども達にとって成長の糧となりますように。
クンデ・ハウスの男の子達の散髪は
日本から持って行った電動バリカンで
いつもスタッフがカットします。
その時、必ずぴったりと横に張り付いて
助手のごとく、かいがいしくお世話をしてくれるのが
クンサンです。
バリカンに短い毛が詰まりそうになると
ヘッドの部分を外して
付属の小さなブラシで、毛を取り除いたり
落ちた毛を集めてくれたり
いつも必ずお手伝いをしてくれます。

この日はついに…
カットデビュー!!!
ペマの髪を刈っています!!
クンサンは、とても仕事が丁寧で几帳面なので
もしかして、アチャ・イシよりも上手かも知れません…。
カットを任せられて
嬉しくて仕方のない笑顔のクンサンと
ちょっと不安な表情のペマです。
今日は冷たい雨が降りました。
合羽を着て、子ども達と
お野菜を買いに出掛けました。

ネパール歴では、昨日が新年です。
TCPはいつもと変わらない日常です。
お天気の良い日に、アムチが
子ども達を、薬草採取に連れて行ってくれました。
とは言え、特別遠くに行くのではなくて
出掛けたのは、クンデ・ハウスの裏山です。
ここは手つかずのまま
植物が生えている地域です。
たくさん採取できました!

カンドが手に持つているのは、
「胃の粘液を整える」薬効のあるハーブです。
「この花を食べてみろ」とアムチに言われて
黄色い花を一つ、口にしたヌモ。
「あ~んんっ!!!すごい苦いっ!!!」相当、苦かった模様です。
こうして一つ一つ、
その植物がどんな場所に生えて
どんな薬効を持ち、どんな味がするのか
アムチから学んで行くのでした。

薬草は、丁寧に何度も洗って
天然の風で乾燥させます。
薬師如来のご加持を頂きながら
全ての工程で、お経を唱えながら作業をします。
現在、春休み中の子ども達。
少し趣向を凝らして、春を満喫しようと
お天気の良い日のランチは、ガーデンにテーブルを出して
みんなで頂いています。

アムチも楽しそうです。
インフルエンザ、収束したかに思えたのですが
何と、アムチ以外のスタッフ全員が
再び、ぶり返しています…。
完全に治り切っていなかった様です。
大人になるとなおさら、高熱が身体に堪えます…。
子ども達とスタッフ全員が、順番に感染し
昨日、最後の罹患者タシの病状が落ち着いて
やっと収束を迎えた、インフルエンザ。
ご心配をお掛けしました。
いやはや、大変な1週間でした。
男子は体力があるようで
一日高熱を出したら、翌日には元気にしていましたが
小さい子ども達は、本当に大変で
40度近い熱に何日もうなされて
とても可哀そうでした。
例年は、松山先生の医療チームがネパールにお越し下さった時に
インフルエンザの予防接種をして頂くのですが
今期は、たまたまその機会を逃しており
感染してしまいました。
子ども達も、予防接種の意味がよく分かったようで
「来年からは、絶対注射する!」と言っています。
ワクチンの接種に関しては、賛否両論があり
子ども達の健康のためにも
いろいろと勉強してはいるのですが
「本当の事」が何かは、とても見えにくいです。
お子さんの予防接種、皆さんはどうされていますか?
とは言え、いずれにしても
日頃の体力作りも重要だと認識しました。
男子の回復っぷりは見事で
やっぱり基本的な体力を底上げしておくことは
何にも増して、大切なのだと思いました。

インフルエンザから回復して
庭で、遊ぶペンバ。
手に止まったカナブンを見せてくれました。
数日前、インフルエンザを発症して以来
現在、クンデ・ハウスは順番に
ウイルスをリレーしてしまっている状態です…。
比較的体力のある男の子達は
2、3日でググッと熱を出して回復していますが
もともと体の細いクンサンは
もう丸3日も、40度近い熱を出し続けており
眼科医の松山先生経由で、
お医者様のアドバイスを受け対応してきましたが
今日は、ネパールの病院で診て頂く事にしました。
そんな訳で、このインフルエンザが収束するまで
しばらくブログをお休みさせて頂きます。
回復次第、またアップしますね。
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