登校前の、朝の風景です。
玄関前のポーチで、身づくろい。

女の子達は、ココナッツオイルを髪に塗って
念入りにブラッシングした後、編み込んだり可愛い髪留めを付けたり
それぞれのスタイリングを楽しんでいます。
男子も肌のカサカサした部分には
オイルを塗ります。

面倒くさいので、大抵の男の子は
この時期、肌にオイルを塗ったりしませんが
何故かツェテンだけは、一年を通して
念入りに肌のお手入れをします。
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日本からの様々な農業支援のお蔭で
ネパールにはこれまでなかった
様々な野菜や果物が、市場に出回るようになりました。
その一つがメロン。
外側は細かく立派に網目がめぐっていて
いかにもおいしそうです!
1個を細く切って、みんなで食べてみました。

いつもは果物を食べると、満面の笑顔!!
なのですが、ちょっと表情が微妙です…。

タシが変な顔をしています。
そう、残念ながらお味の方は
全然甘くなくて、美味しくなかったのです…。
かなり熟すまで、待ったつもりだったのですが。
土壌の影響でしょうか?
きっとこれから、ネパールの土地に根付く様に
いろいろと、改良されてゆくのだと思います。
外務省のデータによると
ネパールのGDPの約34%及び
就労人口の約66%が農業に依存しているとの事(2013/2014年度)。
地震の影響が大きく経済にダメージを与えているネパール。
国として最大の収入源だった観光は、全く振るわない状態です。
ヒマラヤへの安全なトレッキングルートの確保にはまだまだ時間が掛りますし
世界遺産などの観光資源も、大きなダメージを受けた上
まだまだ余震もあり、耐震設計など考えられていないホテルには
積極的に集客アピールもできません。
観光客の数が回復するまでには、相当な時間が掛りそうです。
こんな時だからこそ、最大の就労人口を抱える農業に
何らかの形で、積極的にサポートがあると良いなと思います。
TCPはそれ自体がとて小さな組織なので
大きな事は出来ませんが
積極的な消費活動で、ネパールの農業を応援したいと思います。
暑い毎日ですね…。
たくさん汗をかいた日
さっぱりとシャワーを浴びた
さわやかな笑顔の子ども達が、こちら。

シャワールームは広くないので
男女別に数人づつ、順番にシャワーを浴びます。
もうスタッフがお世話をしなくても
大きな子が、小さな子ども達の
体や髪を洗ってくれるので
子ども達だけで、ワイワイ浴びています。

こういう何気ない日常に
時々、とてつもない深い感謝を感じます。
今、生きていて
思うように体が動いて
食べる事や、身の安全に困難を感じない
もう本当にそれだけで、つくづく
ありがたい事だと思います。
ネパール大地震から、3か月が過ぎようとしています。
未だ被災地は、あらゆる側面で非常に厳しい状況にあります。
こんな状態が、これからも年単位で続いて行くのだと思います。
日本では、もうほとんど話題にされる事がなくなって来ました。
数々の震災を経験した日本であればこそ
お分かり頂けると思うのですが
復興の道のりは、本当に遠いものです。
少なくとも被災された方々が、
未来に希望をつなげるような展望が
示されると良いなと願っています。
ネパール大震災の緊急支援におきましては
たくさんの方々のご協力を頂き
本当にありがとうございました。
既に収支の計算を終えて、最終的な確認をしております。
近日中に、会計のご報告をさせて頂きたく思っております。
チュズムの歯が、昨日からグラグラしてきています。
歯の様子を、アチャ・イシに見てもらっています。
その横では、チュインが懐中電灯で
口の中を照らしてくれています。

大抵、こういう場合、
日本だと、歯を飲込まないように注意しつつ
自然に抜けるまで放っておくと思うのですが
チベット人の場合、結構強引に抜きます。
心配顔で見守るツェテン。
だってツェテンの歯が抜けるのは、これからですものね。
かなり不安そうな表情です。
その横では、
「俺の歯、すごいぜ!」と
綺麗な歯を自慢するタシ。

確かに立派な歯が、
綺麗に並んでいます。
同じように歯磨きをしても
どうも虫歯になりやすいタイプの子どもがいます。
多分、専門的に言うと
唾液の量が少なかったり、
唾液が多くても、緩衝能が低かったり
口腔環境がミュータンス菌が多い状態で安定してしまっていたり…
という事なんだと思いますが
歯科通いを防ぐために、エリ先生が
いつも念入りに、子ども達の歯磨き状態を
チェックして下さっています。
ダワとイシが、おめかししています。
二人で、カトマンドゥ市内の図書館へ出掛けました。
何と今日は、2人だけで行ってきました。
これまでにも、スタッフに連れられて
場所や道順は分かっていましたが
ドキドキのお出掛けです。

2人は2時間ほど、図書館で英語や日本語の本を読んできたそうです。
「と~ぉぉっても、楽しかった!」そうです。
剣道を習っている年長男子や、
体操教室に通う2名の女子は、
日常的に外出する機会に恵まれますが
そうでない子ども達は、なかなか出掛ける事が少ないので
こうして、少しづつ外出する機会を設けて
いろいろな生活体験が出来るようにと思っています。
子ども達の大好きな果物、マンゴー。
熟れたマンゴーの甘さは、本当に格別です!
子ども達も、この笑顔。

良く熟れたマンゴーは、皮を剥くと
果汁が流れ出てしまってもったいないので
こうして、マンゴーの頭の部分の皮を少しはがして
そこなら果肉を吸い出します。

ネパールでは、この小さめのマンゴーが
一番甘くて、美味しいです。
残念ながら、もうそろそろマンゴーの季節も終わります。
また来年も、美味しいマンゴーをみんなで食べられますように。
7月6日の法王様のお誕生日は
クンデ・ハウスにとっても、特別のお祝いの日です!

お誕生日、おめでとう!!

おめでとう!!

この日は、クンデ・ハウスの子ども達全員の
合同誕生会の日なのです。
この日を合同お誕生会と制定したのは、昨年から。
子ども達が、亡命してきて学校に通い始めた頃から
「お誕生日って、いつ?」と、聞く様になりました。
どうやら学校のお友達には「誕生日」があり
その日には、特別なお祝いをするらしいと知ったのです。
親戚や縁者の方々の助けで
亡命してきたクンデ・ハウスの子ども達には
大抵、正確な出生情報がありません。
誕生日はおろか、本当の年齢も
分からないのが実情です。
でも年々、
お誕生日に対する憧れは強まり
お誕生会のケーキに対する夢もふくらんで
昨年ついに、法王様のお誕生日のこの善き日に
子ども達全員のお誕生会をすることにしたのです。
昨年の様子が、こちら。
2014年7月ブログ「お誕生日」
いっぱいお菓子も準備されて
嬉しいうれしい、お誕生会でした。

子ども達に、お誕生日に何が食べたいか聞いたところ
アイスクリームという意見が多数でしたので
アイスクリームを買うため、ケーキは予算を節約して
カップケーキにデコレーションをしました。

HAPPY BIRTHDAYのボードも
いつもなら絵の上手なイシが、作ってくれるのですが
この日は男の子達が張り切って、中心となり
製作してくれました。

色々なことはあったけれど
今年もみんなでお誕生日を迎えることが出来ました。
いつもあたたかくご支援くださるサポーターの皆様に
感謝を申し上げます。
昨日は、ダライ・ラマ法王の80歳のお誕生日。
そして昨日の朝、ネパールから報告があった通り
何と、本当にナムギャルスクールで
法王様のお誕生日祝賀会が開催されました!!

会場のナムギャルスクールには、
こんなにも立派なボードが準備されました。
チベット国旗を掲げただけで、
警察に何日も収容されるネパール。
一体どういう成り行きで、
こういう流れになったのでしょう?

開催に至るまでの詳細は、現在のところ不明ですが
とにかく、久しぶりに堂々と
法王様の誕生祝賀会が開催されました。

現地では、一部で色々な規制もあったようですが
でもとにかく、こんな規模で堂々とチベット人が集会して
法王お様のお誕生日をお祝いできたのは
画期的でした。
今日、7月6日は
ダライ・ラマ法王の80歳のお誕生日です。
今日は早朝にネパールから、Facetimeで
東京事務所に連絡がありました。
朝の段階では、何と本日
ナムギャルスクールで、法王様の誕生祝賀行事が行われると
連絡が回ってきたそうです!
何年ぶりでしょう!!
TCP設立の2009年には
既に、ナムギャルスクールでの祝賀行事は
政府の圧力で開催できなかったので
少なくとも、本当にナムギャルスクールで行われる事になれば
実に7年ぶりです。
伝達が回ってくると同時に
アチャ・イシは、専門学校を自主休校。
残念ながら、ネパールの学校に通っている子ども達は
今日は普通に授業があるので、とりあえずスクールバスで学校へ。
さてさて、現地では無事に
祝賀行事が開催されているでしょうか?
本日の夜には、また報告があると思いますので
明日のブログでその様子をお伝えしますね。

チベットの伝統と文化が犯されることなく

とてつもなく、雄大なチベットの大地で

チベット人が自由を享受しながら生きる

そんな日が、一日も早く叶いますように。
そんな日を、法王様と迎えることが出来ますように。
昨日のブログでご紹介した、チミ。
不思議な能力を発揮して
ある時、高僧とお話する時の特別な言葉を
突然しゃべり出した、そんなチミですが…
目下、蜂に刺されて休校中。

刺されてすぐ撮影したので、あまり腫れが分からないですが
左目と左耳、左腕の三ヶ所を、刺されてしまいました!!
この後、顔の左側がパンパンに晴れあがり、画像自主規制…。
針を抜いたのですが、翌日腫れは酷くなり、
3日学校を休み、病院へ行き、お薬を貰いました。
クンデ・ハウスでは、毎晩お経の練習をやっています。
リビングの大きな机をみんなで囲んで
暗唱するのです。
随分いろいろな種類のお経を、暗唱できるようになり
時々、お声掛けを頂いてご披露する場などもあったりするので
指導しているアムチも、ちょっとご自慢の様子。
最近、お経の時、ずば抜けて集中しているのはデチェン。
その様子がこちら。

ちょっと集中の範疇を超えて、半瞑想状態…と言っていい感じで
まさに仏教で言うところの「半眼」です。
子ども達と接していると、時々、不思議な感じがします。
小さい頃から、お坊さんになりたがっているチミは
誰も指導したことがないのに、
高僧に対して使う特別な言葉を、ある時突然にしゃべり出したり
デチェンもこんな風に、
「ちょっとあちらの世界に踏み込んでるのかも?」と思うような状態に
お経をあげているとなってしまったりして
2人とも前世では、なんらか仏教に深く関わりのある人生だったのかも?
などと思ってしまいます。