風邪のため、アチャ・イシがダウン。
ひどい風邪が長引いて、
ここ数日寝込んでしまっています…。

アチャ・イシに代わって
エリ先生が、食事の準備を手伝って下さっています。
子ども達も、野菜を切ったり、麺をこねたり、配膳したり
我先にとお手伝いしてくれます。
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クンデ・ハウスの子ども達は、日本式に
「おやすみなさい」とあいさつをしてから寝ます。
ホーリーも終わって、季節は春とは言え
まだ夜は寒いので、子ども達がそれぞれ
仲良しさんと同じベッドで寝ています。

「おやすみなさい~」
入居も同時で、小さいころから何となく風貌も似ていた二人。
ずっと仲良しです。

こちらは個性派のチミとチュイン。
睡眠の時間になってもこの笑顔。
毎日が楽しそうで何よりです。
地震と経済封鎖の影響を受けて
体重が増えない子どもが多かった去年のクンデ・ハウス。
健康維持のためにも、食事を充実させるように努めています。
その一環として、アーユルヴェーダの栄養剤を
毎晩大さじ半分づつ食べさせています。

天然素材で作られたダブールは
スーパーでも色々なサイズが大量に並べられているほど
お手軽で有名な栄養補助剤。

色は黒くてちょっと見栄えは悪いのですが
味はほんのり甘くて、子ども達はお気に入りです。
例えて言うと、黒ゴマとプルーンを足したような味です。

ビタミンも豊富で、補助剤としては
コストも含め、なかなか良いと思っています。
今年の春は、会員サポーター様のご訪問がいつにも増して多くて
春休みから5月の連休にかけて、何と7組ものサポーターさんが
ネパールをご訪問くださいます。
子ども達も、それぞれの里親さんにお会い出来たりと
嬉しさで待ちきれず
「(里親さんの訪問まで)あと何日?」と毎日聞いてきます。
地震と経済封鎖ですっかり弱ってしまったネパール。
こうしてご訪問して下さることを本当に嬉しく、また感謝でいっぱいです。
今週は、水曜日に大きなお祭り「ホーリー」がありました。
ホーリーは春の訪れを祝うお祭りで、
近年はインドに倣って、お祭りがとても派手になってきました。
この日は、水を掛け、色粉を顔や体に塗りつけて
春の訪れを祝うのですが、もう最近ではそれが
外出するのが危険なレベルに達しています。
ホーリーを待ちきれない子ども達
何と、前日から水掛けを始めてしまいました。

バケツで水を掛けられると
水量が多いので、結構痛くて危険です。

小さなデチェンも、洗面器いっぱいに水を満たして
誰かに掛けようとしています。

こちらは3人で、作戦会議。
番犬リュウも、会議に参加。

何てったって、アムチも本気で参加しているので
子ども達、気が抜けません。
建物の陰に隠れて、様子を伺っています。

水をいっぱいに満たして、
楽しそうなチミ。

もうみんな、びしょびしょです。

リュウも立派に参加しています。

色粉のつけ合いも始まって、
ますますカオス。

エリアが、庭から駐車場にまで拡大され
ますます盛り上がっています。

アチャイシも、走り回っています。
前日でさえこの盛り上がり。
めぐる季節の恵みが、たくさんの豊かさを
ネパールにもたらしてくれるようにと願うホーリーです。
子ども達の学校で、学習発表会が開催されました。
それぞれのクラスのグループごとに
自分達で選んだテーマを掘り下げ
発表します。

タシは英語のスペリングについて
クイズを製作して発表しました。

タチェンのグループはアートに関しての発表です。

パサンのグループは、コンピュータのパーツについて。
この日は父兄も学校に行き
子ども達の発表を見て回ります。
大抵、こういう時、相手が困るほど質問攻めにするのがアムチ…。
でもその分、勉強になりますね。
剣道が好きで仕方のないクンデ・ハウスの男子達。
地震の前までは、とても熱心に武道館の剣道教室に通ってきました。
剣道に精進する子ども達でしたが、
地震以後は、武道場が一部損壊したことに加えて
指導員の方々のご実家が、いずれも被災されたため
しばらく教室はお休みでした。
被災された指導員の方々は、その後、、郊外で避難生活をはじめられて
実質上、剣道教室は休止になってしまいました。
仕方なく男子達は、剣道から柔道へと教室の席を移し
気持ちも新たに入門したのですが
秋からは経済封鎖の影響で、ガソリンが無く、
武道館までの移動手段が確保出来ず
長らく武道館には通えない状態が続いて来ました。
この度、経済封鎖の影響もやや緩和され出して
武道場にも通える準備が整いつつあるので
年度末からは、またお稽古に通う予定です。

柔道着がりりしいチュイン。
3月10日、子ども達は普通に登校し、
いつも通りの授業を受けて帰宅しました。
ボダナートやスワヤンブナート、
このご近所では必ず3月10日は軍によって封鎖されるナムギャルスクールの
近辺には近づかなかったので直接見聞きしていませんが
ネパール国内でも、色々なところで抗議活動が行われた様子です。
3月10日は、チベットにとって非常に特別な日です。
1950年後半から始まった、中国軍のチベット占領は
仏教的な価値観のもと、精神的な豊かさを追求するチベット人たちの
伝統や文化や尊厳を、ことごとく損なってきました。
1959年3月10日、中国当局はダライ・ラマ法王をとある観劇に招待しました。
これまでにない大変に珍しいその招待は
「警備を同行させないこと」など
どうにも怪しい事ばかり。
これは観劇招待に見せかけた罠で、
法王を拉致するための策略だと感じたチベットの民衆は
ノルブリンカ宮の周りに一気に集結し、人垣を築き
物理的に中国軍が法王様に
近づくことが出来ないようにしたのでした。
その数は、数万人であたっととも
数十万人であったとも言われています。
(人数については諸説あります)
中国軍が民衆の制圧を行なえば
多くの人の命が奪われてしまうと憂慮された法王は
この時、亡命を決意され
その後、多くのチベット人も、インドやネパールに脱出したのでした。
その発端となった3月10日を「チベット蜂起の日」として
世界中のチベット人とその支援者は
この日にプロテストを行っています。
例年、この日
ネパール国内では、チベット人の移動が禁止されます。
バスなどの公共の交通機関には、チベット人は乗る事が出来ませんし
車も一台一台検問され、チベット人の移動を阻止するのです。
今日のネパールは、どんなことが起こっていたのでしょう?
まだこの時間になっても
ネパールからは報告が無いので、状況が分かり次第
おしらせさせて頂きます。
またこの日は、チベタン・チルドレンズ・プロジェクトの
創立記念日でもあります。
運営開始から7年が経ちました。
なんだかあっという間の7年でした。
亡命してきてクンデ・ハウスに入居した子ども達は
まだ本当に小さくて…
当時の写真を見ると、とても懐かしいです。
懐かし写真を貼っておきますね。
入居当日。
シャワーを浴びて、洋服に着替えたところ。
誰もが固くこわばっています。

でも翌日には…

かなりリラックス。
ノミ、シラミだらけだったので
全員、丸坊主にしました。
こうして昔の写真と比べると
本当に子ども達、大きくなりました。
充実した教育の元、こうして成長出たのも
ご支援くださる皆様のお蔭です。
ありがとうございます。
もう1ヶ月以上も前の事になってしまいますが
アムチがものすごく不吉な夢を見たのを覚えていらっしゃるでしょうか?
2016年1月25日ブログ
「アムチの見た悪夢」その後も、クンデ・ハウスの加藤をはじめ子ども達が
黒い大蛇に付きまとわれる夢を、これまた同時に見たり
本当に何だかとても不吉な空気を感じてきました。
こんな時は、一刻も早くプジャ(お祓いの儀式)!
ですが代表は、親しい方のお見送りで多忙で
所縁の寺院は、どこも正月準備で忙しくて
なかなかプジャを出来ずにいたのですが
ついに先週、開催することが出来ました。
僧侶7名によるプジャ。
クンデ・ハウスの仏間兼リビングにて。

こちらはプジャの途中の食事の様子。
プジャの時は、御坊様方をおもてなしするため
食事が豪華なので、子ども達にとってはちょっと嬉しい日だったりします。

はぁ~、やっと一安心です。
とりあえず、これで不吉な事象は浄化されたと思います。
3月3日は、ひなまつり。
クンデ・ハウスでも、ひなまつりをお祝いしました。
エリ先生が、とても素敵なカードを
1人1人に作って下さいました。
折り紙でお雛様が折ってある、オリジナルのカードです!

そして写真をよーく見て頂くとお分かりになると思うのですが
この日は、桜餅も準備しました。
とは言っても、これは買ったものです。
カトマンドゥ市内には1件、日本の和菓子を買えるお店があります。
こんな季節の和菓子が買えるなんて
本当に嬉しいです。
今回は、奮発してみんなの分を準備しました。
オレンジ色のフルーツゼリーは
クンデ・ハウスで作ったものです。

嬉しいひなまつり。

桜餅のお味はどうかな?

こうして季節の行事を
みんなで揃ってお祝い出来る事は
本当に幸せな事だと思います。
特に、大きな地震や経済封鎖の苦難を味った後では
本当に日常の些細な事までが
とてもありがたく感じます。
週末、1年ぶりにみんなで遠くにお出掛けしました。
場所は、カトマンズ郊外のカカニ。
さてさて、ここにはある目的で来たのですが…
一体、その目的とは、何だと思います?

標高の高いカカニ。
景色が良いです。

みんな山を登ってお疲れ様!
目的地に到着です。

今日の目的は、この中に…

正解は、こちら。
「イチゴ」です!アムチが「薬の原料に、イチゴのツルが欲しい」と言ったのをきっかけに
JICAの指導でイチゴ栽培をしているカトマンズ郊外のカカニへ
みんなで出掛ける事になりました。

そんな訳で、アムチも張り切ってます。

日本の農業指導のお蔭で、近年ネパールでは
イチゴをはじめとして、一般の人たちがお目にかかる事の出来なかった
数々の果物や野菜が、手に入るようになったのです。
中でもイチゴは、品質が良く甘いので人気があります。

お値段は、1㎏が350Rs。
これを最初、3㎏買ったのですが足りなくて4㎏追加しました。
合計、7㎏。
子ども達はもっと食べたそうでしたが、キリが無いので終了です。

あま~い!!

嬉しそうな、チュイン。

ダワは大粒のイチゴを食べています。
そういえば、今から7年前
クンデ・ハウスで人生初めてのイチゴを食べた子ども達。
みんな美味しくてビックリしていました。
2回目にイチゴを食べた時の様子がこちら↓

2009年2月25日ブログ
「ロッサー」一番奥に写っているのが、ダワです。
上の写真と比べると、本当に大きくなりましたね…。
楽しい一日になりました。
肝心のアムチのチベット薬の原料となるイチゴのツルですが
アムチが必要とするツルの状態になるまでに
あとしばらく時間が掛るそうで
この日は、担当者の方と連絡先を交換して帰って来ました。