独立してインドで仕事を始めた、元スタッフのアチャ・イシ。
時々、近況報告をしてくれます。
予定通りに出店準備が進んでいて
何もかも順調だそうです。
こういう報告を聞くと、本当に嬉しいものです。
子ども達のよいお見本として、
今後の人生が、万事、幸せであるようにと願っています。
さてそんなアチャイシに代わって
色々な家事をこなしてくれる子ども達。

こちらは朝食準備のチュイン。
綺麗に焼けている様子です。
こちらは二人で玉子の殻をむいてくれています。

子ども達が良くお手伝いをしてくれるので
本当に助かります。
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子ども達が、日本のかるたで遊んでいます。
ちびっこチームは、
文字や日本語を覚えるのに
ちょうどかるたが適しています。
真剣な面持ちのちびっこチーム。

年齢の大きいな子達が、ヒントをだしたりサポートします。

日本ではもうあまりかるたで
遊ばなくなってしまっているのではないでしょうか?
もっと面白くて刺激的なものが、いっぱい溢れていますからね。
でもかるただと、
電気が無なくても遊べるし
楽しみながら文字も覚えられるし
何より人数に制限が無くて、
色んな年齢の子が一緒に遊べるので
コミュニケーションのツールとしても
なかなか役立っていると思います。
それぞれに、お裁縫中の子ども達。
特に指導をしなくても、いろんなものを自分で作ります。

ちびっこチームも、マスクを製作中。

手作りっていいですよね。
自分で作ると、サイズも使い勝手も自分好みにつくれるし
やっぱり何より、愛着が湧きますね。
ペンバがお料理のお手伝いをしてくれています。
台所のカウンターが、ちょっとペンバには高いみたいですが…。
キノコを切ってくれています。

クンサンがさりげなく、ペンバをサポート。

こうしてみると、クンサンがぐっとお姉さんに見えますね。
スタッフのアチャ・イシが独立して手が足りない為
新しいスタッフを探していますが
なかなか適任の方が見つかりません。
子ども達も色々と思うところがある様子で…
今から全く新しい知らない人に、
クンデ・ハウスに住み込んでもらいたくないと思っているらしいのです。
そのためにも、自分たちでクンデ・ハウスの日常を運営していかねばと
色々と頑張ってお手伝いをしてくれますが
学校、お経の暗唱、チベット語の勉強、武道館での習い事などなど
子ども達も忙しくて、やっぱり仕事にはムラが出てしまいます。
クンデ・ハウスの空気に馴染んで
さらに新風を吹き込んでくれるような方が見つかるまでは
このまま何とか、子ども達と協力して
現在の体勢で頑張ろうと思います。
いつも腕白なリュウが、この姿…。

足に怪我をしてしまって、うなだれています。
加藤がバイクで出掛ける際に
門からこっそり外に出たリュウ。
その後、バイクを追走してきたのですが
そのうち諦めて家に戻るだろうと、知らん顔をして走り続けたら
何とリュウがバイクに体当たりしてきたのです!!
リュウはチベタン・マスティフの血をひく
勇猛な力の強い犬です。
体当たりされて、バイクはあえなく転倒…。
リュウは後ろ足に怪我を負ったのでした。
ゆるいスピードで走っていたため大事には至りませんでしたが
とてもビックリな事件でした。
自業自得とは言え、こんなにシュンとして
可哀そうなリュウです。
ちびっこチームのデチェンとペンバ。
とても仲良しです。

大人しくて思慮深いデチェンと
活動的で年長チームも言い負かすほど口の達者なペンバ。
ペンバが後から入居してきた時
その勢いに圧倒されてしまって
体調を崩した繊細なデチェンでしたが
今は何をやるにも一緒です。
全く違う性格の2人ですが
何故か気が合う様子です。
クンデ・ハウスには小さい池のついた庭があります。
もともと庭には、色んな木が植わっていましたが
入居してから手入れして、さらに植物の充実を図っています。
この度、アボカドの苗を頂いたので
早速、植え付けを行いました。

こちらがアボカドの苗。
ほんの少し前までは、
ネパールでアボカドを見る事はありませんでしたが
日本の農業指導により、美味しいアボカドをはじめ
色々な種類の野菜や果物が育って
市場に出回るようになりました。
大切に育てたいと思います。
大きく育って、たくさんの実が収穫できます様に!
こちらは生垣の刈り込みをしてくれているイシ。

これだけの刈り込みをするのは、
なかなか根気も体力もいります。
イシ、よろしくお願いしますね。
びっしりと葉と茎の表面に、小さな棘を持つイラクサ。
多年生植物で大人の膝くらいの高さまで成長し
この時期から9月頃にかけて
緑色の小さな花を付けます。
そんなイラクサを使ったスープが
チベット人は大好きです。
今日はアムチがイラクサを使って
カレーを作ってくれました。

アムチのカレーには肉がたくさん入っているので
子ども達も嬉しそうです。

イラクサはヨーロッパあたりでも
スープやフライにして食べるそうです。
マグネシウムなどの微量な元素が豊富で
薬用としても用います。
アチャ・イシが独立して以来
人手不足のクンデ・ハウス。
でもその分、子ども達が
以前にも増して、よくお手伝いをしてくれます。
特に年長&年中の女子チーム。
次に何をやればいいのか、指示を仰いて
よく働いてくれます。
こちらは蒸かしたジャガイモを
細かくつぶしているダワ。

量も多くて、なかなかの力仕事です。
こちらはホットプレートで
玉子を焼くクンサン。

手慣れたものです。
相変わらずガスの入手は困難ですが
計画停電は少し緩和されました。
とは言っても、週70時間の停電、
つまり平均すると毎日10時間は電気が来ないのですが。
これでもましな方だと思うのは
あまりにも停電に慣れすぎてしまっているからだと思います。
いろいろな不自由はあるけれど
「ない事」よりも「ある事」にフォーカスすると
とてもHAPPYな気持ちになります。
今日もこうして、子ども達と食事の準備が出来る事が
本当にありがたいです。