日課の瞑想は夜行います。
朝から忙しくTCPの当番の仕事をして
一日学校ですごし、帰ったら宿題、
道場にお稽古にも行ったりと忙しい子ども達。
瞑想の後はすごく眠くなってしまうみたいで…

特に今週は試験週間なので
集中して勉強している分
頭も体も疲れている様子です。
瞑想でリフレッシュして、試験週間を乗り切りましょう。
日本はとても暑い毎日のようですね。
どうか皆様、お体ご自愛頂き
健やかな毎日をお過ごしください。
じゃ~ん!!!

素敵なオムライスが完成。
黄色い薄焼き玉子の上に乗った
アスパラの緑が
ケチャップの赤に映えて
彩りもきれいです。
これらはスタッフの指導の下
子ども達が作りました。
「いただきまーす」

栄養も考えて、豆も添えています。

薄焼き玉子を均一にきれいに焼いたり
それを人数分、手際よく作ったり…という作業工程を考えると
ごはんにルーを掛けるカレーのような料理よりも
何倍も手間が掛かりますが
こういった料理が出来るようになってきた事に
子ども達の成長を感じます。
今日もおいしいご飯が食べられることに感謝です。
「アムチ、脈診して~」。
子ども達は何かちょっとでも不調があると
アムチに脈診を求めます。

丁寧に脈診するアムチ。
でも不調の時ばかりでもなくて
ちょっと甘えたくて脈診を申し出る時もあります。
脈診は心と体の状態を測ると同時に
子ども達とアムチの
コミュニケーションの1つでもあります。
脈診は本当に不思議です。
まだ病気ともいえない段階の事も
的確に言い当てます。
日本人の感覚からすると「不思議」に思えますが
アムチからすれば
「脈に全てが現れるのだから、当たり前」
なのだそう。
以前、とある国の患者さんが
チベット医学に興味を持ち、
健康診断がてらアムチの脈診を受けにいらっしゃいました。
アムチのクリニックをお尋ねくださる2カ月ほど前に
人間ドックのような健康診断の検査を受診されていて
そこでは何の問題もないとの結果だったそうです。
しかし脈診をしてみると…
アムチの診断は「超初期のガン」。
ある特定の部位について、
ごくごく初期のガンの兆候があるとの事でした。
しかしアムチ曰く
「あまりにも初期のため、先進国のどんな医療でも
現在の状態からガンを発見できない。
ただほぼ確実にこの後、症状が進んで、
いずれガンだと分かる日が来る。
だから今、患者をいたずらに不安にする必要はないから
ガンだとは伝えないように(通訳しないように)。
ただ体質的に不安があるから、
絶対に定期検査を怠らないようにと念を押しておくように。」
と言われました。
1年後、その方は西洋医学の検査によって
「初期のガン」であると診断されました。
場所はまさに、アムチが指摘した部位でした。
また別の例では
出産後1年の女性を脈診した際
「約1年前に出産」としかアムチに言っていないのに
それが多産であったこと
子どもの人数
現在の子ども達のそれぞれの身体的な特徴
までを言い当て驚かされました。
それらがどれも現実と正確に合致していました。
なぜ、多産だと分かったのか、
なせ、出産から時間が経過し
生命体として1年も別の生き物として生きてきたのに
母親の脈診で、それぞれの子ども達の
「現在の」顕著な身体的特徴が分かるのか
不思議で仕方がありませんでした。
あまりにも不思議だったのでアムチに尋ねてみると
「そんなの脈診すれば分かるに決まってるだろ?」と
ちょっと呆れたように言われ
さらに驚かされました。
アムチの診察に立ち合うと
上記のような診断は日常の事です。
でもやはりチベット医学にも
得意な事と不得意な事があります。
チベット医学は予防に重きを置いています。
病気が病気として発症する前に察知し
個々の体質に見合った生活習慣の改善や
天然薬の服用によって
それらが大きな病気になることを防ぐことは得意です。
しかし、急性の疾患や細菌、ウイルス性の病気
発症してから長く放置された病気などは
圧倒的に西洋医学の処方が効果的です。
東洋医学も西洋医学もそれぞれに
長所が違います。
それらをうまく使い分けて、
より人生の質が高まるようにと願っています。
こちらは、アムチの横で
脈診の真似をするタシ。
「はい、力を抜いて呼吸を整えて~」

ちょっと笑いながらラクパが診察を受けていました。
スタッフ加藤が日本に一時帰国して戻ってきました。
エリ先生とお留守番をしてくれていた子ども達に
どら焼きをお土産に買ってきました。
ちょっと神妙な顔でどら焼きを食べる子ども達。

なかなか食べる機会のないどら焼です。

集中して静かに食べました。
昨日から学期末の試験が始まりました。
いつにも増して勉強に力が入ります。
寝る時間を切り詰めて勉強する子どももいます。
体調に気を付けて、試験週間を乗り切りたいと思います。
朝の仕事をこなして
朝食をとり、学校へ行く準備をする子ども達。
やっぱり朝は、何かと慌ただしくなりますね。

髪の毛の長い女子は、
編んだり編み込んだりしてリボンを付けます。
自分でやったり、お互いに編みあったり。
リボンの色は、シャツのカラーに合わせます。
放っておいても自分たちで準備しますが
最後にエリ先生に、身だしなみをチェックして頂いています。
今日も元気に、行ってらっしゃい!!
TCPの番犬リュウが
子ども達に水浴びさせてもらっています。

クンサンとイシに
とても丁寧にシャンプーしてもらってます。

「僕、洗われちゃってます」

なされるがまま、とても大人しく洗われているリュウです。
当番制の家事で
現在、洗濯担当のタシとパサン。

お天気のいい日は、洗濯もはかどります。
太陽の出ているうちに、何とかパリッと乾かしたい!!
雨季の洗濯風景です。
楽しみで仕方のなかったお誕生会、ついに開催です!
そして今年は、七夕との合同開催!!

まずは年長組が買い出しに行ってくれたケーキ。
ザクロとお誕生日カードも添えて
とても素敵な仕上がりです。

ケーキを食べているときの、
男子達の幸せそうな顔が、こちら↓

幸せと健康を願って
お誕生日の人の顔にクリームをつけるのが慣例のクンデ・ハウス
合同お誕生会なので、お互いの顔に
すこしつづクリームをつけています。

ピアニカの伴奏に合わせて
みんなで合唱もしました。

七夕会も兼ねているので、外に出て
七夕飾りの下で、「たなばたさま」も歌いました。

ここからは子ども達の出し物の発表。

ペンバが可愛く、歌い踊ります。

ラクパも楽しそう。

こちらは踊りの動きが激しくて
ブレブレになってしまいましたが
年少女子の踊りと歌。

こちらは年中&年長女子の歌。
お年頃だから、ちょっと照れています。

そしてこちらは、余興の恒例になりつつある
男子の「謎のダンス」。

コスプレしています。
でも一応、振り付けがみんなで合っているのが
さらに謎だったりします。

毎日、ご長寿を祈願している法王様が82歳をお迎えになり
子ども達もまた一つ、年を重ねる事が出来ました。
こうしてお誕生日がお祝いできる平和な今を
本当に有難く思っています。
ご支援下さる皆様に、心より感謝申し上げます。
お待たせしました!!
1週間遅れで開催した
お誕生会の様子をご報告させて頂きます。
先週はスタッフも子ども達も忙しくて
充分に準備が出来ない状態でやるよりはと
1週間延期して、3連休の前夜となる昨晩
無事に開催をしました。
7月6日 法王様お誕生日&クンデ・ハウス合同お誕生会
7月7日 七夕まつり
と子ども達にとってはすごく大きなイベントが続く7月。
今年は日程をずらしたこともあって
お誕生会&七夕祭りを合同開催して
正に「盆と正月が一緒に来た」状態のクンデ・ハウスです。
まずは準備をする子ども達の様子から。
年齢別に準備を分担し、
大きい子達は、ケーキやフルーツの買い出しに行ってくれました。
その間に、小さい子達は工夫を凝らして
部屋の飾りつけの準備です。

クレヨンと絵の具で、正面に飾るメッセージの製作です。
ちゃんと鉛筆で下書きしてますね。

カラフルな色で手形も押してます。
どんな仕上がりになるのかな?
ちびっ子チームが仕上げてくれたのがこちら。

ケーキのイラストまで描いてあって
可愛く仕上がりました。
これでグッとお誕生会の雰囲気が出ますね。
そしてこちらは、七夕祭りの準備。
短冊にそれぞれ願いを書き込みました。

七夕飾りは、折り紙大好きなチミが
色々と作って笹に吊るしてくれました。

それぞれが願いを込めて、短冊を結びます。
夕方から初めたパーティーの準備
着々と進んでいます。
ブログがとても長くなってしまうので
パーティーの様子は後編でお送りしますね。
アムチがシャンプー後のデチェンの髪を
丁寧に梳いて、チェックしてくれています。

何をしているのかというと
シラミ取り。
シャンプーにティートゥリーオイルを混ぜたり
(↑これ効果アリ!です)
梳き櫛で梳いたり
(↑これはあまり効果を期待できません…シラミの卵は梳いただけではほとんど取れません)
シラミ取りシャンプーを薬局で買ってみたり
(今一つ効果を感じなかったです…)
こまめに枕などの洗濯をしたり
色々とやってはいるのですが
なかなか完全に撲滅できません。
クンデ・ハウス内にほとんどシラミがいなくなっても
また学校でもらってきたりして
いつまでも終わりのないシラミとの戦い?共存?です。
毎年、7月6日の法王様のお誕生日に開催する
クンデ・ハウスの合同お誕生会。
今年の7月6日は、子ども達もスタッフも忙しくて
ゆっくり準備に時間が取れなかったため
子ども達と協議して、7月13日(木)に行う事になりました!
今週は子ども達の学校が、13日から3連休という事もあり
木曜日の昼に子ども達と買い物に出て準備をし
夜にお誕生会を開催することになりました。
子ども達も楽しみにしています♪
お誕生会に合わせて、特別に
ご寄付をお寄せくださったサポーター様もいて下さり
本当に幸せな子ども達です。
こうして成長を楽しみにして下さる
多くの方々に見守られて、
今年も無事にお誕生日を迎えられる事を
本当に有難い事だと思っています。
お誕生会の様子は、またブログでご報告させて頂きますね。
すっかりクンデ・ハウスの生活にも馴染んだラクパ。
でもカメラを向けると、一番仲良しのペマに肩を組まれて
ちょっと硬い表情。

なのに、なのに
「わぁ~、私達もラクパと撮って~♪」と
女子に囲まれると…

思わずほほが緩んじゃったみたいです。
最初は女の人が苦手みたいで
女性スタッフとも女子とも話が出来ず
ただただ下を向いて生活していたラクパですが
すっかり信頼関係が出来たみたいです。
今日は、ダライ・ラマ法王のお誕生日です。
法王様は1935年のご出生ですので、82歳になられました。
以前、法王様は
「1,000歳までは保証できないが、
私が100歳まで生きる事は確実だ」
と言う意味の事をおっしゃったことがありました。
ダライ・ラマ14世が政治的な地位を退かれた後も
やはりチベット人社会における影響力は大きくて
ご高齢の法王がいつまでご健康でいてくださるのか
チベット人にとっては
大きな関心ごとであり、心配事であることを察して
上記のような趣旨の事を
チベット人と世界に向けて
ちょっと御茶目に発言されたのでした。
クンデ・ハウスでも毎日
子ども達のお経の練習の最後に
法王様のご長寿を願うお経を唱えます。
厳しいアムチの指導で、
どんなに長いお経の練習の後でも
子ども達はこの時だけは、
背筋をキリリと伸ばし、不動の姿勢で唱えます。
この事からだけでも、
法王様がどれだけ特別な存在なのか
子ども達には伝わっていると思います。
そして数年前から、クンデ・ハウスでは
この日を子ども達の合同お誕生会の日としています。
お誕生会の様子はまた後日改めて
ブログにアップさせて頂きますね。
法王様は、観音菩薩の化身とされています。
観音菩薩は、悟りを得ても涅槃に入らずに
衆生を苦しみから救済するため転生することを誓願され
俗世にとどまっているとされています。
ご高齢になって手術を受けられた後も、療養もそこそこに
精力的に世界を巡って人々の苦しみを取り除こうとされています。
その深い慈悲と慈愛によって全ての争いが亡くなって
平和な世の中になるようにと願っています。
ちびっこチームが、ジャガイモの皮むきをしてくれています。
ピーラーを使っての皮むきは、お手の物。

「今日は、これだけお願いね」とジャガイモを渡すと
色んな所から手が伸びて
みるみる皮むきが進んで行きます。
男の子達も年長組はティーンエイジャーに突入し
ますます食欲旺盛です。
食事の準備は、下ごしらえだけでも
なかなか手間が掛かります。
そんな時、こうしてちびっこチームが
どんどん皮むきを手伝ってくれて
本当に助かります。
昨日のブログでご紹介した
電池交換に夢中になる男の子達。
その横でゴロリとしているのはパサン。

寝ているのかな??と近づいてみると
本を読んでいました。
右に左に姿勢を変えながら、
こちらも夢中になっています。
目が本に近すぎるかな…とも思ったのですが
集中しているようなので、声を掛けるのは止めておきました。
2階の部屋で、男子達が何やら集中して作用中。
何をしているのかというと…
腕時計の電池交換。

電池交換に夢中の男子達。
止まってしまった時計がまた動き出すことが
面白くて仕方がない様子です。

確かに、電池切れで止まってしまった時計は
電池交換すれば動くのは当たり前なのですが
それは電池という電源があって、初めて叶う事です。
確かにあんなに小さなボタン電池に
そんな能力が備わっているなんて
ちょっと驚きと言えば、驚きですよね。
そういう当たり前のことを、
大人になると見逃しがちですが
こうして一つ一つ
「おおー!!!」っと感動している子ども達を見ると
こちらも新鮮な気持ちになります。

こちらがチュインの道具箱。
整理整頓して、道具も大事にしています。
そう言えば、ダライ・ラマ法王のご趣味は時計の修理。
子ども達もいつか、時計のシステムを理解して
修理が出来るようになればいいなと思います。