2009年3月10日に
ネパールのカトマンドゥで活動を始めた
チベタン・チルドレンズ・プロジェクト(TCP)。
本日を持ちまして
9年目にあたる2017年の運営を
無事に終えようとしています。
サポーターの皆様、
いつも暖かくお見守り下さり
細やかにご心配やお気遣いを下さり
本当にありがとうございました。
今年も無事に1年が過ごせました事を
感謝と共にご報告させて頂きます。
関心と、ご支援をお寄せくださる皆様方のお気持ちこそが
TCPの最大の財産です。
この場をお借りいたしまして、改めて
心より御礼を申し上げます。
皆様、どうぞよいお年をお迎え下さい。
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朝夕の冷え込みが厳しいネパールの冬。
それでも昼間は、太陽の下にいいると
ポカポカと暖かいです。
お天気のいいある日
布団干しと同時に
自分も干しちゃってる子ども達。

「お腹をあたためちゃお~」
暖かい太陽の光をいっぱいに受けています。
目をつむっても、まぶたを通して太陽の光を感じます。
陽のにおいを胸いっぱいに吸い込んで
気持ちのいい冬晴れです。
一番年少のラクパは、
みんなにとても可愛がられています。

体重が軽いため
年長、年中女子達も楽々と抱っこできるので
よく女子達がお守りをしてくれます。
もともと大人しい性格で
抱き上げられてもこんな風に
大人しく静かに笑っています。

年長の子達がTCPに来た頃は
みんなスタッフに抱っこされたくて
仕方がありませんでした。
前も後ろも右手も左手も…と四方に4人の子どもを抱えて
スタッフは腰痛の毎日(笑)。
でもきっとこんなスキンシップがとても大事なのだろうと
出来る限り子ども達を抱っこし続けました。
抱っこするためにゴム製の腰痛ベルトも買いました(笑)。
年長組も今は大きくなって
今度は小さい子達を実に根気よく
抱っこしてくれます。
抱っこの安心感は、
子ども達の精神を安定させてくれるように思います。
それは抱かれている子どもだけでなく
抱っこしている本人の側もそうです。
小さい時、一番抱っこされたがったのはカンドでした。
そんなカンドが、今はラクパを抱っこして
冬の穏やかな光の中、日光浴をしている姿は
色々な事が思い出されて、ちょっと感慨深いです。
子ども達のお楽しみ、クリスマス会♪
先週からずっと
クリスマスモードで盛り上がっていたクンデ・ハウス。
いよいよパーティーの本番です。
日本から冬休みを利用してご訪問下さった
里親さんも参加して頂いて
みんなで楽しい時間を過ごしました。
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この日はお菓子もたくさん!
お楽しみのケーキも準備しました。
歌って踊って大いに盛り上がりました!!
すみません、今年はビデオ撮影に力を入れたため
写真がほとんど撮れていないのです…。
クリスマスの様子を収めた動画は
2017年成長記録のアルバムに入れて
里親の皆様にはチベット正月にお届けする予定です。
そして恒例のビンゴ。
一番盛り上がるイベントです。

商品は高価なものではないけれど
もれなく違うものが当たるのが
子ども達には楽しい様です。
今年も平和に、楽しいクリスマスを迎える事が出来ました。
穏やかな年の瀬に感謝がいっぱいです。
2017年も残すところあと6日。
皆様、どうぞお健やかにお過ごしください。
先のエントリーでご紹介した
盲学校への訪問。
行ってきました!
場所はカトマンズの郊外にあって
タクシーで1時間ほどの距離。
学校はとても大きくて、様々な設備が整っていました。
訪問先はこちらの施設です→
Friends of DSA この学校をご紹介くださった日本人の音楽家、井上想さんは
週に2回、こちらの学校で音楽を教えていらっしゃいます。
今回はその授業に参加する形で
クンデ・ハウスの子ども達は30分ほど歌わせて頂きました。
授業を邪魔しては…と思って
写真は2枚だけ。

和気あいあいとした授業の様子。

授業に一緒に参加して、歌わせて頂きました。
学校の皆と、とても距離が近いです。
音楽教室は、最初30名ほどが授業を受けていたのですが
私達が歌い始めると、次々に人が増えて
小さな教室がいっぱいになりました。
この学校の生徒さん達は、とても礼儀正しくて
その振る舞いの端々に、
沢山の愛情を受けている事を感じました。
校長先生の周りを、常に子ども達がたくさん取り囲んでいて
校長先生はそんな子ども達の一人一人に心を配り
絶えず誰かを抱き上げてスキンシップをはかり
子ども達もその愛情に浸り切って安心しています。
校長先生はこの施設だけでなく
約300人が在籍する、小学校~専門学校までの
一般校の責任者もされています。
子ども達の穏やかな様子と
先生の愛情いっぱいの細やかな配慮に、
クンデ・ハウスの子ども達とスタッフも
大いに感銘を受けました。
特に年長女子達は、
社会福祉に興味を持った様子です。
五体満足である事への感謝も
改めて感じた様子です。
クリスマスにとても素敵な時間を共有させて頂き
感謝でいっぱいです。
みなさんも素敵なクリスマスをお過ごしください。
先月末、日本語歌謡大会に出場させて頂いた女子チーム。
その時の様子がこちら↓
2017年11月27日ブログ「日本語歌謡大会へ出場!」子ども達の意志で出場を決めた訳ですが
その後の女子の団結ぶりは
スタッフも目を見張るほどでした。

何か目標がある時、そのゴールに向けて
ある時はより良いものを作るために衝突し
ある時は全体の利益のために自分の事は後回しにして
1つの事を作り上げるプロセスの素晴らしさを
子ども達は見せてくれました。

大きな会場で発表する経験も
日本大使館の小川大使より頂いた特別賞も
子ども達に大きな自信を与えてくれました。
そして何より、自分達が歌を歌う事で
人に喜んで頂ける事が、とても楽しかった様子です。
この一連の子ども達の変化にヒントを得て
今後歌によって、老人ホームなどの慰問を出来ないかと考えました。
カプセを子ども達で手作りして
チベット系の老人ホームを慰問し
チベット歌を聴いていただく…
考えただけでワクワクします!!
来年の取り組みとして企画しようと考え、今から下準備。
慰問先について、チベット系だけでなく
喜んで頂けるならどこへでも!と考え
以前からお世話になっているネパールで活躍されている音楽家
井上想さんにご相談させて頂いたところ
早速、ネパールの盲学校を訪問させて頂く事になりました。
早々に、ネパール語の歌も練習です!!

左がネパール語、右がチベット語の歌詞。
この様な機会を頂き、
アレンジして下さった井上さんには感謝です。
また打ち合わせから受け入れなど、快く応じて下さった
盲学校の関係者の方々にも深く感謝を申し上げます。
目の不自由な方達とのふれあいは
子ども達にとってもほぼ初めての事。
どのようにしたら、より交流が深まるか
色々と考えています。
素敵なクリスマスウィークになりそうです!
喜んで頂けるといいなと思っています。
腕立て伏せをする子ども達。

和気あいあいの女子の腕立て伏せ。
寒い日にはこうして体を動かすのが一番です!

エリ先生も参加して下さっています。
こちらは笑顔もなく
真面目に腕立て伏せする男子チーム。

この写真、
腰に手を当てたアムチがどっしりと写っていて
まるで鬼軍曹にしごかれているみたいな写真になってますね(笑)。
庭に掘った大きな穴。
何のための穴だと思います??

正解は…
生ごみを埋めるための穴です。
実はこの写真、
掲載すべきか否か、
朝からスタッフで意見が交わされました。
何について問題にしたのかと言うと
子ども達のピースサイン。
逆ピースをしています。
子どもには他意はなくて
単純にピースをしているつもりなのですが
国によっては逆ピースが
強いメッセージに受け取られる事があります。
日本でも現在では、
あごのラインを隠して顔をほっそり見せる為などとして
あごに逆ピースをくっつけて撮った写真など
よく見かける様になりました。
そんな状況ではあるのですが、
TCPは色々な国のサポーター様がいらっしゃる事ですし
世界の多様さを教える意味でも良い機会だと考えて
ハンドサインの国際的な意味につて
子ども達に話すことにしました。
「物事を知らないでいると
自分が意図したこととは
違う意味に取られてしまう事があり
それは相手を不快にし、
時にはその不利益を自分が受けることにもなる。
相手も自分も悪くないのに、誤解が生じて
争いの元になる事さえある」
なるべくなら子ども時代から
いろいろな機会に
自分が所属しているコミュニティーの
常識や価値観以外のものに触れて
「そういう捉え方もあるんだな」と
理解してもらいたいと思っています。
3人が穴から顔を出した様子がとても可愛かったので
本日はそのバックストリーと共に
このまま写真を掲載させて頂く事にしました。
TCPの番犬、リュウ。
最近、何故だかよく木の枝をかじります。
歯が痒い訳でもなさそうですが
明らかにこれまでとは違って
熱心に木をかじるのです…。

どんな理由があるのでしょうか?
お腹に虫が湧くと、草などの植物を食べるようになる…
という事があるようですが
草では無くて、何故か木の枝ばかりかじります。
ただの遊びだといいのですが
もしも健康に関する事だったら?と
ちょっと心配です。
昨日から試験の始まった子ども達の学校。
試験中は午前だけで帰宅です。
朝、子ども達を送り出したら
昼食の心配をしなければならない今週です…。
この度、TCPに新しくスタッフが入りました。
ツェリン・ラモです。

クンデ・ハウスに住み込みで
食事や子ども達の身の回りのお世話、指導をしてもらいます。
2016年4月、それまで3年半にわたって
クンデ・ハウスの専属スタッフとして勤務してくれていた
アチャ・イシがTCPのサポートの元で独立し、
以後、専従のスタッフが不在のままでした。
新しいスタッフと生活の全てを共にし
お互いにゆるぎない人間関係を築く事は本当に大変です。
よほど信頼できる人でないと
一緒に暮らすことに抵抗があるという言う子ども達の希望もあって
これまで新規の採用は行いませんでした。
しかし、子ども達の年齢も様々で、人数も多いクンデ・ハウス。
細やかに生活の細部に目を配るためには
やはり新しい人材確保が必要と
長らく多方面にお声掛けをしていました。
8月から住み込みでの試用期間を経て
お互いに協力して新しい生活を築いて行けると判断し
この度、スタッフとして参加してもらう事になりました。
性格はゆったりと何事もスローな感じです。
チベット語以外は話せない為
ネパール語が必要な場面では
子ども達の助けを借りたりしています。
お互いが補い助け合って、今後も楽しくクンデ・ハウスを
運営して行きたいと考えています。
どうぞよろしくお願いします。
今日から12月!
気付けばもう今年も、残すところあと1ヶ月なんですね…。
思い返すと、確かに色々な出来事がありますが
振り返ると「あっと言う間」に思えてしまうのは何故でしょう…。
毎年、同じことを言っている気がします。
日本も寒さが一段と厳しくなり
インフルエンザも風邪も流行する季節です。
多忙な12月かと思いますが、
どうか皆様、体調にお気を付け下さいね。
こんな寒い季節になっても
クンデ・ハウスの庭は野菜が収穫できます。
ウスクスです。

ウリ科の野菜で
炒めものによく使います。
癖が無いので使い勝手の良い野菜です。