先週、最近柔道を始めたクンデ・ハウスの男子は
ネパールのインターナショナルスクールが主催する
柔道大会に出場しました。
その大会の様子がこちら。

第3回大会、とても立派な会場です。

選手もたくさん参加しています。
5kg毎に等級が分かれています。
カトマンズ市内の道場、学校から選手が集まりました。
各等級とも、登録選手はそれぞれ20名程います。

試合の様子がこちら。
すみません、途中から応援に夢中になって
写真どころではありませんでした(汗)。
白熱した試合です。
クンデ・ハウス男子は順調に勝ち上がっています!
結果は…

35kg級 ペマ3位
45㎏級 タシ3位
そして何と、40Kg 級でタチェンが優勝しました!!!
スタッフは所用で、表彰式までいられずに
その晴れやかな式の様子を
写真に収められなかったのが残念です…。
この活躍が子ども達の学校でも認められ
何と本日、学校でも表彰して下さるそうです。
こうして大会に出て成績を修める事が
子ども達に大きな自信を与えてくれています。
最近、ネパールでは柔道が人気を得て
注目されています。
日本から指導者を派遣したり、
日本に講師を招聘して技を学ばせたりと
色々な取り組みが行われています。
今後ますます柔道人口が増えそうなネパールです。
庭の裏手に作った菜園
順調に成長しています。

この日はクンサンが、菜園で大きくなった菜っ葉を収穫。
クンデ・ハウスに来た時、
多くの子どもはそれまでほとんど野菜を食べた事が無かったらしく
みんな野菜が苦手でした。
特にクンサンは、野菜嫌いが酷くて
どんなにスタッフに促されても、注意されても
食べる事が出来ませんでした。
もともとやせ気味のクンサンは無理に食べさせると
かえって食欲を失くしてさらに痩せてしまうので
どうしたものかと、スタッフも悩みました。
土地を開墾して野菜や花を育てるようになってから
不思議と自分で作った野菜は食べられるようになりました。
相変わらずそんなに得意ではないのだと思いますが
残さず食べます。
種から育てて、水やりをして、
時には鳥よけのネットや案山子を作ったり
そういう一連の愛情が入っている分
自分で育てた野菜は、特別なのだと思います。
大がかりな庭のお手入れをしました。
雨季に向けて、大きくなりすぎた枝葉をはらいました。
ノルゲもラクパとお手伝い。

あ、いやこれは遊んでいるのかな??
伐採した枝を運ぶ、ノルゲとカルマ。

大きな子達を見習って
自然に小さい子達も動いてくれます。
庭のお手入れはなかなかの重労働なのですが
男子や運動神経のいい女子がスルスルと木に登って
枝をはらってくれるので、本当に助かります。
日本の皆さん、寝不足じゃないですか??
ワールドカップ ロシア大会
日本VSコロンビア戦
多くの方が観戦された事と思います。
ネパールでもW杯、観てます!!
試合開始時間には、みんなTVの前に大集合。

W杯は日本戦に限らず、男子は気合が入ってます。
ちびっ子チームもつられて観戦。
番犬たちも一緒に見ます。

程なく新入り君たちは飽きてしまって…
でも、他の子達は真剣です。
スタッフはサッカーは詳しくないのですが
何でも今回の勝利は
「アジアのチームとしてW杯で初めて南米チームを破った」のだそうですね!
予選突破に向けて、頑張って下さい!
引き続き、応援します!!
日本がサッカーの勝利に湧いている間も
避難されたり生活の不便を強いられている被災者の方々もいらして
どうしても気になってしまいます。
今日は強い雨の予想も出ていますので
余震、大雨に、どうぞ引き続きご注意ください。
昨日(18日)午前7:58に発生した大阪府北部を震源とする地震
皆様のお住まいの地域での被害、影響はいかがでしょうか。
塀の倒壊などで亡くなられた方もいらっしゃって
それが登校途中の小学生だったり
見守り活動をされる地域の方だったりと
日常が突然失われてしまった方々とそのご家族を思うと
とても胸が痛みます。
亡くなった方々のご冥福をお祈りいたします。
またお怪我をされた方々が、一日も早く回復されます様に。
余震に関しても注意が必要な様子です。
くれぐれもご注意ください。
2015年のネパール大震災
それに続く長い間の余震
水や食料の確保に奔走した日々…
同じように大きな地震を経験しているだけに
色々と具体的な心配事が頭をよぎります。
どうか皆様が少しでも早く、日常を取り戻されます様に。
最近入居した小さな小さな子ども達。
カルマとノルゲ。

現在は幼稚園に通っています。
生活にもすっかり慣れた様子。
クンデ・ハウスのみんなの前で
歌を披露してくれました。

カルマが推定3歳
ノルゲが推定4歳との事ですが…
かなり体格には違いがあります。

こうして見るとカルマは本当にまだまだ小さいですね…。

よく食べます。
ノルゲもまだまだ小さいのですが
カルマといるとお兄さんに見えます。
落ち着いた態度も、兄の風格。

でもご飯やおやつを食べる感じは
まだまだ子ども。

小さな二人は
クンデ・ハウスの先輩たちが
あれこれと世話をしてくれます。

子ども達は、自分の経験を重ねあわせているのか
新しいメンバーにはいつも親切に、
そして親身にお世話をしてくれるので
スタッフはとても助かります。
最年長のダワは今年の春
中学を卒業し、ネパールで職を得ました。
日本人の方が責任者をされているフェルト工場に勤務しています。
仕事場が遠いので、通勤が大変そうですが
そんな事も気にならないくらい、仕事は楽しい様子。

職場での作業の他、家に持ち帰っての内職は
別途、出来高で工賃が頂けるので
ダワはほぼ毎日、家でも作業しています。
他の子達も、ダワの作業に興味深々。
外での仕事に加えて、TCPでの雑用なども担当してくれています。
今後もしばらくクンデ・ハウスで一緒に暮らして行く予定です。
しばらく…と言いつつ、やっぱり女の子の一人暮らしは
ネパールでは現実的ではないと考えています。
スタッフを始め、子ども達にとっても
お姉さんが家を出るなんて事は想像もできないので
必要なタイミングが来るまでは
一緒に暮らしていけたらと考えています。
日曜日から学校の試験が始まっています。
家で試験勉強中の子ども達。

英語で結構難しい内容を勉強していて驚きます。
クンデ・ハウスに来た頃は
教育も受けていなかったし、もちろん文字の読み書きは出来ませんでした。
クンデ・ハウスに入居以前は
紙と鉛筆やペンも使った事が無い様子で…。
それが10年すると、チベット語はもちろん
英語、ネパール語、日本語を読み書きするようになるのですから
本当にその進歩に驚きです。

そしてこうして長らく子ども達を支えて下さる
サポーターの皆様に、感謝でいっぱいです。
いつもご支援くださり、本当にありがとうございます。
UPし忘れた写真があったので上げておきますね。
5月の作業風景、
開墾した庭への種まきの準備の様子です。
種を水で柔らかくした土包んで、お団子にしています。

和気あいあいとした作業風景です。

このお団子を土の上に置いて行きます。
たくさんの恵みが収穫できます様に。
子ども達が、アムチを手伝ってお香作りをしています。

とは言っても、実際はもう
全ての手順が、アムチが居なくても
出来るぐらいに熟達しているので
子ども達だけでどんどん作業を進める事が出来ます。

練りたてのお香は柔らかくて
絞り出し機にかけたお香を
こうして1本づつ丁寧に並べて乾燥させます。