会員サポーター様がネパールをご訪問下さって
固形カレー粉と、粉末カレー粉をお持ちくださいました。
玉ねぎ、ニンジン、サラミソーセージ
グリンピース、卵と材料を贅沢に使って
カレーチャーハンを作りました。

この日の料理はサポーターさんが総指揮
そして調理はイシとチュズムが担当。

炊きたてごはんで作ったので
中華料理屋さんみたいな
パラパラのチャーハンにはなりませんでしたが
とっても美味しく出来ました。
一度に全員分は作れないので
順次、炒め作業を進めて行くと
まだまだご飯はあるのに
具とカレー粉が足らなくなる…というハプニングが!
最後はちょっと色の薄い(と言う事は味も薄い…)
カレーチャーハンでしたが
みんなで美味しく頂きました。
一番気温が低くなる季節。
日本ではインフルエンザが猛威を振るっているとの事。
皆さん、体調はいかがですか?
ネパールも12月からずっと継続的に風邪が流行っています。
熱、鼻水と症状が激しく出るタイプの風邪で
スタッフも数日ダウン。
寒い毎日ですが
お天気のいい昼間は
直射日光の下に出るとポカポカ体が温まります。

そんな理由でクンデ・ハウスのティータイムは
庭で頂いています。

くりくり坊主頭のノルゲとカルマ。
一生懸命もぐもぐ食べる姿が可愛いです。
今しばらく流行りそうな冬の風邪。
どうぞ皆様もご注意下さい。
常々、スタッフのスマホを羨ましく思っている子ども達。
特にYouTubeでドラマや歌や踊りを見るのが好きな様子で
アムチに「ちょっとでいいから貸して~!」と甘えて
スマホを借りたりしています。

一緒に動画を見るカンド。
ネパールの物価からすると
スマホはとても高価です。
だからスマホは、子ども達の憧れでもあります。
いつか自分で働いてスマホを買う…
そんな日が来るといいなと思っています。
忘れがちですが、ほんの少し前まで
電力事情が悪く、動画を見るなんて事は
考えられない時期もありました。
デバイスが高価すぎて買えなかったり
電力、通信事情が悪くて思う様にネットにアクセスできなかったり
情報統制がなされて自由に情報が得られなかったり
そんな国や地域は世界にたくさんあります。
いつでもYouTubeが見られる環境は豊かで自由だなと思います。
そしてそんな豊かさや自由はとても貴重で大切だと言う事に
気付いていなければ…とも思います。
日本⇔ネパール間の直行便(航空)が復活!!と言うニュースは
去年あたり(調べたところ一番最初の報道は2017年12月27日)から
何度もささやかれていていました。
「ネパールの航空局がカトマンズのトリブバン国際空港に対して
日本への就航便を割り当てた」という情報から始まって
「まだその飛行機が準備できてないけど
半年以内に飛行機買って準備できるよ」という報道に
「えっ!飛行機の準備今から?」と突っ込み
半年経っても、計画は具体化せず
「ああ、幻だったのか?」と遠い目をし
夏の終わりの「実はまだ日本側の認可が下りてない」と言う報道に
「これは結局、立ち消えになるのかな…」と落胆し
「いやいや現在交渉中で9月には就航できます!」と言う報道が
ネパール航空から発表され「ああ、よかった」と安堵し
9月就航が10月に延期と報道され
さらに10月の就航が11月と訂正され
「ああ、やっぱり無理なのか?」とあきらめの気持ちが広がり
結局12月になっても直行便は飛ばなかった2018年。
しかし、年明け早々信頼できるニュースが発表されました。
以下、朝日新聞DIGITALより引用します。
『ネパール直行便、年内にも就航 外相会談で再開合意』2019年1月10日11時00分
河野太郎外相は9日、訪問中のネパールでギャワリ外相と会談し、2007年5月以降なかった日本とネパールの直行便を再開させることで合意した。早ければ年内にもネパール航空が首都カトマンズと関西空港を結ぶ見通しだ。
日本からネパールへの訪問者数は、15年のネパール大地震の影響で減ったが、観光や登山者などの需要はあるとみられている。一方、ネパールから日本への訪問者数は、経済成長に伴う観光や留学、就労などの増加で12年の約1万3千人から4年間で2倍以上(3万4千人)に。日本政府は今年4月に外国人労働者の受け入れを拡大する新制度を始め、ネパールもその対象になる。そのため、訪問者数の増加が期待されている。
外相会談では、外国人材の受け入れにあたって悪質なブローカーの排除などを目的とした政府間文書を早期に取りまとめることでも一致した。河野氏は会談後、問題解決にむけて「ネパール政府と協力する」と記者団に話した。(カトマンズ=奈良部健)
(引用、ここまで)
記事には河野外相とネパールのギャワリ外相の
にこやかな握手写真まで添えられていますので
これはもう間違いなく就航しますね。
でも「早ければ年内にも」なんですね。
となると実際は2,3年後に就航すればOK!
と考えておいた方がいいでしょうか…。
これまではバンコクなどの都市を経由しないと
日本からはたどり着けなかったネパール。
乗り継ぎも決して良くなくて
同じアジアでありながら渡航しずらい国になっていました。
里親さんが日本からお越し下さる際も
時間もお金もかかって本当に申し訳なく思っていましたが
直行便が飛ぶことで、少しご負担が軽くなるかと思います。
年明けに嬉しいニュースでした。
数学の宿題をやっています。

何やら難しそうです…。
教育専門のスタッフを雇ってから
これまで以上に学習時間が厳格化されたクンデ・ハウス。
そのスケジュールは
起床
5:30~6:00 お経の暗唱
6:00~7:00 学校の予習・復習
朝食後、学校へ。
帰宅後
16:30~17:30 学校の宿題
17:30~19:00 武道のお稽古
19:30~21:30 チベット語講座・瞑想
これらの合間に、当番制の家事があります。
本当にほんの少しの時間でも
無駄には出来ないスケジュール…。
語学の学習だけでも
学校の授業は英語だし
ネパールの学校に通っているため
ネパール語は必須だし
その上、チベット語も厳しく学習させています。
(なおかつお経の暗唱も…。)
さすがにスケジュールがいっぱいで
今は日本語講座はやっていませんが
以前はこれに日本語講座や日本語交換日記もあったりして。
子どもの世界もなかなか大変です…。
子ども達にとって、それぞれの成長段階で
何が本当に必要な事なのか
スタッフ同士で毎日の様に話し合います。
子ども達の自己肯定感を増すためには何をすべきなのか?
褒めるべきか、叱るべきか…
褒めるならばどんな言葉で?
叱るならばどの部分をどんな風に?
たくさんの子ども達を前に、スタッフも真剣です。
時には、TCP以外の教育をご専門とされる方々の
アドバイスを仰ぐこともあります。
スタッフなりに考えて
その時、その時に最良と判断したことをやっているのですが
それでもきっと子ども達は
それぞれ小さな不満はあるだろうな…とは想像出来ます。
子ども達が成長して大人になって
自分達が次の世代を教育する年齢になったら
クンデ・ハウスの生活や教育をどう感じていたか
聴いてみたいと思います。
その上で、足りなかった事があれば
次世代の教育がより良いものになるように
スタッフは素直に反省して、改良すべき点を明確にしようと
常々、話し合っています。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
昨年、多くのサポーター様がお住まいの日本では
様々な自然災害が起こりました。
新しい年が、危険も不安も無い年になるようにと願っています。
今年もたくさんの笑顔にあふれた運営を
行ないたいと思っています。
いつもブログをご覧くださる皆様にとって
たくさんの幸せに満ちた、一年となりますように。
すべての生きとし生けるものにとって、
平穏で、喜びにあふれた一年となりますように。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。