先日のブログで、ご紹介した「マニピル」について
頂いた経緯を、詳しくご紹介したいと思います。
ロサルに、里親の皆様にお送りする成長記録と共に
今年は「マニピル」と「文殊菩薩の護符」をお送りしました。

TCPの代表が、昨秋、サドゥー・リンポチェより頂いたものです。
それを2月に、石川がネパールで代表より受け取りました。

マニピルは、高僧が数万回のマントラを封入し製作された真言薬です。
新月、あるいは満月などのしかるべきタイミングで
数粒を服用するものとされています。
チベットでは、病気の治癒などに効果があると言われています。

この真言薬を作られたサドゥー・リンポチェは、
現在アメリカでご活躍の高僧で、
昨年の秋に一時的にネパールに戻られて、
大規模なレクチャーを、1カ月にわたって行われました。
世界中からたくさんの方々が
このレクチャーを受講するためにネパールに来られました。
そして、平和的な仏教の教えを
たくさんの人々が、自国へと持ち帰られました。
サドゥー・リンポチェの教えが、正しい意図のまま
参加された方々の日常で実践され
やがて平穏な世の中へと、変化して行きますように。
明日は3月10日です。
ここ数年、ネパールでは
3月10日にチベット人が、国内移動をすることが禁止されています。
幹線道路には何か所も検問が設けられ
通行車両を止めて、チベット人がいないか調べます。
バスの中にまで、警察が乗り込んできて
チベット人がいると、その場で降ろされます。
子ども達は、スクールバスでの通学なのですが
明日は、どうなるでしょうか?
チベット人が集まりそうな場所には
あらかじめ軍が出動し、封鎖されます。
誤った理解や恐れが、ネパール政府や警察に
このような行為をさせているのだと思います。
迷妄にとらわれて、
人が人を傷つける事の無いよう
明日一日が、無事に終えられます様に。
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