3月の開校式記念の巡礼遠足に続いて
今回は2度目となる「夏の巡礼遠足」を行ないました。
行き先は、パルピン。
カトマンドゥから南へおよそ17km
山奥深くにあるチベットの聖地を訪ねます。
この場所は、チベット人の絶大な尊敬を集める
パドマサンバヴァ(チベットではグル・リンポチェと呼ばれることも多いです)が、
かつて修行した行場として有名です。
パドマサンバヴァは、チベット密教の祖と言われ
チベット密教4大宗派のひとつ、ニンマ派の開祖です。
チベット人にとって非常に重要で聖なる場所パルピンは、
たくさんのチベット僧院や行場があり、
いつもTCPがお世話になっているケチャ尼僧院の行場として
今も瞑想に明け暮れ修行する尼僧さんたちが
36名ほど常住されています。
今回は、前日の夜に
子ども達に遠足に行くことを伝えたので
もーーーー大変!!
みんな布団に入ってからも、興奮してしゃべり続けています。
女子チームは
「明日、何を着ていく?」と話し合っています。
何を着るのか迷うほど、洋服はないんですが(笑)。
3:00AM。
嬉しくて、テンションが上がりすぎた子ども達、起床。
まだ空は、真っ暗です。
5:00AM。
ダワ・ドルマが自分で作詞作曲した
「今日は遠足、嬉しいな♪」の歌を
ベランダから外に向って、大声で独唱。
あれやこれやと準備を整え
7:00AM、いよいよ出発です。
バスにて、いざ出発。

TCP犬「ニマ」の子ども、「チビニマ」もお見送りに来ています。
人生3度目のバス。今回は余裕の笑顔。

バスは1時間足らずで、パルピンへ。
パドマサンバヴァが瞑想したとされる洞窟を目指して
山道を登ります。
途中のお寺でお参り。

礼拝の作法も、板についてきた子ども達。

お寺の内部は、たくさんの仏像が。

ここ数日、ネパールはずっと雨続き。
時折、小雨に見舞われながら洞窟を目指します。
途中、道をそれて巨岩の割れ目を登って行きます。

その先にあったのは、ツァツァのお供え場。

ツァツァとは、泥や灰などを型に入れて固めて作る仏像のことです。
たくさんお供えしてあります。
さらに山道を登って、やっと洞窟へと到着。
この大きな岩のなかで、
パドマサンバヴァが瞑想したと伝えられています。

洞窟の中は、こんな感じ。

非常に狭いのです。
ここでも、お灯明をお供えしてお祈りします。

洞窟の中に入った、アムチとアパー。
仏教話に花が咲き、なかなか出てきません。
ついには、瞑想まで始めてしまいました。
待ちくたびれて、おやつタイム。

「アムチ、出てこないねー。」

洞窟には、パドマサンバヴァのレリーフ。

20分後、やっと出てきたアムチとアパーを加えて
山を降りました。
このあと、ケチャ尼僧院へと向います。
→巡礼遠足2へと続きます。
スポンサーサイト