秋になって、空気が乾燥してくると
いよいよお香づくりのシーズンです。
TCPでも、伝統的な作法と原料で
お香を製作します。
アムチの指導のお蔭で
子ども達のお香づくりも
かなり手馴れてきました。

練った原料を、手動のプレッサーに掛けて
お香を練り出します。
ハンドルを回すと、
小さな穴から、長いスパゲティーのように
お香がニュルニュル出てきます。

出てきた長細いお香は
とても柔らかい状態です。
切れないように、優しく扱い
乾燥台に、1本1本並べます。
この時、少しでもゆがむと
曲がったお香に仕上がってしまうので
神経を使います。
真っ直ぐに並べるため
集中したペマの表情に
その作業への責任感が現れています。
こうして一連の作業を終えた後は
数週間を掛けて、ゆっくり乾燥させます。
お香がびっしりと敷き詰められた板が
作業場の庭一杯に並ぶ光景は
秋冬シーズンの風物詩です。
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