石川がネパールに来たことを歓迎して
これまではよく、火鍋を自分で作って
もてなしてくれていたアムチ。
今回は、地元の美味しい中華レストランで
盛大にご馳走してくれました。

アムチに頼まれたユニクロでの買い物を
お土産に持って行った事に対する
お礼の意味もあるようです。
アムチが、これでもか!と注文してくれた
お料理がこちら。

バフ(水牛)の炒め物。

きくらげのスープ。

鶏肉とカシューナッツの炒め物。

多分これは、日本人を気遣って
注文してくれた魚料理。
アムチはチベット人なので、普段魚は食べません。
あまりにも豪勢に、お料理をご馳走してくれたアムチ。
ちょっと感慨深いです。
秀でた能力はあるのに、お金がなくて
診察できる場を持てずにいた頃、
旧知の加藤の誘いで、TCPのスタッフになりました。
あの頃のアムチは、本当にお金がなくて
とてもつつましい生活でした。
つつましい…という言葉以下だったかもしれません。
それが今では、たくさんの患者さんを診察し
薬の生産、販売も順調で
こうして人をもてなす余裕のある生活になりました。
TCPは診療の場を提供してはいますが
アムチに給与は支払っていません。
プライドの高いアムチが、受け取らないためです。
そればかりか、
お金のない患者さんとお坊さんの診察、処方薬は
アムチの負担で提供しています。
「一切が菩薩行」
これがアムチの考えの基本です。
「アムチ(チベット医学医)」の素晴らしさは
卓越した医術だけでなく
この人格にあるのだと思います。
そんな深遠なチベットの知恵に触れる度
このかけがえのない財産を、
守って行かなければならないと思うのです。
チベットの医術は
たくさんの方々の人生の質を高めるものとして
これからますます、重要なものになると思っています。
スポンサーサイト