3月10日はチベット人にとって
決して忘れる事の出来ない日です。
1959年3月10日に、「ラサ蜂起」が起こりました。
武力で他国を制圧しようという、誤った欲の犠牲となった多くのチベット人と
その欲に翻弄され巻き込まれてしまった中国人の犠牲に対して
心から、その魂が安らかであるようにと祈ります。
長く続く困難な時代を、慈悲の心を持って歩んできた
チベットの先人たちに敬意を表します。
次の時代を担う若い人たちに
本当に価値ある物は何かを
しっかりと受け継いでゆかねばならないと
決意を新たにする、そんな3月10日です。
この日を、TCPは設立の日として
運営を開始したのが、2009年。
早いもので、6年が過ぎました。

振り返ってみると
6年前、クンデ・ハウスの子ども達は
本当にまだ小さかったです。

チベットからやって来て間もないこの頃は
誰もが野菜嫌いで
(標高が高いため、特に西チベットでは野菜はぜいたく品)
どうやって食べさせるか、その事にひと苦労だったのも
今となっては、懐かしいです。
この6年、子ども達は大きくなりました。
読み書きする事の意味すら分からずにいたのに
今では、チベット語、ネパール語、英語、日本語を
読み書きできるようになりました。
たくさんの知識に触れて、未来が広がりました。
自分個人の未来だけでなく
チベットの未来も、明るく押し広げて行って欲しいと思います。
チベット予防医学室では
たくさんの経済的に恵まれない患者さんの
無料診療を行う事が出来ました。
現在では、日本やメキシコをはじめ
外国から診療に見える方もおられます。
色々な事件もありましたが
今日まで運営を続けてこられたのは
サポーターの皆様の、暖かいご支援のお蔭です。
心より御礼を申し上げます。
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