心のダメージ


5月12日に発生した、マグニチュード(M)7.3を始めとする
大きな数回の余震は
ネパールの人々の心を、完全に打ちのめしました。

震災直後、あまりの突然の出来事に、みんな呆然としました。
それでも地震から18日が過ぎ
がんばろうと気持ちを上向きにセットし
再建に向けて、具体的な事を考え始めようとしていた矢先に
起こった余震だったのです。

完全に、心が折れてしまいました…。
残念ですが、正直、この気持ちから立ち上がるのは
時間が掛ると思います。

子ども達もけなげに頑張っていますが
余震後また、高熱を出したり、吐いたりしています。

大人に元気がないと、子どもが不安を察するので
TCPスタッフはお互いを励まして
モチベーションが下がらないように、一生懸命やってくれています。

でも町全体は、閉塞感と諦めに覆われています。
カトマンズの人口も、1/3まで減ったとか。
タメルあたりも地震後、数日で店を開けていたのに
余震の後は、1割程度が営業しているにすぎません。
従業員が、危険だと噂のカトマンズを離れ
田舎に帰ってしまったので、どこの店も営業がままならないそうです。

クンデ・ハウスも、連日何度も起こる余震で
だんだん壁のひびが増えて、ひびの幅も大きくなってきていると
加藤が不安を伝えてきました。
構造体は大丈夫だと思うのですが、やはり見てみない事には
何とも判断がつきません。

本日からTCP医療チームが、日用品の物資も含む
山岳部の支援に出掛けました。
2回目と同じくラスバに向けて出発しましたが
この地域は広いので、目指すのは同じ村ではない様です。

支援物資の運搬をお手伝い下さったフォトグラファーの有賀さんが
昨日、子ども達とアムチと一緒に裏山へ
ピクニックに行って下さった様子を、ブログにUPして下さっています。
5月15日ブログ「チベットの子供たちとピクニックへ」

有賀さんは現在、クンデ・ハーバルクリニックで治療を受けてらっしゃるので
どうやら一応、建物は入れる状況の様子です。
地震後のアムチの報告は「もう建物に入るのは無理!」という事だったのですが。

アムチは地震がとても苦手で、
2011年8月に来日した際、東京で震度3程度の余震を体験し
腰が抜けて立ち上がれなくなっていました。
怖くて口もきけなくなっていたので、相当ショックだった様です。
なので今考えると、アムチの報告はかなり「盛っていた」かも知れません。

加藤がクリニックを片付けに行った時には、室内はひどくバラバラでしたが
一応、建物は入れるとの事でした。
但し、一階から最上階まで、幅が1センチ以上もある亀裂が
縦に貫いているので、安全とは言い難い…とのことでしたので
このあたりもシッカリと被災度診断をしたいと思っています。
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