お出掛け


ネパール政府は当初
ネパール歴の1日に当たる今月15日から
「学校を一斉に再開するように」との通達を出していましたが
さすがにそれは、無理でした。

報道によりますと
ネパールには3万5000校の9万棟に28万の教室があり、
そのうち全壊は、12日の余震の前までで、約4%との事。
それでも教室1万2470が全壊している計算です。

ほとんどの学校の校舎はレンガ造りで
(せめても日干しレンガでなく、焼成レンガであって欲しいですが)
特別な手当てがなされていない限り
耐震性など、期待できません。

バヌバクタ学校も、当初、
「高学年の校舎が壊れた」との連絡が回ってきたので
小学校の高学年の校舎の事だと思ってひやりとしましたが
実際、倒壊したのは短大だった模様です。
但し、幼稚園の教室にも被害が出ていて
当面、教室は使えないそうです。

最新の情報では、またもやネパール政府から
「学校の再開は29日」と通達がありましたが
耐震力のない校舎に、16名もの子どもを送り込む事が不安で
また校舎以前にも、余震で生徒の間にパニックが起きないかと心配で
学校に行かせるのかどうか、判断に迷います。

そんな訳で、長い春休みの後
自動的に震災休みが続いている子ども達、
もうエネルギーが有り余って、有り余って仕方がなくて…
夜もなかなか寝ません。

もちろん、夜の余震や山鳴りが不安で
寝付きにくいのもあるのだと思いますが
学校に行って、
剣道のお稽古に行って、
帰って来て急いでご飯を食べて
お経の練習をして、
バタンキュー!!という生活だった
あの眠りの深さを、何とか子ども達に与えたいものだと思います。

少し余震も減ってきたので
今日は、全員でタメルにお出掛けしました!!

ちょっとそれぞれにおしゃれして
クンデ・ハウスから1時間半以上も歩いて向かったのは
美味しいピザ屋さん「Fire and Ice」。
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カトマンズで、一番美味しいピザ屋さんで
子ども達は、以前、サポーターさんに
テイクアウトでご馳走になったことがあります。

常に新鮮なヤクミルクで作ったチーズで
育ってきたアムチに言わせると
「(西洋の)チーズの臭いは、古いチーズの臭いだ!」と毛嫌いするのですが
子ども達は、大好きです。
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地震の後で、色々大変だけど
こんな時こそ、美味しいものを食べて元気を出そう!
という企画です。
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ここの所、かなり食事とおやつが豪華なので
子ども達、ストレス発散になっている様です。

でも、今日のランチを「Fire and Ice」にした理由は
もちろん、このお店が美味しいという事もありますが
タメルの店が1割ほどしか営業していないということに加えて
もし万が一、地震が来た場合、
この店はすぐに外に避難できる作りなのです。

地震の後、誰もが何をするにしても
「すぐに逃げられるかどうか」を考える
そんな習性になってしまいました。

ピザの後は何と!
アイスクリームも食べました。
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幸せなひと時。
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アイス屋さんの可愛い番犬。
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今日の夜、地震後初めてクンデ・ハウスのネットが開通しました。
加藤がFacetimeを掛けてくれて、久々にリアルタイムの動画で話しました。
子ども達は、代わる代わる電話に出て
今日の素敵なピザとアイスクリームの話をしてくれました。

みんなたくさん歩いて、美味しいものを食べて
良い笑顔になっていました。

懸念していたクンデ・ハウスの建物も
出来る限り、画像で確認しましたが
コンクリートが剥離して
落下する危険をはらんでいると思われる場所もあり
やはり早く詳細にチェックして、対策を打ちたいです。

比較的、経済的な余裕のある方が建てた、
頑丈(と思われる)作りのクンデ・ハウスの建物でさえこうなのですから
他の一般の民家などが、どうなっているのか
とても気になります。

「どんな事が起こってもそれが、その人が受け入れるべき人生なんだよね」
そんな事を、現地スタッフの加藤と話しました。
亡命して難民になったり、逃れた国で震災にあったり
どれも困難な体験ではありますが
粘り強くこの境遇を生き抜いて
みんな幸せにならなければ!と思います。
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