ネパールでの建物の被災度チェックを終えて
本日夜、帰国しました。
結論から先にご報告させて頂きます。
クンデ・ハウスもクリニックも
今後、余震が来ることを想定しても
現段階で居住することに問題はありません。
予想していたレベルより
ずっと軽微な被害でした。

クラックの周囲を、打音検査。
音の違いで、壁の中の状態を判断します。

木枠と壁の取合いの部分は
どうしてもクラックが入ってしまいます。
これは仕方のない事なのですが
多分、専門知識がないと
「入り口が壊れる!」と思いがちな部分です。

今後の余震を想定し、
対策を施しておくべきと判断した部分には
具体的な案を考えてきました。

ひとまずこれで、安心して生活できます。
「OKです!」

こちらも「OKで~す」。
石川が持ち込んだ、現場用のヘルメットを被るのが
子ども達の間で、ブームになりました。

小さなデチェンも「OKです!」

心配されたクリニックも
特に建築的には問題なく
今後も居住可能です。

こちらも「OKです!」
クリニックの階段室には、
柱際に派手にクラックが入っているので
アムチは「もうこの建物はダメだ。壊れる」と思っていました。
確かに、表面のモルタルにクラックが入っていますが
構造体には影響していません。
割れた薬瓶は、既にアムチによって補充され
診察も可能な状態に復旧しました。

建物に使用されているモルタルは
もともと水分が少なかった特徴が
破片を見ると分かります。
明日以後、建物に関しての詳細を
改めて、ご報告させて頂きます。
ひとまず、TCPの建物は居住可能です。
行って自分の目で確認して、やっと安心できました。
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