建物の被災度調査 2日目


6時に起床し、子ども達と朝食を摂る。
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今日もみんな元気!

日課のクンデ・ハウス一斉清掃を終える頃、
石川は夫と、恒例の朝のスワヤンブナートコルラに出掛けた。
夫のお供はチミ&ツェテン、石川のお供はパサン&クンガ。
6人でまずはアムチの診療所へ。

朝食をまだ食べていなかったアムチに誘われて、
近所のお茶屋でチャイを飲む。
子ども達はスイカをアムチにおごってもらって嬉しそう。
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未だ地元の新聞は、地震の記事で埋め尽くされている。
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山岳部ではひどい地盤崩落が起こっているとの報道。

この日の一面は、トタンで仮設住宅を作る人々。
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みんな政府の援助などアテに出来ないと分かっているので、
こうしてさっさと自分たちで仮設の住まいを作ってしまう。
実にたくましい。

朝の涼しいうちにコルラ…と思っていたが、8時はもう既にかなり暑い。
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お隣のインドでは熱波の影響で2,000人以上が亡くなっているが
ここネパールでも昼間は連日、異常な暑さ。
こんな中、テントで生活している人達の健康は、大丈夫なんだろうか…。


コルラ道には、TCPが一番最初に
チベット医学予防室の診療所と、語学教室を構えた建物がある。
しかしそこは激しく被災していた。
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階段室の壁が、一部崩落。

かろうじて建物は立っているが、1階からしてこの様な状態。
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階段室も鉄筋がむき出しになっている。
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建物自体が傾いて危険なため、既にそこは通行止めになっていた。
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さらに進むと、知り合いのベーカリーがある。
昨日少しだけ立ち寄ったが、既に遅い時間で、
クラック等が見えにくい状態だったので改めて建物をチェック。
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先代が建てた古い2階建ての
こじんまりとしたレンガ造りの建物は、
残念ながら被災度が高い。
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床にも亀裂が入っている。
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残念ながら、継続使用は不可能。
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今後の大きな余震を考えると、
周囲の建物に影響を及ぼす可能性もあり、
出来る限り早めに取り壊したいところだが、
もっとひどい崩壊現場は数多くあり、
取り壊しには、まだまだ時間が掛る模様。
オーナーの事業が軌道に乗っており、
取り壊しの費用が準備できるという事だけでも、良かったなと思う。
きっと被災者は、取り壊しの資金など準備できない方が多いはず。

途中にもこの様な家がちらほら。
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つっかえ棒をしているものの、
これは全く構造的には助けにはなっていない。

アムチの案内で、少しコルラ道をそれると、そこにはこんな車が。
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目を反対側に向けると、この様な光景が。
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壊れたゴンパ。
残った柱の形状から察するに、広いお堂の左側の壁が外に膨らみ、
重い飾り屋根が一挙に落ちてきたものと思われる。
右手の建物だけが、壁量が多かったためかろうじて形をとどめている。
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同じく僧院の付属施設の建物も
構造的な被害が大きい。
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その奥手にある建物も、一見、無被害のように思えたが、
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近づいてみると1階だけがひどく損傷を受けていた。
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この後にも出てくるのだが、
5階程度の建物で、1階のみがひどく損傷していて、
2階以上の階はクラックひとつないというパターンも多かった。
完全に建築的には使用不可能な建物だが、
2階以上があまりに無傷の状態なため危険と思えないらしく
未だに人が住んでいる場合もあり、非常に悩ましかった。

この後、アムチの友人のお坊さんに頼まれて、ボダナートの僧院へ移動。

→建物の被災度調査 2日目 その2へ続く
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