今週、在ネパール日本大使館の小川大使ご夫妻が
クンデ・ハウスをご訪問下さいました。
特段、何か目的のある視察ではないのですが
以前からTCPの噂を、様々な所で耳にされていたご様子で
今回、ご訪問頂きました。
「大使がいらっしゃる!」とスタッフも緊張。
その緊張は、子ども達にも伝染してしまいました。
一体どれぐらい緊張していたのかと言うと…
これぐらい↓

いつも満面の笑顔の子供達の表情が
こわばっています…。
あまりにプレッシャーを与えすぎてしまったかもしれません(反省…)。
前日から、館内をきれいにお掃除して
みんなで一番いい服に着替えて、お迎えしました。
大使はしきりに
「ここの子ども達は、とても恵まれている」とおっしゃっていました。
ネパールには孤児院がたくさんあります。
様々な民族の孤児がいます。
ただやはりどこも、経営に余裕はなく
充分な食事、教育を与えられない場合もあります。
そういう事情を、よくよくご存じの小川大使なので
毎日、きちんと食事がとれて、学校に通う事も出来ている
クンデ・ハウスの子ども達は、
恵まれているとお思いになったのだと思います。
これらはすべて、ご支援くださるサポーターの皆様のお蔭です。
せっかく大使がお見えになったので
日本の外務省「草の根」の資金で建設したカトマンズ武道館が
地震後、補修もできずにいる事、
以前から剣道の一層の発展のためお願いしてきた
JICAの剣道指導員の派遣を
ネパール人剣道指導員の被災により、教室が開催できない今
是非、お願いしたことなど、お話させて頂きました。
日本政府としてもネパールの地震に対しては
色々な支援を計画、実行されているとは思うのですが
ネパールに根付いた、剣道、柔道の文化を絶やさない為にも
特に上記の2点に関して、強く要望を出させて頂きました。
文化の交流は、短期的にはめぼしい成果を生まないかもしれませんが
必ず後々、何らかの形で、深いきずなを生んでくれると思います。
地震後の数か月、大使も本当に大変だったこととお察しいたします。
ご多忙な中、わざわざご訪問を頂きまして、ありがとうございました。
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