本日、在ネパール日本大使館より
在住登録をしている日本人宛に
下記の様な、お知らせが来ました。
大使館からのお知らせ (10月19日)
憲法公布後の情勢に関する注意喚起ついて
1. 本件に関する「スポット情報」が外務省海外安全ホームページに掲載されています(下記URL参照)ので、お知らせいたします。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcspotinfo.asp?infocode=2015C312
2. ネパール在留邦人の皆様におかれましては、現在、燃料や物資の入手が困難な状況においてご苦労されていることと拝察いたします。
各種情報から判断すると、残念ながら、現在の状況が近日中に大幅に改善することは期待できません。
3.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、状況が長期化した場合を想定し、個々の状況に応じ、現在入手できるものを可能な範囲で購入備蓄すること、ガスなどの燃料が無くなった場合を想定して、缶詰などの食料や水の確保などをご検討することをお勧めします。
4.カトマンズ空港を利用する商用便においては、既に往復分のジェット燃料の入手が困難であるとして、中国東方航空及び中国南方航空は11月中旬まで欠航することを決めています(詳細は直接航空会社にご確認ください)。現状の長期化を踏まえて日本国内に一時的に帰国を検討されている方は、突然欠航する可能性を踏まえ、利用する航空会社に再確認をするよう留意してください。
―――以上ここまで転載―――
「状況が長期化した場合」の「長期化」と言うのは
一体どれぐらいを、見込んでおけば良いのでしょうか…。
地震で大打撃を受けたその同じ年に
まさか政治問題で、この様な物資不足に見舞われるとは
思ってもみませんでした。
エネルギー不足で、工場が稼働せず、
ミネラルウォーターの生産が止まっています。
万年水不足のネパール、
人数の多いクンデ・ハウスは、
水の少ない季節には、タンクローリーで水を買って
敷地内の貯水槽に水を溜めていますが
今はガソリンが無いため、タンクローリーは来ず
水不足は深刻です。
状況はどの家も同じで、
お寺の裏の水汲み場に、みんな村の人達が水を求めて集まるので
ついにその水源も、水が無くなってしまいました。
子ども達は、片道20分をかけて
裏山を上り、さらに遠くの水源まで
生活用水を汲みに行ってくれています。

ポリタンクに溜めた水を運ぶ、チミとタシ。

このタンク一杯の水を
山道を往復40分も掛けて、運んでくるのです。

みんなそれぞれ、ペットボトルなども総動員で
水を汲みに行きます。
何と子ども達全員が、一人6往復してくれて
少しづつ水を運びました。
重い水を、文句ひとつ言わず
ひたすら運ぶ子ども達。
子どもながらに、今が非常事態であることを心得ていて
一生懸命手伝ってくれています。
今は学校がお休みなので
こうして水汲みもみんなで出来ますが
これが長期化したら、どうなるのかと思うと…。
子ども達がストレスをこれ以上溜めない様に
一日も早く、この状態が改善されます様に。
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