東京事務所へ大きな荷物が届きました。
10Kgを超える重さの、その荷物の中はというと…
お手製の大きなキルト。

90×120cm。
カラフルで、とっても綺麗です。
それに、一針、一針のステッチの細かいこと!
裏も、表も、本当に丁寧に仕上げられています。
このキルトをご寄付くださったのは
「上石神井ABCキルト」様。
もともと「ABCキルト」とは
At Risk Babies Crib Quilts の略で
1988年、アメリカ、ニューハンプシャー州のエレン・アールグレンさんが
「エイズの赤ちゃんにキルトを贈ろう」と始められた活動とのこと。
この発案に賛同した人たちが、一枚一枚キルトを作り始め
やがて日本でも、この「ABCキルト」の理念に賛同される方々により
事務局が出来たそうです。
現在、その流れをついで精力的に活動されているのが
「上石神井ABCキルト」さんです。
詳しくはこちらをご覧下さい→ABCキルト~愛と励ましのキルトを赤ちゃんに
現在、キルトはエイズの赤ちゃんだけでなく、
生まれたときから問題を持つ赤ちゃんや孤児達にも贈られており
世界中にこの支援の輪が拡がって、
既に252,000人の赤ちゃん達に、キルトが届けられたそうです。
今回、この素敵な活動とTCPをつないで下さったのは
ネパール日本人学校の小川先生です。
長い秋休み中に、子ども達をご自宅にご招待くださった
あの小川先生です。
(参照→10月20日ブログ小川先生のお宅へ その1
10月21日ブログ小川先生のお宅へ その2)
小川先生は日本にいらっしゃった時
この「上石神井ABCキルト」のメンバーでいらっしゃったのだそうです。
先生は、日本のメンバーの方々にお声をお掛け頂き、
通常ABCキルトで製作されるキルトのサイズは90×90cmのところ
今回は特別に、90×120cmという大判のものをご製作下さいました。
メンバーの方々は、今年の春の終わりから
クンデ・ハウスの子ども達のために
お忙しい時間をやりくりして
何と14枚もの作品を仕上げて下さいました。

本当にどれもが、見入ってしまう作品ばかり。

一枚を仕上げるのに、
一体どれほどの時間が掛かったのでしょう!

一枚一枚、全部デザインが違うのです!

そのどれもが、本当に丁寧に仕上げられています。

ステッチのひと目ひと目から、
愛情が湧き出してくるようです。

色の組み合わせも素敵です。

本当にどれもが細かいのです。

こんなデザインのものもあります。

どんな毛布にも、代え難い暖かさのはずです。

葉っぱのステッチが、素敵です。

このキルトは、誰が手にするでしょうか。

本当に、どれもがとても素敵です!

こんなにぎゅーーーと思いが凝縮された、たくさんのキルト。
14枚もの大作を前に、本当に感謝しかありません。
後ろには、製作者のお名前が入っています。


チベット文字が書かれているのがお分かり頂けるでしょうか?
「Love and comfort to You」(愛と心からの励ましを贈ります)と
チベット語で書かれているのです!
ABCキルトで製作されるキルトには、その裏に必ず
ABCキルトのパッチを使うか又は油性ペンで
"ABC Quilts,Love and comfort to You 製作者氏名、国、製作年"
を書くことになっているのだそうです。
今回はこの英語のメッセージを
何と、チベット語で書いていただいているのです!!
この暖かなお心遣いが
本当に嬉しいです…。
たくさんの時間と愛情を注いで、キルトをご製作いただいた
上石神井ABCキルトの皆様
心より、感謝申し上げます。
ありがとうございました。
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