5月29日はサカダワでした。
サカ・ダワとは、
チベット歴の4月のことで
この月の15日(満月の日)は
お釈迦様が生誕し、成道され、涅槃された日とされており
仏教徒にとっては、とりわけ重要な日です。
またこのサカダワ月に行った善行は
通常の何倍ものご利益が
もたらされると言われています。
そのため、チベット人は肉食を絶ち
いつにも増して熱心に、お経や寄付などに励みます。
このサカダワの満月の前日
ネパールのチベット人たちは、夜を徹して
ボダナートやスワヤンブナートの仏塔の周りを
コルラします。
ちびっこ達は家でお留守番をし
年齢の大きな子ども達は
アムチと一緒にコルラに出掛けました。

コルラの途中で、灯明をお供えします。

コルラの途中には、休憩所があり
食事や飲み物がこの日は無料!
すべて信者さん達の寄進で賄われています。
子ども達も有難く、夕飯を頂きました。

さすがにだんだんお疲れの様子…。
1周1時間弱掛るコルラを、何と5週もして帰って来ました!!
みんなそれぞれに、
「生けるもの全ての幸福」を一心に願って
コルラしたそう。
スタッフが何も言わなくても
何故コルラをするのか、子ども達もよく理解しています。
そしてこうして平和に無事にコルラが出来る事が
本当はどれほど貴重でありがたい事なのか
年齢が大きくなるとともに、かみしめている様です。
コルラを出来ない程、困難な状況にある人達の分まで
心を集中させて歩きました。
またこうして無事に
サカダワのコルラが出来て
本当に有難いです。
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