fc2ブログ

感謝祭…の続き


2009年の年末に行った「TCP感謝祭」。

まだまだ報告し切れないことが
実はたくさんあります…。
年をまたいでしまいましたが(恥)
年末に引き続いて、ブログにUPしたいと思います。

感謝祭に向けてスタッフが
子ども達を驚かせようと、密かに用意したもの…

それは

ケーキ!
ケーキ1

日本じゃどこでもケーキを買うことが出来ますが
街中に、その存在すら見つけることの難しいネパールでは
このようなケーキは、
何日も前から予約して作ってもらいます。

評判のお店にオーダーしました。
このレベルのホールケーキを作れるお店は
まだまだ首都カトマンドゥにも、多くはないのです。


実はこのケーキを買うまでは
ネパールと日本でこんなやり取りが…。

加藤「感謝祭に、大きいケーキを2ホール買うと、
   1800Rs(約\2,250)…やっぱり贅沢だよね。
   ドーナッツにクリームのっけたので代用しようか?」

石川「これまで贅沢をさせたこともないし
   子ども達の思い出の大きさを考えたら、絶対ケーキ!」

と言うことで、ケーキを買わせて頂くことにしたのでした。

こうしてケーキを買ったり、
子ども達にいろいろな経験を与えることができるのも
支援者の方々のおかげです。
改めまして、ありがとうございます。


アパーが慎重に切り分けてくれた
ケーキを食べる子ども達。
ケーキ3
何だか、表情が微妙です…。

女子達も、様子を伺いながら
ソロリソロリと食べています。
ケーキ4

人生で始めてのケーキ。

でも、
子ども達は食べつけない物のために
あまり美味しいとは、思わないようで…。
残してしまう子どもが複数いました。

「年末のイベント=ケーキ!」という発想で
子ども達を喜ばせようという企画自体に
誤りがあったようです。


食に関しては、
劇的にその経験値が低いクンデ・ハウスの子ども達。
ケーキを美味しくない!と判断しても当然ですね。

良かれと思っていても
国や、文化や、宗教や、環境の違いで
その行いがとんでもない結果を招くことがあります。

細かな感覚のひとつひとつに
さらにじっくりと、寄り添って行かないといけないなと
感じた出来事でした。


スポンサーサイト



| チベタン・チルドレンズ・プロジェクト - スタッフブログホーム |

コメント

何でも経験してみないとわからないですものね。

女の子たちが皆リボンつけてますね。
おませになって表情も豊になって、良い感じですね^^

女の子も男の子もこれからもドンドン色々なものやエネルギーに触れて沢山感じたことを糧にして行ってくれることでしょうね。

いつもご報告ありがとうございます!

どんなに喜ぶだろう!!!と思っていたのですが、空振りでした(苦笑)。

この一年で、皆すごく大きくなりました。一番身長が伸びたのは、タシで9cm。ダワやカンドは9㎏も体重が増え、女の子らしくなりました。時々、低地に降りてきたことによる炎症に見舞われますが、みんな元気です。

変化の大きさを、一緒に楽しく見守っていただけたら嬉しいです。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する