今日はTCPの開校式です。
まずは午前8時より、お坊様がたによる
法要と世界平和祈願がとりおこなわれました。

3月10日は、チベット人にとって忘れがたい日です。
1959年3月10日に起こったラサ蜂起から、今年はちょうど50年。
武力で他国を制圧しようという、誤った欲の犠牲となった多くのチベット人と
その欲に翻弄され巻き込まれてしまった中国人の犠牲者に対して法要を行ない
次いで、全ての生きとし生けるものが平穏であるようにと
世界平和を祈願していただきました。
この日お集まり頂いたのは、13人のお坊様。
実はこれでも、予定より随分少ないのです。
このところ、3月10日に向けてチベット人居住者の多い地区では
厳しい検問が敷かれています。
特に今日は、赤い僧衣を着た人々の移動は事実上、「禁止」。
朝5時、ボダナートをタクシーで出発したお坊さん達は
早速検問に捕まってしまいました。
一台が捕まっている間に、もう一台のタクシーは強行に
検問を突破してきたとの事です。
普段は1時間もかからない道のりですが
この日は、迂回して3時間をかけて来て下さいました。
尼僧院の尼僧達は、捕まらないようにと
最後は車を降りて、身を隠しながら歩いてTCPにおいで下さいました。

法要&世界平和祈願は、プログラムによると午前中との事でしたが…
あ、あれ??ぜんぜん終わる気配なし…。
完全にお経に飽きてしまった子供達は、とりあえずごはん。

この日は、干しブドウ入りの特別なごはんです。
干しブドウの大好きなペマ・タチェンは、ゴキゲンです。

ここにもゴキゲンな人、発見!
ペマ・カンロは仏像のマネをしています。

この構えは、右手にカドゥガ(利剣)をお持ちの、文殊菩薩様かしら…
わーい、ブドウ!!

デザートを食べてもまだ、お経は終わりません。
結局、プジャは午後4時まで続いたのでした。
→開校式、後半へと続きます。
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