通学靴


昨年の夏から、長らく探してきた子ども達の通学靴。
年明けから2度にわたって、タイよりご寄付をお寄せくださり
十分な数が揃いました。
ありがとうございます。


通学靴は、何と言ってもすぐに壊れてしまうのが悩みでした。
ネパールで売られている中国製のものは
値段が高いわりに、たった1週間で壊れてしまいます。

「たった1週間?」そう思われることでしょう。

子ども達が元気さゆえに
あちこちと激しく動き回るにしたって
1週間ってことはないのでは?
って思われますよね。

靴の耐久性の低さに追い討ちをかけるのが…
DSCN1993.jpg
こちらの悪路。

石だらけです。


学校までの道のりのほとんどが
舗装されていない、このような道です。

この道を、全速力で駆けたり、
道草したりしながら通学するのですから
やっぱり靴の傷みは、相当なもの。

すぐに、こんな姿になるんです。
DSCN2276.jpg
冬の始めに下ろして
通学時しか履いていなくてこの状態です。


つま先の部分は剥離し
かかとは剥がれます。
DSCN2278.jpg

さらに接近してみると
DSCN2279.jpg
そう、アパーが苦労して修理してくれたクギの跡が…。

でも履いているうちに、
このクギがだんだん頭を出してきて
子ども達の足に当たります。

その痛みは相当なものだったようで
新しい靴をご寄付いただいた時
初の「取り合い」になってしまいました。
(参照→12月23日ブログ「ありがとうございました」

現在では、ご寄付により
全員に新しい通学靴が準備できました。
しかし、まだ子ども達には渡していません。

一生懸命、修理して
クギを使っても、どうやっても、もう修理が不可能…
という状態になって始めて
新しい靴を子ども達には渡しています。

「物を大切にすること」
「工夫をすること」を、
身をもって体験してもらうためです。

新しい物資の支給は、子ども達からの申告制にしています。
何が、どうして、使えなくなってしまったのか。
修理をしたり、工夫をして使うことは出来ないのか。
使い方に問題はなかったのか。
それらの厳しい質問と、現況検分(?)をクリアーして
始めて子ども達は、新しい洋服や靴や学用品を手にします。

このようなこととは、ご存じない見学者様の中には
何だかとっても、TCPが資金的に困窮しているのでは?
などと思われたりするようですが
どうぞ、ご心配なさいませんように(笑)。


皆様のご寄付により、円滑に運営が進んでおります。
ありがとうございます!

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コメント

1週間で壊れるクツの謎がようやく理解できました!!

凄まじいですな!!

私の勤める会社では、このような問題解決にはナゼナゼ手法を取り原因や真因を追究します、決して使用してる人(この場合、子供)だけを問題にはいたしません。
あの悪路では黒い合皮の靴では1日で傷だらけになって当然です、走るための靴でもなく、インナーもカカトクッションもなくて柔らかい子供の足の成長にとって良い靴とはいえません。

布張りのクツは大昔の陸上用ランニングシューズに近いですね、
つま先けりあがり部分にガードないので石に当たったら足の指とかケガがしやすいし、あのような穴が開いていきます。

安くて良い靴はネパールにはないかもしれませんが、タイとかにはあるかもしれません、子供達と悪路に合った靴選びが必要でしょう。

クツ補修は専用ボンドがありますので、それを探されるといいでしょう。

「1週間で壊れる。」というのは、なかなか理解いただけないのでは?と思っていましたので、今回、状況を報告させていただきました。

通学路がかなりの悪路なので、壊れるのも仕方がないのですが、中国製の靴のつくりの悪さに、ほとほと困り果てていたのでした。それでいて、お値段は安くはないんですよー。

子ども達の足のサイズもグングン大きくなっており、あっという間にサイズが変わってしまいます。足の成長は大事ですから、サイズだけは注意したいと思っています。

いつも見守って下さり、ありがとうございます。

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