水筒とお弁当


子ども達は毎日学校へ、水筒持参で登校します。

ペットボトルに水を満たし
それをホルダーに入れて
肩から掛けて、登校しています。
日本で言うと、まるで「遠足」みたいな様子です。

登校前、ペットボトルに水を入れるイシとクンサン。
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真剣です。


お手伝いしたくて仕方ない女子達は、
二人で、全員の分を準備してくれます。
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イシが、水のサーバーを押し
クンサンがペットボトルを支える…
連係プレーも板についている模様。
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用意できた水筒と、昼食のお弁当。
DSCN1968.jpg

お弁当の中身は、パンだけです。
これには理由があります。



当初は、成長期の子ども達の栄養面を考えた
お弁当を持参させていました。

そんなある日、お弁当の件で
グリーンカンティンプル・スクールの校長先生から
呼び出されました。

「クンデ・ハウスの子ども達のお弁当は
 他の子ども達に取られて食べられてしまっています。
 ですから、ランチボックスではなく、
 途中で誰かに奪い取られないように
 手に持って食べられるもの
 …例えば、パンか、ふかしたジャガイモのようなものを
 持参させて下さい。」


校長先生のお話を補足すると、つまりこういうことです。


いわゆる、ご飯とおかずが入ったランチボックスで昼食を持参すると
食べているところを、横から奪い取られるというのです。

ですから、食べている途中で奪われたりしないよう
しっかりと食べ物自体を、自分の両手でつかんだまま食べられるものを
持たせて下さい、という趣旨のお話だったのです。


子ども達の学校環境は、想像よりもサバイバルでした。
グリーンカンティンプル・スクールに通う子どものうち
昼食を持参できるのは、わずか1/3とのことです。


それにしても、
「昼食を奪われないように、両手でつかめるものに」
という先生のお話は、本当に考えさせられますね…。



成長期のどの子にも、
体の発育のため、
そして特に脳の発達のために
充分な栄養を取れるようにしてあげたい…

国や民族や宗教に関係なく、
このことだけは叶えられるべき
優先課題だと思います。


食べ物に対する感謝を、
忘れないようにしなければと思っています。

かなり質素な食事ではありますが
1日3回ご飯が食べられる、そのことに対する感謝を
しっかりとクンデ・ハウスの子ども達にも
教育しなければと思っています。 



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