ご飯を食べた峠をあとにして
いよいよ、ジャータカ物語のなかで修行者:サッタ王子(仏陀の前世)が
身を投げたといわれている現場へと向います。
こちらが正に、身を投げたとされる場所。

祠が建っています。
母トラと5匹の仔トラがいますね。
その裏手には

サッタ王子が、転生して仏陀となったキンピカな像と
その面前に、5匹の仔トラが転生して仏陀の弟子になったことをあらわす像が
鎮座ましましています。
これらの像をお参りして、次なる巡礼地へ。
2番目の巡礼地は、世界遺産「バクタプル」の中にあります。
バクタプルは、カトマンズ盆地のなかにある、古都です。
古くからの街並みが大変よく保存されており
散策していると、中世にタイムスリップしたようにさえ感じる、素敵な街です。
犬たちも、こんなに無防備に眠っている、平和さです。

とてもお天気がよく、暑いです。

こんな狭い場所を通り抜け

どうも、人様のお宅の中庭としか思えぬような場所を通り

お寺へと、到着。

お寺の外見は、なんだか民家みたいです。

薄暗い中に入ってゆくと、黄金の廟があります。

その中に、祀られているのは

ターラ菩薩、21尊のうちの一体です(後期密教の女神)。
これは、ソンツェン・ガンポ(581年頃 - 649年)の奥さんの
ブリクティー・デーヴィー(タクリ王国創始者のアンシュ・ヴァルマン王の娘。俗名:赤尊公主)
であるとされており
王女ブリクティー・デーヴィーが、夫であるソンツェン・ガンポを
「行ってらっしゃいませ。」と頭を下げて見送っている姿であるとされています。
よく見ていただくと、赤いお顔をうつむき加減にされているのが
お分りになると思います。
この貞淑な妻を模した女神像を拝むことは、高いご利益を得られるといわれており
特に、子宝に恵まれる、病気の平癒、悩みの解消に効果があるとされているそうです。
(↑全て、物知りアムチの解説です。)
→遠足 その6へと続きます。
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