現在ネパールは、ダサイン休暇中。
ダサインとは?と思われる方は
昨年のブログをご参照ください。
→2009年9月19日ブログ「ダサイン」始りました!
子ども達は、休みを喜ぶ感じではなくて
学校がないことが、ヒマでヒマで仕方がない模様。
お祭りとはいえ
これはヒンドゥー教徒の皆さんのお祭りなので
クンデ・ハウスは、特にご馳走を作るわけでも
楽しい催しをするでもない
通常営業。
なので子ども達は、余計にヒマに感じるのです。
あんまり退屈しているので、加藤が勉強を教えたり
ミホ先生が来てくださって
勉強を教えていただいたり、遊んでくださったり…。
それでも子ども達は、まだ満足しないので
チベット人の先生に臨時に来て頂き
午後3時から毎日3時間、授業をお願いしています。
今日は、ミホ先生と折り紙です。

リボンの作り方を教わっています。
↓出来上がったリボンはこちら。
「きれいでしょ~?」By プルパ・サンモ

うん!
で、でも、何だかリボンの位置が微妙なのは気のせい?
こちらは同じく、リボン少女のイシ。

うーん、やっぱり何だか
リボンのつけ方が、根本的に違っているような^^
折り紙に集中する女子たち。

折り紙がいくぶん、くしゃくしゃなのは
クンデ・ハウスでは、折り紙を
何度か使いまわしするからなんです。
一度使って何かを作ったら終わり!
なのではなくて、作ったものに飽きたら
もう一度紙の状態に戻して、次の折り紙に備えます。
「ずいぶん貧乏くさい!」と思われるかもしれません。
あるいは
「そんなに折り紙不足しているの?」と思われるかもしれません。
決してそのような理由なのではなくて
ネパールでは、綺麗な色紙一枚捨てるのも
はばかられる様な場所なのです。
使って使って使い尽くして
最後は、本来の用途を超えた使い方に転用して
モノとしての生命が、完全に尽きるまで
工夫して大事に使うという習慣を
子どもの時から、完全に覚えて欲しいのです。
何につけてもその理念は徹底させているので
子ども達も、そんなものだと思っている様子。
なので時々、お越しいただいたサポーターさんに
「TCP大丈夫?運営、大変なの?」とご心配を頂きますが
教育的指導の一端ですので、
どうぞご心配なさいませんように(笑)。
ご心配頂くお気持ちだけで、本当に嬉しいです。
ありがとうございます。
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使って使って使い尽くして
最後は、本来の用途を超えた使い方に転用して
モノとしての生命が、完全に尽きるまで
工夫して大事に使うという習慣を
子どもの時から、完全に覚えて欲しいのです。
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本当に豊かな教育とはこうしたことだと思うのです。
文化や国の違いを超えた心の躾。。。。
彼らが大人になってどのような環境、どの国へ行ってもきっとその土地のどんな命やモノに触れてもすっと馴染み共存できることでしょう。
日々日本でお仕事・生活をさせてもらっているわけですが、日々使う紙一枚に対してもできるだけ声を逃さないように生きることに努められたらいいな♪と思います^^
今日も素敵なご報告を有難うございます~☆
セリ犬様、コメントありがとうございます!
たとえ今後、充分な資金で運営できる日が来ても、決して援助慣れした子ども達にしてはいけないと思っています。このことにだけは、とても注意を払っています。もともと、とても小さな消費で生きることを実践してきたチベット人です。アパーの知恵と工夫を、子ども達にはしっかりと受け継いで欲しいです。