本日3ヶ所目の巡礼地は、
サンクーと呼ばれる場所にある、古い寺院。

急な長い階段をのぼります。
途中、お参りのための手水がありました。

子供達は、すかさず頭と顔を洗います。
何故なら…ネパールはこの時期、大変な水不足。
特に今年は、異常気象で暑い毎日が続き
例年にも増して、深刻な水不足だったのです。
子供たちは数日、シャワーを浴びれないでいたのです。

ダワ・ドルマ 「はぁ~、スッキリした♪」
息を切らせながらのぼって、やっとお寺に到着。

とても古くて立派なお寺です。
アムチがお坊さんにお願いをして
お寺の本堂を開けていただました。

扉の上には、この様な立派な彫り物が…。

扉の中には、ネパールで一番古いストゥーパ(仏塔)があります。
これは、ボダナートのストゥーパの原型となったもので
この中には、非常に古い仏像が納められているのだそうです(非公開)。

さらに寺院の裏手に進むアムチ。
何かとあとをついて行くと、岩場の小さな穴の前に来ました。

この穴をくぐり抜けられるものは、来世において
阿弥陀浄土へ行けることが約束されるのだとか。
早速、子供たち全員を、阿弥陀浄土へと送り込みます。
「僕、いちばんのり~。」

「中が暗くて、ちょっとコワイよー。」

子供たちは全員、問題なく阿弥陀浄土行き決定です。
続いて、大人もチャレンジ。

現地統括責任者の加藤は、TCPの立上げの激務で、
年明けから非常に痩せたので、通り抜けることが出来ました。
「痩せるほどがんばって働くと、いいことあるものね。来世は阿弥陀浄土♪」
「それじゃあ私も!」とスタッフのツェリン。
「誰か~、引っ張って~!」

ちょっと頭が見えてきました。

「あれ、中に引っこんじゃったよ?!」

「あーん、お尻がひっかかる~!!!」

残念ながら、ツェリンは通り抜けることが出来ませんでした。
でも、いつもやさしいツェリンは、充分に徳を積んでいるから
阿弥陀浄土、間違いなし!
ちなみに穴の大きさは
縦約36cm
横約21cm でした。
→遠足 その7へと続きます。
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