今日も、シリアスなお話です。
2008年3月14日以前、観光客の多いカトマンドゥのタメル地区には
お土産用に、チベット国旗やチベット国旗を配した様々な商品が売られていました。
店先には、鮮やかなチベット国旗がはためいていたものです。
ラサ動乱以降、ネパール警察は
チベット国旗、及びそれらを配した商品を
取り扱わないように強制指導しました。
強制指導に訪れたネパール警察のなかには
ネパール警察の制服を着た、中国公安が混じっています。
昨年3月以降現在まで
ネパール国内に駐留する中国公安の数は2000人と言われています。
実数は、もっと多いとも言われています。
外国人の私達には分からなくても
ネパール人には、その制服の警官が
ネパール人で無いことなど、容易に見分けがつくのです。
上記の情報が、100%事実であるという証拠はありません。
しかし、何の根拠も無い噂を
ネパール人たちがささやき合っているとも思えません。
街からはチベット国旗が消えました。

そのうち、これらのタンカも街から消されてしまうのかも…。

衆生の苦しみを、減らすことが出来ないことを嘆いた観音菩薩が涙を流し
その右眼から流れ落ちた涙から生まれた「白ターラ菩薩」や
左眼の落涙から誕生した「緑ターラ菩薩」。
これらチベットでは、とりわけ人気のある両ターラ菩薩のタンカを
ダライ・ラマ法王が観音菩薩(の化身)であるが故、取り外せという日が来るなら
それはネパールにとっても、本当に悲しい歴史の始まりです。
本日4月8日は、日本では釈迦の誕生を祝う「灌仏会(かんぶつえ)」です。
生きとし生けるすべてのものの平和と幸福を祈って
(↑猊下がスピーチの最後に使われるお言葉を、マネてみました。)
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