TCPのアムチは、とても忙しいです。
チベット予防医学室での患者さんの診察、
TCPの子供たちの生活指導、
それが終わって帰宅してからは、
チベット伝統薬作りが待っています。
薬草を手にするアムチ。

経典にしたがって、各薬草を規定の分量でブレンドした状態。

この状態でお経を唱えて、薬師如来のご加持を頂きます。
何段階もの工程を経て、薬草は細かく粉末状にされ
飲み薬や、お香になります。
お香を、1本1本板の上で乾かしています。

こちらは、上記の工程を経て
20本づつを、糸で巻いてさらにゆっくりと乾燥させています。

アムチはとても薬草を大切にしており、敬意を払って扱います。
なので、床に薬草を置いたりもしません。

アムチが本当にすごいのは
100種類以上の粉末の薬を、その色や匂いだけを手がかりに
わずか数秒で、どの薬草か判別するところです。
チベットの伝統医学、恐るべし…です。
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