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白玉♪


香港から、Mさんご夫妻がTCPをご訪問下さいました。

お土産にとご持参下さったのは「白玉」。
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早速みんなで、作りました。

トゥクパを作る時に手伝っているので
粉に水を入れて、丸める作業は
比較的得意な子ども達です。
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集中して、製作中。


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ご持参いただいた、あずきを乗せて
とっても美味しそうな仕上がりです。

もっちもちの食感。
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こんなにモチモチしたものは食べた事が無いので
初めはちょっと慣れない様子でした。

なぜかチュインは、あずきを一粒
お箸の先に乗せて、凝視しています(笑)。
チュインはどんな事でも、自分の頭で理解したがる性格なので
いつもあらゆる角度から鋭い質問を浴びせかけて
加藤もダジダジなのです(涙)。
日本のおやつの白玉やあずきに対して
どんな質問をしてくるのでしょうか…?

日本語も勉強しているし
日本自体に興味津々の子ども達
日本のおやつを食べられて、とても嬉しかった様です。


楽しいおやつの時間を、
ありがとうございました!


Mさんとは、物資の持ち込みに関して
事前に何度も打ち合わせをさせて頂いており
きっと、とってもいろいろとTCPのことを
お考え下さっての「白玉」だったのだと思います。
その細やかなご配慮に、感謝です!
ありがとうございます。

と言いますのも、サポーターの皆様に
TCPをご訪問いただく際
以前にもまして、一段と
持込の物資や、子ども達へのプレゼントを
厳しく規制させていただいているからなのです。

「訪問者がある=何かもらえる」
このような条件付けを、子ども達にさせないために
これまでも、いろいろとご協力を
お願いをしてきたTCPでしたが
やはり、遠くから休暇をやりくりして
お越しいただくサポーターさんのご苦労を思うと
少しぐらい…とスタッフも気を緩めてしまう部分もあったのです。

しかし、この夏にアムチがもう一度きちんと
気を引き締めて、物資の持込を厳しく制限すべき!
クンデ・ハウスの子ども達は恵まれすぎている!
と提言したのを切っ掛けに、
より一層、お持ちいただくものに関しては
失礼ながら、厳しく制限をさせていただいているのです。

サポーターの皆様には、
何度も申し上げている事なのですが
まだまだ物質的に日本とは
比較にならないほど貧しいネパールでは
日本から持ち込んだ、ほんのちょっとしたものが
とても目を引いたりします。

数年前から子どもの誘拐が頻発している事もあって
子ども達の安全を確保するためには
目立たぬ事、地元並みである事が
とても大事なのです。

それは日本人の目からすれば、
驚くほど質素な生活なので
クンデ・ハウスをご訪問頂いた方の中には
TCPが資金繰りに困窮しているのでは?と
ご心配を頂いたりします(笑)。


また、これはとても微妙な問題なのですが
何かことが起こったときに、そのストレスの矛先が
マイノリティーや、弱い立場の人に、
向かう場合があります。

TCPの現地施設は、加藤を除けば
全員がチベット亡命者です。
国を逃れてきて、
ネパールに間借りさせていただいている身分です。
ネパール国民にとっては、言わば「よそ者」なのです。
ここ数年、ネパール国内の政治が混乱し
物価も急上昇して、国民の生活は目に見えて苦しくなっています。
このような状況では、
いくら寛容で、争いを好まない性格のネパールの人達であっても
外国の支援で生活している難民の生活のほうが
恵まれた暮らしをしていては
よい思いを抱かないのも、当然のことと言えます。

このような理由から、TCPは
「地元並みであること」
「地元の方々に受け入れていただくための活動」
に力を入れています。

ですので、ご訪問いただく皆様には
いろいろなお土産を持っていって
子ども達を喜ばせたいという思いがおありかと思うのですが
子ども達自身の安全のために、持ち込み物資に関して
事務局が厳しく規制をさせていただく事を
どうぞご理解を頂きたいと思います。

よろしくお願いいたします。
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コメント

写真たくさんのせていただき、ありがとうございます!

でも・・・ほんと、こちらこそ、すみません・・・

石川さんから、子供たちへのプレゼントは一切なしで、と念押しされていたのに、やはり、どうしても、何か・・・と思ってしまい、白玉程度であれば、一緒に作る過程を楽しんでもらうってことで、許していただけるかなと(笑)、持ち込んでしまいました。

ちなみに、白玉は香港のおやつでもあり、この日は、ちょうど翌日が香港の祭日「中秋節」で、香港人は家族みんなで、白玉団子を食べて、一年の円満を願うという習慣があるため、その意味もこめて、その話を披露しながら、白玉をTCPの子供たちといっしょに食べようと思ったのですが、その話をするのを忘れてました・・・あまりにたくさんの子供たちに囲まれて、普段私にはありえない体験なもので(苦笑)

とにかく、たくさんの元気な子供たちの顔を、実際に見ることができて、とてもよかったです!
今後も、微力ながら、応援させていただきたく思っております。

M様、この度は現地施設のご訪問、ありがとうございました!

事前の打ち合わせでは、いろいろと厳しい規制事項をお伝えせねばならず、こちらも心苦しく思っていました。「白玉」の報告がネパールから来たとき「もしかしたら、怒られるかも…汗」とこっそりお持ち下った様子がアリアリと想像できて、とても微笑ましかったです。ありがとうございました。

またお時間がございましたら、ぐんぐん成長している子ども達に
会いに来て下さいね。ぜひ、ジャイ君もご一緒に!

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