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チベット語の補習


現在クンデ・ハウスでお預かりしている11人の子どものうち
2名はナムギャル・スクール(チベット亡命政府の学校)に通学し
残りの9名は、地元の公立小学校に通っています。

子ども達に、チベット人としての
しっかりとしたアイデンティティーを確立してもらうためにも
ナムギャル・スクールに通うことが、最良の選択と思えたので
当初、全員をナムギャルスクールに入学させるべく
入学手続きを行いました。

しかし、難民手帳を持っていない子どもには全く取り合ってもらえず
また、難民手帳を持っていても
1年生以上の年齢の子どもの、途中入学は認められませんでした。

入学を断られてからも、日参してしつこく校長先生に直談判しましたが
(その節は、毎日押しかけて申し訳ありませんでした…。)
その甲斐もなく、子ども達は2つの学校に分散することになり
結局、9名は地元の公立学校に通うことになりました。

9名の通う公立学校は、公立なのに英語教育です。
このため、チベット語能力を伸ばすために、
学校が終わったあと、クンデ・ハウスでは毎日
アムチによる「チベット語講座」が開かれています。

こちらが授業の様子
チベット語の授業

アムチは、とても熱心に教えてくれています。


ちなみに…
公立学校に通う子ども達を
来年度ナムギャル・スクールに転入させるため
今から準備を整えています。

ナムギャル・スクールへの全員の入学が叶わないと知った時
スタッフもひどく落胆したのですが
考えようによっては、子どもの頃の早い時期に、
一時的に集中して、英語に触れておくのも悪くはないかな…
と思ったりもしています。


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