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サカ・ダワ


6月7日は、サカ・ダワでした。

サカ・ダワとは、チベット歴の4月(お釈迦様月)のことで
この月は、チベット人にとっては、とりわけ重要です。
なぜかと言うと、このサカ・ダワ月の満月は、
お釈迦様が生誕し、成道し、涅槃された日とされているからなのです。

今年のサカ・ダワ月は、5月25日からすでに始まっており
15日目の満月が、6月7日でした。
チベット人の間では、通常この日を「サカ・ダワ」と呼んで
重要な仏塔などの周りをコルラします。

ネパールにおいても、前夜からコルラをする
チベット人や、仏教徒のネパール人で
ボダナートやスワヤンブナートは、あふれかえります。

TCPのスタッフ達も、サカ・ダワ前夜
子供たちを寝かしつけてから、4人でスワヤンブナートへと
コルラに出かけました。

法王様の大きなお写真が飾られています。
サカダワ前夜のコルラ2


そこにはすでに山盛りのチベット人と
貧しい人々(乞食)で溢れかえっていました。

スワヤンブナートのコルラは、1周おおよそ50分~1時間。
コルラの途中には、所々に休憩所が設けられ
水・食事が用意されている場所も、6箇所もありました。

それを目的に来ているネパール人と乞食の、なんて多いことでしょう・・・。

でもチベット人は、惜しげもなく皆に
良い食事やデザートまでも配っていました。
私たちはヨーグルトとジュースを頂きました。


寝ている子供たちが心配なので、3周だけして戻りました。
本当にすごい熱気に圧倒されました。
真言(マントラ)が響き渡って、とても気持ちよいコルラでした。
サカダワ前夜のコルラ


翌朝3時、アムチはコルラを13周するために
また、出掛けました。


サカダワ当日は、現地の公立学校へ通う子ども達を学校に送り出し
(現地校は普通授業なのです。)
ナムギャル・スクールの子供たちは、サカ・ダワでお休みなので
スタッフと一緒に、またコルラへ行きました。

コルラ中のスタッフ
コルラ中のスタッフ

11周目のアムチに合流しました。

休憩所で疲れを癒すアムチ
サカダワ当日皆でコルラ

子ども達は、3周してクンデ・ハウスに戻りました。
最後に皆で世界平和を祈ってバターランプを灯しました。

バターランプを灯すアムチ。
世界平和を願ってバターランプ

子ども達も、バターランプを灯しました。
子供たちもバターランプを灯す



「世界平和」の祈りが、どうか聞き届けられますように…。




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