新憲法制定


制憲議会が新憲法を制定する期限日が
本日までだったネパール。

現地の加藤からの報告によると
昨日夜に、直接電話で話した様子では
市内の中心部では、緊張状態が続いており
走っている車の数も少ないとの事。

昨日は、国民の7割を占める100以上もの少数民族が
少数民族の権利を求めるデモを展開し
これに対して政府は、カトマンドゥの混乱を防ぐため
幹線道路などの主要な道路を、封鎖したようです。

しかしTCPの地区のあたりは、
少し田舎な事もあって
それほど緊迫した空気は感じられない…
とのことでした。

少数民族が100以上もいる事や
その数が実に、国民の7割を占めることなど
改めて、ネパールの国としての舵取りの難しさを
感じさせられる、新憲法制定期日の今日でした。

現地時間では残り3時間ほどで
制定期限の日付が変わってしまいます。
日本のニュースでは、いまだ
新憲法が制定されたとの報道はありませんが
どうなっているでしょうか…。

「新憲法制定期日ってどういうこと?」の方は
下記の毎日新聞配信のニュースをお読みいただけると
概要がご理解いただけると思います。




<ネパール>
新憲法制定期限日 大詰めの協議続く
(毎日新聞 5月27日(日)20時47分配信)

 08年に立憲君主制から共和制に移行したネパールは27日、制憲議会が新憲法を制定する期限日を迎え、主要政党が大詰めの協議を続けた。ネパールでは制憲議会の設立から4年間、各党間の政治的対立から憲法を決められない状況が続いてきた。ナラヤン・シュレスタ副首相(51)は毎日新聞のインタビューに政党指導者の対応を「国民に対する裏切り行為だ」と批判、政治空白が生まれて混乱が深まることへの懸念を表明した。

 シュレスタ氏は制憲議会第1党であるネパール共産党毛沢東主義派(毛派)の政治家で、今月初めの内閣改造まで外相を兼任した。制憲議会の任期は28日午前0時(日本時間同3時15分)で切れるが、シュレスタ氏は「27日中の憲法制定は絶望的だ。憲法がないまま議会が解散されることになるが、今後どのように国政を運営すればいいか見当もつかない」と危機感をあらわにした。

 最大の争点は、新憲法で定めることになる連邦制のあり方だ。今月に入り、長年差別されてきた100以上におよぶ少数民族がそれぞれに州を与えるよう要求し、ゼネストで国内がマヒ状態に陥る事態となった。首都カトマンズでは27日も少数民族のデモがあり、市内中心部が武装警察によって封鎖された。

 少数民族の権利要求についてシュレスタ氏は「抑圧されてきた少数民族が政治の主体になりたいという要求は正論だ」と認める一方、「市民生活を破壊するゼネストはやめるよう我々(政府側)は訴えているが、今後も混乱が続くだろう」との見通しを示した。

 連邦制問題を棚上げして憲法を一旦発布し、具体的な州割りは後の憲法改正で行う案も出ていたが、シュレスタ氏は「第2党の会議派や第3党の統一共産党が望んでいない」と述べた。会議派、共産党側も毛派の対応を同様に批判しており、制憲協議は主要政党間の非難合戦の様相を呈している。シュレスタ氏はネパールの政治状況に「日本や中国、インドなどわが国を支援してきた国際社会も厳しい目を向ける可能性がある」と警鐘を鳴らした。

 制憲議会は08年に2年間の期限で発足。新憲法制定作業の難航を受け、これまで任期が4回延長されてきたが、最高裁は5回目の延長は認めない判断を示している。
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