クンデ・ハウスの移転に伴って
昨年の10月に施設を統合した、チベット予防医学室。
その時の様子がこちら↓
2011年10月21日ブログ「いよいよ」
新しいTCPの建物は
スワヤンブナートの中心からは
少し離れた田舎にあります。
そんなわけで、以前コルラの途中で
診察を受けていた患者さんの中には
「遠くて不便になっちゃったよ」とおっしゃる方も多くて…。
特にお年寄りの患者さんの場合は
歩いて新しい診療所にお越しいただくのが
困難な方もいらっしゃいました。
確かに施設は充実し
これまで以上の内容をご提供できるようになった
チベット予防医学室でしたが
やはり患者さんの利便性が第一!と考えて
以前と同じ場所に、分室として診療室を設ける準備を進めてきました。

この度、準備が整い
診察を開始しました。

日の出前からコルラに出掛けたアムチは
早めにコルラを終え
早朝から、患者さんを診察しています。
コルラに出掛けたついでに
診療が受けられると好評です!
患者さんが居ない時間は
経典を読んだり、医学書を調べたりしています。
チベット人にとって
アムチ(チベット伝統医学医師)は
長い学習期間を耐え、医術、人格を備えた
尊敬を集める存在です。
診療所でのアムチは
クンデ・ハウスにいる時の
おちゃらけて面白いことばかりして
子ども達を笑わせているアムチとは
まるで別人のようです。
診療所の分室を実現できたのも
サポーターの皆様のご支援のお陰です。
ありがとうございます。
これからも地域に根ざした
医療活動に励みたいと思います。
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