タシの里親さんが、クンデ・ハウスをサプライズ訪問!
里親さんの姿を見つけたタシは、
何と号泣してしまいました…。
これにはスタッフもびっくりです!!
タシには親がなく、赤ん坊の頃から僧院で育ちました。
3年9ヶ月前、クンデ・ハウスに来た時
全く大人に甘えない子どもでした。
生活に慣れるにしたがって
他の子ども達は、スキンシップを好み
スタッフに抱きついて離れないのに
タシだけは大人に抱かれたり触れたりする事を
避けていました。
何につけても「独立した魂」という雰囲気を醸し出し
その孤高で雄雄しい姿から
「タイガー」というあだ名で
子ども達には呼ばれています。
そんなタシが、唯一自分から甘えて抱きついたのが
まだ里親さんになる前の、サポーターさんでした。
サポーターさんも、日本にいらっしゃる時から
タシのことが何だかとても気になるとの事で
わざわざクンデ・ハウスに会いに来て下さったのでした。
タシはサポーターさんだけに親しさを示し
サポーターさんの帽子を身につけてつけて
返そうとしませんでした。
サポーターさんの配慮で、
その帽子はタシにプレゼントしていただいたのですが
それからは寝るときも、何とその帽子を被ったままのタシ…。
ご縁とは、本当に不思議なものです。
里親など、仮初のものとお考えの方も多いかと思います。
でもこうして、一人ひとりがご縁を得て
里親さんと繋がってゆく様子を目にするとき
今生だけでは語りきれない
ただならぬ結びつきを、垣間見てしまうことがあります。
普段は全く感情を出さないタシが
嬉しさをこらえ切れずに、泣きじゃくる様子は
純粋で「最高に美しい」光景でした。
愛されているという実感は
子ども達の成長にとって
何にも替えがたい、大切なものです。
この場をお借りして
全ての里親さんに、改めて
感謝を申し上げます。
里親さんが、新しい本をプレゼントして下さいました。

絵本を囲む子ども達。

絵本が大好きな子ども達。
絵本程度の文字は読めるようになってきたので
楽しくて仕方がないみたいです。

情報の少ないネパールでの生活の中で
絵本は広い世界と想像力を与えてくれます。
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