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ご協力のお願い


この時期になると、毎年皆様に
チベット予防医学室のアムチより
チベット薬の原料となる素材収集の
ご協力をお願いしている物資があります。

例年の収集と、原料を手にして喜びに溢れたアムチの様子がこちら
2011年1月11日ブログ「ご協力をお願いいたします」
2011年2月11日ブログ「感激!アムチ」
2012年2月3日ブログ「いよいよネパール」
2012年2月14日ブログ「嬉しい!」



まずは、蟹の甲羅。
「毒消し、腎臓の薬」として用いるそうです。
DSCN4382.jpg
(写真は昨年、収集にご協力を頂いた蟹です)

実は今年は、蟹の収集が大変困難な状況です。

というのも、これまでは
中国経由で輸入する事も可能だったのですが
漢方薬の原料となる各種材料を
海外へ輸出する事を厳しく中国政府が制限し始めたため
ネパールでの入手はまったく不可能な状況です。

これまでは、蟹の甲羅に限って集めてきましたが
今年は、甲羅でなくても足でも手でもOK、
もちろん壊れてても全く問題ないそうです。

アムチからは10kg単位で欲しいとの話ですが…
乾燥させると本当に軽くなるので、
10Kgなんて一体どんな量になるのでしょう??

それにあまりに量が多いと、
出入国の検査でも「お土産」で通るかどうか不安です。

とにかく、良質の薬を作るため
蟹は原料として不可欠とのことですので
ご家庭で食された蟹はもちろん
レストランや通販業者など、
大口のルートへのコネクションをお持ちの方は
ご一報いただけましたら、幸いです。

蟹はよく洗った上で、充分に乾燥させて下さい。
また大口の業者などをご紹介いただける場合は
洗ったり干したりの作業はこちらで担当しますので
まずは、ご連絡をお願いいたします。


次に、墨です。
「冷えを取る」作用があるそうです。
DSCN4386.jpg
(こちらも昨年、ご寄付いただいたもの)

アムチによると、日本の墨は良質で
本当によいチベット薬が出来るんだそう。
「作る薬が、パワーアップした!」と
昨年は大変、喜んでいました。

本物の墨が必要ですので
100円ショップで売っているものは
申し訳ありませんが、
お断りさせていただきます。

伝統的な製法により
菜種油やゴマ油などの油煙
あるいは、松煙から集めた煤を
香料と膠で練り固めた固形墨をお願いします。

「ウチに放置された墨があるけど、良質なの?」」
とのお問い合わせを頂きます。

墨の入っている箱書きを見ていただいて
奈良産であれば、ほぼ間違いなく良質のものです。
(昔から、奈良は良質の墨の産地なのだそうです)
会社名をお調べいただいて、産地を特定していただけたら
大抵良質かどうか、判断の手がかりを得ることが出来ます。

なお今回の募集期間は、2013年1月10日までとさせて頂きます。
来年1月18日~東京事務所の石川が現地に渡航する際
持ち込みますので、この日までを目標に収集したいと考えております。


毎年、特殊なお願いで恐縮ですが
ご協力をいただけましたら助かります。
よいチベット薬を、患者さんに提供するためにも
手がかりだけでも、ご報告いただけましたら幸いです。


ご寄付、情報をお持ちの方は、
下記までご連絡をお願いいたします。
info@tcp-np.com
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