今年もTCPをご訪問くださった
アトリエFUNの有泉先生は
クンデ・ハウスの屋上で
楽しいお絵かきの時間をプレゼントして下さいました。

まずは、画用紙に、
好きな大きさで、ひとつの「〇」を書きます。

真剣に、説明に聞き入る子ども達。
もちろん、授業は全て
通訳なしの日本語です!

さあ「〇」を描いたら
それを好きな形に発展させましょう!

クンガはねずみの様な
動物を描いている様子。

タチェンは何かな?

チュインは、お猿さんみたいです。

みんな真剣に描き始めました。

最終的には、こんなスタイルで!
クレヨンで色も塗って
出来上がったみんなの絵がこちら。

ダワの絵。

パサンの絵。

カンドの絵。

イシの絵。
絵の上手なイシは、テーブルの上まで
描写が細かいですね。

クンサンの絵。

ヌモの絵。
アムチを描いたんだそうです。
アムチの好きな食べ物も
いっぱい周りに描いているのが、可笑しいですね!
右下の茶色い塊は「肉」だそうです^^

チミの絵。
チミらしい、とても個性的な
形と色の絵に仕上がりました。

タチェンの絵。
これを見て「みかん星人」と思ったアナタ!
加藤や石川と同世代の可能性大です。

チュインの絵。

ペマの絵。

チュゾムの絵。

クンガの絵。

ツェテンの絵。
同じ「〇」でも、いろいろなものになるんですね。
クンデ・ハウスの子ども達は
何か心理的なトラウマなどがあれば
絵に表れるのでるのではないかと
亡命してきた直後から、積極的に絵を描かせてきました。
文房具や画材に触れたことが無かったため
初めは上手く描けませんでしたが
やがて多くの子ども達が
たくさんの花に囲まれた家や
家の前で、自分や他の子ども達が遊んでいる絵を
描くようになりました。
児童心理学のとある本には
子どもが明るい色調で、
大きく家を描いたり
たくさんの家を描いたりするのは
生活と心が安定している証なのだと記されていて
安心したものです。
これまでは自由に描かせることしかしていませんでしたが
「最初に1つの「〇」を、好きな大きさで描く」
というお題を与えるだけで、
いろいろと面白さが加わる事を
スタッフも子ども達も知りました。
有泉先生、楽しいお絵かきの時間を、
ありがとうございました。
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