日本から「伝統漢方研究会」のメンバーの方々がお見えになり
アムチの「チベット医学講座」を受講されました。
「伝統漢方研究会」のメンバーは
伝統的な日本漢方を残す事を目的に活動されている
国際中医師などのお医者さん、薬剤師さん、鍼灸師さんなどです。
つまり、その道のプロの方ばかり。
以前、メンバーの方が視察に見えて
アムチと医薬の話で、意気投合。
今回の講習会となりました。

講習会に向けて、資料を作るアムチ。
チベット医学タンカの中から
「健康の木」「診断の木」「薬の処方の木」を
大きな紙に書き写し
チベット名と日本語名を書き込みました。
チベット医学タンカは、
「四部医典(ギュウー・シ)」の内容に基づいて描かれています。
8世紀に、ユトク・ニンマ・ユンテングンポによって
編纂されたと言われている四部医典は、
チベット医学の基本となる書です。
四編からなるので「四部医典」と呼ばれています。
四部医典はとても難解だったので、
分かりやすくするために
1688年に、タンカ形式でも表わされるようになったそうです。

なかなか大変な作業です…。
サポーターのHさんも、懸命にお手伝いくださっています。
20名を超える聴講者を前に
チベット医学の基礎について講義をさせて頂きました。
講義中は通訳に忙しくて
すっかり写真を撮るのを忘れてしまっていました…。
深遠なチベット医学の知恵とエッセンスが
広く世の役に立つようにと願って
地道に活動して行きたいと思っています。
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